2009/08/31
印刷だより
-------------------------------------------2009/08/31 ◆◆◆◆◆◆◆ ◆┃印刷だより #83┃◆◆◆◆ http://business.hey.ne.jp -------------------------------------------------------------------- 株式会社ビジネス印刷センター ==================================================================== 東南支部便り 広島県印刷工業組合 広島東南支部長 高野繁義 ────────────────────────────────── ◎第14回支部会報告 支部会では勉強、勉強、勉強で頭をひねり、懇親会では和気あいあいと歓談 しました。 ・日 時 8月19日(水)18:30~支部会 19:30~懇親会 ・場 所 ガーデンパレス 東区光町1-15 TEL262-1122 ・議 題 1.各社近況報告 最近はかなり本音の話題が発表され、ホットな報告があり ました。 2.資料配布(1)「最低限把握しておきたい印刷用語集」 A4 16頁 (株)ビジネス印刷センターが「経営サイド~総務受付~ 営業マン~プリプレス~印刷~製本」までの全ての Work-flowおよび仕事の連携の中で培った極秘資料作成過 程の話とアドバイスがありました。これをたたき台にし て、各社各様の用語集を作成され、社内教育に役立てて頂 くことを希望します。 なお、この資料は「不許複製」なので取り扱いにはご注意 願います。 3.資料配布(2)「収益拡大コストダウン実践プラン」A4 16頁 フルカラー全印工連発行の厳しい内容の冊子を配布し学習 会をしました。 各社とも10頁のRader Chart(レーダーチャート)を埋めら れて自社のStance(立ち位置)を客観的に把握して頂きたい ものです。 4.小林印刷から画期的とも言える「企画」が披露されまし た。なお、印刷会社の業態変革とも言える内容に関して は、セキュリティ面から公表出来ません。興味ある方は直 接小林印刷にお問い合わせ下さい。 ────────────────────────────────── ◎支部会に出席して 【内は支部長補足】 ・「収益拡大コストダウン実践プラン」をそのまま配布されても、活用の仕 方に戸惑った筈ずです。支部長にポイント(特にレーダーチャート活用 法)をシッカリ指摘して頂いたので、早速社内でフル活用します。 【この冊子には毀誉褒貶があり、経営Topが意図している内容を嚥下 咀嚼せずに「コストダウン実践プラン」を社内で敢行されると大火 傷する危惧があります。くれぐれも気を付けて活用して下さい】 ・「最低限把握しておきたい印刷用語集」は支部長の会社で、長年に渡って 社内教育に使われた重みを感じます。こんな貴重なモノを頂いてと思いな がらも「あまり永く生きられないのだから、少々の情報は開示する」と、 ドキッとなることを平気で言われます。支部長が言われるように当社に適 した用語集に作り直すべきなのでしょうが、時間がないセイにして、本当 は能力も根気もないので、頂いたテキストを1頁ずつでも学習していきま す。有り難うございました。 ・支部長は「これからの印刷会社はTop自ら勉強しなければならない。しか も1,2年継続したくらいでは追いつかず、5,6年勉強しなければ方向性を見 いだせない」と厳しい言葉と裏腹に、次から次に勉強材料を提供して頂け ます。当初は戸惑いもありましたが、今は支部会に出ないと取り残されて 損するような気持ちになっております。これは当社だけでなく、参加者が 倍増した数字が照明してくれております。 ・支部会での学習材料は出尽くしたのでは、と思っていたら今日も大変貴重 な資料を頂きました。数年前の支部会でレーダーチャート学習には戸惑い ましたが、今回は少しはマシなチャートが出来るはずだと我ながら期待し ております。 ・オフセット印刷機を捨てて、営業Less経営で、しかもPOD(オンデマンド) だけで、よく経営が成り立つな、と不思議です。差し支えなければその訳 と今後の御社の方向性を教えて下さい。 【当社長の体調不良もあり、八木工場を廃止してからは、今までもオ フセットの80%はOutsourcingアウトソーシングしておりました。大 別して、1.オフ輪、2.菊全~菊半~菊四、3.小物~封筒~カ ード類、4.ビニール・プラスティック類等特殊物、5.大量伝票 &連続伝票、6.小Lot伝票、に強い外注先との良好な関係を築いて きました。 「強い」という意味は、専門的な技術蓄積と最適な設備をされてい るので、品質が良く、そこそこに安く、しかも納期も早く、何より も「信頼がおける関係」だと明言出来ます。しかも当社は「お客様 以上に外注先に頭を下げろ」を頑なに貫いております。何よりも 「外注先Manual(社外秘)」を作成して、相手には見せられない各社 のSecret(極秘事項)(ex.A営業マンはホーレンソー意識欠如につき 要注意etc.)