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誰も知らないブラジルの本当の姿を無料で紹介。その一部である日系社会は、2008年に百周年を迎える日本との掛け橋です。多文化共生社会の現実を実感する情報源。外国に暮らす日本人の切ない想い、ブラジル人とはどんな人々かなど、どんどん配信します。

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2009/08/18

【BRASIL NEWS】ニッケイ新聞メルマガ版 364号

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    【BRASIL NEWS】ニッケイ新聞メルマガ版364号   2009/08/15
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  これであなたもブラジル通!!! 様々な顔を持つこの国の魅力の一端を紹介  
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※ニッケイ新聞は、ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市で発行されている移住者
や日系人、駐在員向けの日本語新聞。紙印刷版は週5回発行。このメルマガ版は本
紙記事の一部を使って、日本在住者向けに、ブラジルや日系社会に興味を持っても
らえるよう、編集し直したものです。

==コラム「樹海」==
 二〇〇〇年の発刊から十年目となる来年三月、勝ち負け問題を描いた『コラソン
エス・スージョス』(フェルナンド・モラエス著)の映画撮影が始まるようだ。監督
はヴィセンチ・アモリン(43)。セルソ・アモリン外相の息子で八七年から映画製
作に関わり、監督作品もある▼ブラジルでも好評を得たクリント・イーストウッド
監督の『硫黄島からの手紙』(〇七年公開)の製作スタッフが参加するという。同映
画はアメリカ人の監督にも関わらず、日本人俳優によるほぼ全編日本語で作られた。
従来のアメリカ映画の〃変な日本語〃がなく、日本での評価も高かったことから、
俳優も日本で募集するとか▼史実に関しては、文藝春秋の元編集長で『昭和史』の
著作もある半藤一利氏が「よく調べている」と唸ったというから、スタッフの実力
は太鼓判─といってもいいのだろう。だが『コラソンエス~』の方は誰が太鼓判を
押すか。報道では、「テロリスト集団臣道聯盟」と書かれている▼実行犯の証言など
から、十万人の会員を擁したという臣聯が組織的に関わったことには疑問符がつい
ている。臣聯を実行グループと断じた『コラソンエス~』を基にする脚本であれば、
当時三十万人コロニアの三分の一がテロ派ということにもなり兼ねない▼勝ち負け
問題を扱った映画としては、五〇年代製作の『南米の荒野に叫ぶ』以来。各方面か
らの圧力もあり、公開はならず幻となっていた。百周年後の今、〃ブラジルの歴史
〃と捉える機が熟したと見るべきなのだろう。だからこそ当事者であり、成員のコ
ロニアが歴史検証の声を上げるべきではないだろうか。  (剛)
                       2009年08月12日(水)
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****▽ニュース目次▲**********************************************   

             ●今週のおすすめ記事●

☆日伯論談=15回=日本発=池上重弘=日本の高等教育機関で学ぶ若者たちに
希望を寄せて

○日系社会
■証言映像『アマゾンに挑んだ草創の日本人』が完成=ASTELの篠崎さん=「コロ
ニアにも見てもらいたい」=JICA横浜など日本でも公開
■移民と在日伯人の教育比較=日伯で共同研究開始=外国人子弟教育改善にも
=資料提供を呼びかけ
■三段跳びの南部忠平直筆!?=プロミッソン=陸上競技発祥の地に残る優勝旗
=安永家に眠る〃お宝〃
■新型インフルエンザ=在留邦人の感染者を確認=援協、サ・クルスでも対応策
■ブラガンサで初の原爆展=JICA=安藤さん=「平和伝えたい」=13日から

○ブラジル社会
■ウナスール首脳会議=軍事基地抜き宣言文を=情報の一人歩きか=空転する
伯国の指導力=南米を熟知する米情報局
■禁煙法で騒音公害発生=店周辺で深夜まで人の声=取締官の服来たバーテンも
■エコノミスト誌=ルーラの友人は誰か=お人よし伯国外交=民主主義と君主主義
混同=どちらをとるか決断の時
■聖州衛生局=妊婦への配慮規則設ける=新型インフルが猛威=妊娠末期ほど
高リスク=母親に対面しない産児続出
■夢見る人々から甘い汁=米国ビザ申請で書類偽造=聖市5カ所の事務所摘発
■コパカバーナに新名所=〃音と映像の館〃の設計決定=7つの作品から選ばれる

