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2009/12/09

異文化理解のすすめ 第0165号

ALOHA! 皆様お元気ですか? 皆様のお住まいの地域は、どのような
季節なのでしょう。南半球では、目下夏のさかりでしょうね。
ハワイではサンタクロースはサーフィンでくるのですか?
と、良く聞かれますが、答えは
“はい、ハワイの家には煙突がありませんからね。”と言っています。

ハワイの地球色の海に染まる為に、あと10日ほどで私はハワイに行きます。
1ヶ月弱の訪問で日本に戻りますが、
心身ともに南国の太陽を欲しているようです。

自然環境と人間の心のもちようには、やはり親密な関係がありますよね。
太陽から均等に離れた一個の地球という惑星に住んでいながら、
地球の傾きによって、日照時間の長短、季節の有り無し、気候の種別が存在し、
それぞれの地域に住む人間の生活習慣や知恵や文化に隔たりを起こしています。
結局それは、人間が自然に逆らうことなく、自然の中で生かされて生きるべき
存在であることの証でもありますよね。

以前ハワイで行った子供向け異文化理解のプログラムで、
北欧の児童絵本を紹介した時、意外な発見がありました。
その絵本の内容は、北欧の長い冬を過ごした少女が
太陽が地上を照らす季節を待ち望み、いよいよその季節がやって来て、
最初の太陽が昇るのを感動的に語った絵本でした。
“ハワイの子ども達には、その感動が伝わらないのではないか”との
心配がありましたが、逆でした。
ハワイの子供たちは、いつも当たり前に太陽の恩恵に親しんでいた
自分たちに気ずき、その当たり前を感謝する言葉を発しました。
そして、太陽が空に輝かない自然現象に、それぞれ思いをはせました。

デンマークの長い冬のあとに輝いた太陽も、
冬のスイスで四千メートル級山の上で出会った青空と灼熱の太陽も、
日本の四季折々の日和も、
ハワイの南国の太陽も、
どれも同じ太陽なのに、私にとってはその時その場での自分の心情を
暖めてくれた太陽でした。
いつまでも、人間と太陽が良い関係を保つように、
コペンハーゲンで開催中のCOP15世界会議の成果を期待したいものです。

風邪などひかぬように、お元気でお過ごしくださいね。


日本の12月の冷気の中に流れる暖かい焼き芋の香りをこめて、

                      ノブコ タカハシ ムーア

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