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これまで今と昔の台湾に関する本を三冊自費出版してきました。その中から抜粋して絵や写真を利用しながら一般の台湾ガイドブックにない情報をエッセイ風にお伝えいたします。

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2012/02/01

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                 本日のテーマ~台湾の思い出 (下)              
                             配信日   2012/02/01(水)
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五日目の20日。この日は鳥山頭水庫へ。ついにあの八田ダムが見れる!と、うきうきしながら
向かいました。平日だったので、観光客はほとんどおらず、ダムを独り占め!といった感じで
した。記念館では、『八田来!』のDVDを買うことができました。八田さんの銅像の前には、
日台交流組織の人たちが奉げた花束が置かれていました。お昼を食べた後、オランダ時代の
遺構であるゼーランダ城に行きました。司馬遼太郎の『台湾紀行』を読んでいたことも手伝って、
いろいろ興味深い場所でした。次に、海軍飛行少尉を祀っている飛虎将軍廟へ。
「日本の皆様、ようこそおいでくださいました」という垂れ幕が入口にかけてあって、ちょっと
嬉しくなりました。私が日本人とわかると、廟主のおじさんは写真が撮りやすいように本尊の扉
を開け、電気をつけてくれました。お茶までいただいてしまい、本当に台湾の人たちは親切だな
あと改めて思いました。実はここに来る前にも八田氏ゆかりの廟に寄らせていただいたのですが、
そこでも大変親切にしていただいたので、尚更でした。夜には台中に向かわねばならなかったの
で、後ろ髪引かれる思いで将軍廟をあとにしました。二日間、李さんには大変お世話になりました。
とても自分だけの力では、こんなに多くの場所をまわることは不可能だったので、とても感謝して
おります。「次はいつ台湾に来るの?」と言っていただけて、嬉しかったです。名残惜しくも李さ
んとお別れしたあと、ホテルを早めに出て旧高雄駅舎を見に行きました。中に入れたことに感激!
写真を撮って、新幹線の駅へ。台中へはすぐ着いてしまい、新幹線が好きな私としては少し物足
りなかったのですが、(日本でも名古屋くらいだと乗った気がしない人間です・笑)台中駅へは
在来線に乗り換えが必要なので、それも楽しみでした。初の在来線体験で、切符の買い方にちょ
っと戸惑いましたがなんとかホームにたどり着けました。やってきた青い電車にスーツケースを
抱えて乗るのは少し難儀でしたが、台中駅に降りてその壮麗さを目にしたとき、そんな苦労は吹
っ飛びました。ライトの淡い明りに照らされた台中駅はとても素敵で、しばらく写真を撮り続け
ました。
 
 日目、21日。昼から喜早さんと待ち合わせをして、台中の街を案内していただきました。初めて
お会いしましたが、気さくな方だったので安心しました。現在は役所となっている日本時代の建
物の中に入れていただいたのですが、これも喜早さんのような現地の人がいなかったらとてもか
なわぬことでした。貴重な体験をさせてもらいました。あまりにも綺麗だったので、写真をたく
さん撮ってしまいました。階段の踊り場に大きな鏡があり、日本の江田島(旧海軍兵学校)みた
いだなと思いました。常に身だしなみに注意せよ、ということなんでしょうか。夜は、台湾香蕉
新楽園(内装がとってもレトロで素敵!)で台日会の会長さんと、日本から来ていた大学の先生
とお食事しました。会長さんは日本語がとてもお上手でびっくりしました。日本人が英語を独学
で習得しても、ここまで上手には話せないよなあ…と心の中で唸りました(笑)。
 
 ついに台湾宿泊最終日となる、七日目の22日。来台前に私が「霧社に行きたい」と言っていて、
いろいろ検討した結果、無理ということになったのですが、なんと!その後喜早さんが霧社行き
の手配をしてくれていたのです。喜早さんと、さくら倶楽部の放送頭の周さんとそのご友人を巻
き込んで(笑)、朝から霧社へ向かいました。しかし私は車に弱く、一日中軽く車酔い状態でご
迷惑をおかけしました…。周さんは霧社にとても詳しく、いろいろなことを教えていただきまし
た。他にも、廬山温泉の名前の由来など蒋介石に関するエピソードも興味深かったです。蒋介石
の別荘跡から見下ろした霧社ダムの青の美しさが、今でも目に焼き付いています。午後は、川中
島のタイヤル族の曽さんのお店に伺い、ここでもまたいろいろ聞かせていただきました。私が一
番印象的だと思った曽さんの言葉は、「…恨んでないよ。歴史は歴史だから」。日本に帰ってか
ら、もっと霧社事件について調べてみようと思いました。お店のテラスにカラオケの機械を発見
し、みなさん楽しそうに歌われていました。驚いたのは、カラオケに日本の歌が多く入っている
ということでした。しかも発音がお上手。台湾の人たちがこんなに日本の歌を好きでいてくれる
ことを、日本の人たちがあんまり知らないのが残念です。なので、早速日本に帰ってから周りの
人たちに話したところ、皆感心していました。夜もまたもや周さんにご馳走していただき、さら
にお土産まで持たせてもらって、もうなんと感謝してよいのやら…。車酔いで折角の御馳走をあ
まり食べられず、残念でした。そして、すみませんでした。

 翌23日に私の初・台湾の旅が終わりを迎えたわけですが、近いうちに是非また台湾を訪れたい
と思っています。次は今回行けなかった離島や、東部、そして台北をもっと細かく見たいです。
本当はのんびり一か月くらい旅をしたいですが、サラリーマンなのでそうもいかず、残念です。
もしも脱サラしたら、必ず行きます(笑)。

 最後に。
台南・高雄でお世話になった李さん、霧社行きでお世話になった周さん、その他お世話になった
方々、そして今回の旅のコーディネートをしてくれた喜早さん。皆さんなしでは、このような密
度の濃い、素晴らしい旅はあり得ませんでした。本当に感謝してもしきれません。ありがとうご
ざいました。台湾で見たこと聞いたこと、少しでも多くの日本の友人に知ってもらえるように伝
えていきます。そして、「台湾はすっごく良いところだから、一度行っておいで!」とおススメ
したいと思っています。現に、私の話を聞いて何人かの友人たちは台湾行きを検討し始めました
(笑)。これからも、日本と台湾の草の根交流がずっと続いていくことを祈りつつ、筆を置きます。




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   新幹線(高鉄)台中駅にできたユニークな店
   セデックバレの故郷を訪ねる
「台湾見聞録」戦前の絵葉書(1945年以前の台湾)
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