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☆日伯論談
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■日伯論談=15回=日本発=池上重弘=日本の高等教育機関で学ぶ若者たちに
希望を寄せて                  2009年08月15日(土)

本文はサイトでご覧ください
→http://www.nikkeyshimbun.com.br/2009rensai-rondan.html

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★日系社会
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■証言映像『アマゾンに挑んだ草創の日本人』が完成=ASTELの篠崎さん=「コロ
ニアにも見てもらいたい」=JICA横浜など日本でも公開 2009年08月14日(金)

 今年アマゾン入植八〇周年を迎えるにあたり、映像制作会社「アステル・ド・ブ
ラジル」(篠崎勝利代表)は証言映像集『アマゾンに挑んだ草創の日本人~第一回移
民乗船者の証言~』(八十五分、日本語版)をこのほど制作した。第一回トメアスー
移民五人、ヴィラ・アマゾニアに入植した日本高等拓植学校卒業生(高拓生)の関
係者らに取材したもので、国際協力機構(JICA)横浜国際センターの企画。
 篠崎さんは日大芸術学部映画学科卒業。TBS入社後、七五年に海外移住事業団
(現JICA)サンパウロ支所との契約でブラジル移住広報番組を多く手掛けてき
た。
 九一年からインドネシア、ケニア、チュニジア、ドミニカなどで約九年間、JI
CA視覚映像技術専門家として赴任、〇〇年からアステル・ド・ブラジル代表。
 制作に六カ月、八万レアルを費やした。篠崎さんは、「アマゾン先駆者の英知とエ
ネルギーを見直すいい機会」と今年の八〇年を位置づけ、「おそらく一世が関わる最
後の周年行事の企画に関われたことは大きな喜び」と話す。
 一九二九年九月、アマゾンに最初の一歩を記したトメアスー第一回移民の五人の
ほか、アマゾン中流域でジュート栽培に貢献した高拓生関係者らの証言も収めた。
 今月十一日からJICA横浜の海外移住資料館で開催されている企画展「アマゾ
ンに渡った日本人」(http://www.jomm.jp/events/2009/amazon.html)で公開中。
 なお、十月に東京、大阪で開催される『ブラジル国際映画祭』
(http://www.cinemabrasil.info/fcb2009/jpn/program.html)のドキュメンタリー
部門に選ばれており、日本側でアマゾン移住の理解が深まるいい機会となりそうだ。
 「コロニアの方にも見てもらう機会を作りたい」と篠崎さんは、現在発表の場を
検討中だ。

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■移民と在日伯人の教育比較=日伯で共同研究開始=外国人子弟教育改善にも
=資料提供を呼びかけ              2009年08月12日(水)

 国際交流基金の知的交流会議助成プログラムの研究プロジェクト「子供の移動と
教育─戦前・戦中期ブラジル日系移民子弟教育と在日ブラジル人子弟教育の状況比
較研究」の発表記者会見が七日午後、基金サンパウロセンターで行われた。研究代
表者の根川幸男・ブラジリア大学助教授は、「今まで両者は別個のテーマとして研究
されるのみだった。画期的な研究になるのでは」と意気込みを語った。
 二〇〇六年から戦前・戦中期における日系教育史を研究している根川氏。昨年は
基金を通して訪日し、インタビューや資料を基に日系教育史を公の形で残すことを
目的に研究を進めてきた。
 今研究では、早稲田大学移民・エスニック研究所(森本豊富所長)とパートナー
シップを組み、経済危機後にようやく深刻に取り沙汰されるようになったデカセギ
子弟教育をテーマに組み込む。

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■三段跳びの南部忠平直筆!?=プロミッソン=陸上競技発祥の地に残る優勝旗
=安永家に眠る〃お宝〃            2009年08月13日(木)

 ブラジルで最初に運動会が開かれたとされる〃陸上競技発祥の地〃聖州プロミッ
ソンで、戦前戦後の二度にわたり来伯した五輪金メダリスト南部忠平(一九〇四~
九七)の直筆と見られる優勝旗がこのほど発見された。白地の布に「優勝」「南部忠
平」と墨痕鮮やかに書かれた〃お宝〃は、安永家の倉庫に眠っていた。プロミッソ
ンの生き字引、安永忠邦さん(88)も「何故あるのか分からない」と首を捻って
いる。
 南部忠平は北海道札幌市生まれ。早稲田大学在学中に出場したオランダ・アムス
テルダム五輪(二八年)に出場、三段跳びで四位に入賞。
 神宮競技場(東京)で三一年、走り幅跳びで七メートル九八の世界記録を出し、
三二年ロサンゼルス五輪では、同種目で金メダルを獲得している。
 ブラジル日本移民・日系社会史年表(サンパウロ人文科学研究所編)によれば、
一九三九年七月二十九日、ぶえのすあいれす丸で来伯している。ブラジル陸上競技
振興のため、コーチとして招かれたようだ。

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■新型インフルエンザ=在留邦人の感染者を確認=援協、サ・クルスでも対応策
                       2009年08月15日(土)

 新型インフルエンザの感染者が未だに増加しつづけている。十三日時点で、伯メ
ディアの報道によれば、少なくとも国内で二百七十七人が死亡。在留邦人の状況を
関係者に聞いたところ、在サンパウロ総領事館は、「きわめて少ない数だが感染者が
いる」と回答。日伯友好病院でも、これまでに十人の患者を受け付けており注意が
必要だ。
   ▼   ▼
 十一日に在サンパウロ総領事館の松代俊則首席領事代行に行った電話取材によれ
ば、同館管内のサンパウロ、マット・グロッソ、南マット・グロッソ各州およびミ
ナス州三角ミナス地域で、「きわめて少ない数だが在留邦人の感染者がいる」という。
 詳細については明らかにしなかったが、「危険な話は聞こえてこない」と話してい
る。

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■ブラガンサで初の原爆展=JICA=安藤さん=「平和伝えたい」=13日から
                        2009年08月13日(木)

 ブラガンサ・パウリスタ連合日本人会は十三、十四、十五の三日間、同会館(Av.
Nipo-Brasileira, 340, Jardim America)で、初めてとなる原爆展を開催する。広島
平和記念資料館から取り寄せたポルトガル語のドキュメンタリーDVD、無声アニ
メ映画「ピカドン」の上映、写真パネル展示を行う。
 同会で日本語を指導する安藤美紀さん(24、北海道)らJICA青年ボランテ
ィアが声を掛け合い、「日本は世界唯一の被爆国。未来を背負う若い世代に平和につ
いて考えるきっかけになれば。間違いを起こさないで欲しい」との願いから企画し
た。
 終戦記念日の十五日は、ブラジル被爆者平和協会の森田隆会長が被爆体験を語る。
講演は午前十時半と午後三時からの二回。「自分が体験したことだから、自分の言葉
で伝えたい」との意向で森田会長がポルトガル語で話す。
 安藤さんは、「各日本語学校の生徒に平和学習として参加してもらいたい。また巡
回原爆展のように、各地で開催できたら」と話している。


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★ブラジル社会
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■ウナスール首脳会議=軍事基地抜き宣言文を=情報の一人歩きか=空転する
伯国の指導力=南米を熟知する米情報局       2009年08月11日(火)

 ルーラ大統領は九日、十日開催のウナスール(南米同盟)首脳会議で加盟各国
とのチャンネルを持ちながら、意見がかみ合わないことで、これ以上の混乱を
避けるためカクテル・パーティに臨まず帰国の意向を発表と十日付けフォーリャ紙
が報じた。宣言文は、米軍基地に関する条項を平和裏に解決と修正する。ブラジル
政府は、米コロンビア軍事同盟が同国を要塞国家に仕立て、米軍事活動の拠点と
する計画を白日にさらす考えであったが薮蛇になったようだ。
 首脳会議開催地エクアドルのキトーに一番乗りをしたのは、ボリビアのモラレス
大統領。反コロンビアの旗を振り回し、南米のいかなる場所でも、外国人への基地
提供を禁じる。ウナスール会議は、コロンビアを抑えこむチャンスであると宣言した。
 それに対しブラジルは、コロンビア国内に限る軍事作戦ならと条件をつけた。
ブラジルが懸念するのは、米軍の力がコロンビア以外の国に及ぶこととコロンビア
による管理をはなれること。それから米コロンビア軍事同盟は、不透明な部分が
多いと糾弾した。
 しかし、チリとウルグアイ、パラグアイ、ペルーは、軍事基地をコロンビアの
国家主権と内政問題であると考慮した。ベネズエラのチャベス大統領は、
コロンビアを「米帝国の植民地」と位置付けしたが、態度を豹変させた。
 エスタード紙はコロンビアのラ・サバナ大学政治科学のカルロス・ヴェラスケス
教授の見解を報じた。ブラジルの懸念は、米国がアマゾンの国際管理を提唱する
ことという。米政府が南米で発言権を強めるなら「アマゾン熱帯雨林は、ブラジル
の独占物ではない」と言い出すかも知れない。
 さらにブラジルは、アマゾンを管理する能力がないといいかねない。密林を
伐採して、大麻を植えている情報をCIAは確認済みだ。米軍はコロンビアから
大麻栽培を一掃し、次は南米全域が照準に入っている。
 エクアドルのマンタ基地では過去十年、コロンビア軍と米軍が共同作戦を
展開していた。ベネズエラ・ロシア軍事同盟や中国・イラン軍事同盟などに、
ルーラ大統領は何もいわなかった。
 ブラジルとフランスは原潜建造の技術協定を結び、コロンビアに何の打診も
諒解もなかった。コロンビアは、隣国の軍事装備に均衡のとれた軍備を整える
必要があると考えているようだ。

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■禁煙法で騒音公害発生=店周辺で深夜まで人の声=取締官の服来たバーテンも
                       2009年08月11日(火)

 聖州で七日から発効した禁煙法で、バールやレストラン周辺の騒音公害など、
新たな問題も発生したと、八、十日付伯字紙が報じている。
 七日〇時から取締りも始まった禁煙法直後、人が集まる閉鎖又は半閉鎖空間での
喫煙が出来ないため、路上に出た喫煙者達が深夜まで声高に話す声や、喫煙者が
出入りする度に漏れる店内の音が問題になったものだ。
 七日の場合、午前一一時までに取締りが行われたバールやレストラン八八七軒中、
一一軒に罰金が課せられたが、顧客に指導していたにもかかわらず罰金を申し渡され、
不当だと当局に申し立てている店もある。
 一方、周辺住民や店主達の新しい頭痛の種が騒音公害や路上の吸殻。夜間の
騒音規制法があり、住民からの訴訟なども起きている聖市のヴィラ・マダレナや
イジエノポリスなどはその良い例だ。
 また、喫煙のため店外に出る人達をどのように扱うかも問題で、一回毎に支払い
を求めたり、戸外に出る客の手にスタンプを押したり番号の入った腕輪をはめて
もらったり。路上を柵で囲った喫煙コーナーで入場客が一〇人ずつ喫煙する
バラーダなどもある他、取締官が出て行った途端に煙が漂うといった事態を防ぐ
ため、バーテンに取締官と同じマーク入りの服を着せている店もある。
 一方、路上に喫煙者がいる場合、舗道と店内がしっかり分離されていないと罰金
対象となり、扉や壁がない、扉はあるが開け放しで煙が店の中に流れ込んでいる、
店内に禁煙の掲示がないなどで罰金を科せられた店も。
 他方、メモをとった取締官を「罰金を科したりしたらお前達の後を追いまわして
やる」と脅した店もあり、二人一組で回るとはいえ、巡回を恐がる取締官もいる
という。
 発効後半年もしたら、取締りは緩やかになるとの声もあるが、聖市では店舗数に
対し取締官不足で、全店を一回りするのに半年かかりそうだ。
 罰金は喫煙者に払わせるとの方針を発表した会社や学校などもあるが、聖州以外
にも、三市が実施を決めている禁煙法。吸い納めパーティーを開いたバール、
不要となった灰皿を顧客に配った店など、適応までの歩みも様々だ。

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■エコノミスト誌=ルーラの友人は誰か=お人よし伯国外交=民主主義と君主主義
混同=どちらをとるか決断の時          2009年08月15日(土)

 英誌「エコノミスト」は十三日、「民主主義と君主主義を混同するルーラ大統領」
と銘打って絶賛と酷評を織り交ぜた特集を刊行と十四日付けジアリオ・ド・
コメルシオ紙が報じた。オバマ米大統領から「傑作な男」と評されたルーラ大統領
は今こそ、民主主義をとるか、人道主義を売り物に君主主義者側につくのかを
決断するべき時だという。至るところに顔を出すルーラ外交は、もっと旗色を鮮明に
する必要があるということだ。二〇一〇年一月に国連安保理事国に入れば、
イランに対する態度決定なども迫られると同誌は提言をした。

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■聖州衛生局=妊婦への配慮規則設ける=新型インフルが猛威=妊娠末期ほど
高リスク=母親に対面しない産児続出       2009年08月12日(水)

 聖州衛生局は十日、新型インフルエンザ(H1N1)の感染率が高い妊婦のため
病院や学校など公衆が集まる場所での労働時間制限や勤務場所の移動を発令準備中
と十一日付けフォーリャ紙が報じた。公的機関では妊婦への配慮を規則とする。
民間ではスーパーや満員バス、診療所など多数の人が集まる場所への回避を要請。
聖州では七日現在、同病で六十九人が死亡、そのうち十三人が妊娠中であった。
感染者増加の原因は、輸入検査セットの不足で確認が遅れるためとされる。
 これまでにH1N1で死亡した妊婦は、妊娠七カ月目から九カ月目が多いという
報告がある。サンパウロ大学(USP)のエスペル・カラス伝染病科医の話では、
この時期に胎児の成長で横隔膜が押し上げられ、肺が圧迫されるため呼吸量が
制限される。
 そのため妊婦の肺活量が縮小し、呼吸しにくくなり肉体の抵抗力が弱る。普通の
風邪は呼吸器系統を患うが、新型インフルエンザは肺を直撃するためとされる。
 緊急措置は、大衆との接触が少ない部署への妊婦の配置変換。一年生から四年生
の教師は、生徒との接触が少ない部門へ。公立校は十七日に授業を再開し、再延期
はしない。天候が回復し気温が上がったからという。
 病院や保健所は、妊婦を一般受付から他部署へ。妊娠中の看護婦は、患者の配室
業務や病室業務から外す。心臓外科のUTI(集中治療室)は例外。同UTIに
風邪患者は収容しないからだ。

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■夢見る人々から甘い汁=米国ビザ申請で書類偽造=聖市5カ所の事務所摘発
                        2009年08月15日(土)

 米国行きのビザ申請で便宜を図るとの宣伝に乗せられた人々から金を巻き上げ、
偽造書類を作成していた代行業者が十三日に聖市で摘発された。
 十四日付エスタード紙によると、〇八年四月から行われていた捜査に基づいた
摘発の対象となったのは、聖市南部の代行業者(デスパシャンテ)事務所五カ所。
駐車場の奥やランハウスの中にあるものまであったというこれらの事務所では、
米国ビザ申請用に使う所得申告書類や居住証明、家屋や車などの資産証明などの
偽造を行っていた。

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■コパカバーナに新名所=〃音と映像の館〃の設計決定=7つの作品から選ばれる
                       2009年08月13日(木)

 リオ市南部のコパカバーナに、舗道を歩きながら、自然に足を向けたくなる
ような新しい博物館が誕生する。
 十一日付伯字紙によると、七組の設計家達が競った新博物館設計コンテストで
見事金的を射止めたのは、米国のエリザベス・ディラー、リカルド・スコフィーディオ
両氏による作品。
 四日に生誕一〇〇年を迎えた、世界的な風景作家ロベルト・ブーレ・マルクス
設計の波形模様の舗道が続くコパカバーナ海岸から、自然な形で繋がるスロープを
特徴とする瀟洒な設計は、二日間の審査の後、全員一致で選ばれたという。
 八日付本紙東西南北欄でも触れたように、今回の設計コンテストは、二五年間
コパカバーナで営業してきたボアッテを取り壊した後に建てられる、音と映像の
博物館の全体像を描くもので、国内外から七組の設計士達が応募していた。
 博物館が建設される土地の面積は一六〇〇平方メートル。十日付G1サイトに
よれば、建物そのものは四五〇〇平方メートル、駐車スペースも入れると六〇〇〇
平方メートルになる博物館には、常設展示場、各種行事用展示場、講堂、映画館、
調査や検索用の部屋に加え、カフェテリア、大展望レストラン、ピアノ・バーも
設けられる予定だ。

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《邦字紙用語解説》リベルダーデ=日本人移民が集住する地区、別名は東洋人街、
聖市=サンパウロ市、聖州=サンパウロ州、ポ語=ポルトガル語、日語=日本語、
コロニア=移民一世を中心とした日系社会の一部、伯国=ブラジル、伯人=ブラジ
ル人、南大河州=リオ・グランデ・ド・スル州、亜国=アルゼンチン、R$=ブラ
ジル通貨単位レアル。
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