明記してトラブル発生を回避しております。 「良好な関係」というのは、お客様の言われた納期はなるべく引き 延ばし(絶対納期は別ですが)外注先に無理難題を押しつけず、安く 仕事をして頂いているのだからと合い見積もりをとったり、値切っ たことも滅多にありません。 それから、賢い営業マンは印刷会社には絶対必要です。頭を使わず (=1日の行動イメージが描けず)ご用聞き営業マンが殆どだと言え ます。彼らの人件費+営業コストは今の時代には高過ぎます。いき なり宅配活用したら、お客様から「横着している」と捉えられま す。事前に連絡したり、配送手続き済ませた直後に「送り状」を FAXしたり、相応の配慮が不可欠です。Net通販の場合は遠隔地納品 が多くコレクト(代引き)決済により集金業務まで一括処理出来るの で、営業経費は限りなくゼロに近づきます。ここまでするには受付 ~総務~営業~制作~出荷まで、全社内をシステム化しなければ不 可能で、かなりの時間と試行錯誤が絶対条件になります。たとえば 先月の例で言うと、大阪から10万枚のチラシを受注し、その仕事に 強い(=適した)会社へ外注依頼します。お客様からのご要望は、10 万枚のチラシを納品日を変えて、関西方面5か所に分納になってい ます。当社では受注時に自動的に総務で送り状が発行され、発注時 には外注先に渡しております。そして外注先から直送しますが、発 送直後に送り状を当社へFAXして貰うことに取り決め(Manual化)し ております。 生意気言いますが、営業マンが送り状を書いたり、配送手続きをし ているような印刷会社では、当社のようなシステム構築は無理でし ょう。 それからもっと生意気言うと、PODで飯が食えるのは、コピー屋さ んや事務機屋さんと違い、Data処理~印刷~製本まで「印刷のこと を知り尽くしているからだ。End Userお客様のNeedsを把握出来る からだ」とお答えしておきます。説明すると長くなるので、紙幅の 都合で割愛させて頂きます】 ・人材教育に何故そこまで熱心なのですか? 【「人」にお金をかけて赤字なら優良企業だと思っています。利益追 求に走り「人を育てる」ことに真剣でない会社は、たとえ黒字でも 優良企業だとは思えないからです。あまり内部留保もなく、弱体の 赤字会社に見えても、存在感のある会社を見ると、同士にあったよ うに嬉しくなります。やがて育った人材が印刷界や社会に貢献して くれることは経営者冥利に尽きます。会社経営の第一目的は人を育 てることだと思っております】 ・不躾で失礼な質問だが、年商以上の含み資産を凍結した、とお聞きした。 何故か? 【迷惑が及ぶ関係先もあるので、つまびらかには出来ないが掻い摘ん で説明する。 当社長の体調不良もあり、将来を見越しての取り組みに悔いを残さ ないために 何度も逡巡しながら、以下の3項目を敢行した。 1.固定資産重視から脱却するために「含み資産」を凍結 2.取引業者のCash Flow改善のためにも、手形発行を廃止 3.先が読めないのだから、儲けよりCash Flow最重視へと原点 回帰 固定資産圧縮は経理面では理に適っているだろう。凍結したのは、 当社長が病を言い訳にして、甘えと我が儘になるのを排斥するため だと結論づけたい。 理解出来ないだろうが、退路を断ってでも命懸けで真っ当な経営に 精進したいからだと付け加える。 ────────────────────────────────── Post Script ・「デジタル印刷機 拡販」8月25日の日経記事を社内ミーティングに使用し た。社員からも異口同音に「POD印刷・Digital印刷は当社にとって追い風 となっている」との発言があった。更なる対応力を付けるためにも、 Top~総務・受付~Prepress(制作)まで、各自各様に「勉強・勉強・勉強」 を継続しようとカクニンし合った。 当社は10年以上前からPOD・Digitalに路線変更し、振り返れば「少し早す ぎたな」と感じながらも、不釣り合いな投資額や技術面での不都合を乗り 切ってきた。 「せっかく収穫期を迎えたのだから、社長はしぶとく長生きせよ」が社員 からのMessage(命令)だった。24日の抗ガン剤投与の副作用が週末から始 まるので4~5日入院しなければならない。地獄の1週間を忌避することも 出来るが、長生きしたいので治療は続ける。厭世観が起きないのは、仕事 が面白いのとQOL(Quality of Life)が充実しているからだろうと自己分析 出来る。 ・先々号の「Topの自覚と決断」のResponseに、真珠湾やChurchillチャーチ ルのような非情な決断が出来る貴殿は素晴らしい、と言うのがあった。断 っておきたいのは「印刷だより」の筆者は私だから言い訳しないが、 Story Tellerとしてのマルチ人格を兼ね備えているのだと強調したい。 Multi=多重人格or分裂症と捉えられても仕方ないが、私本来の性格は、 空襲があることを察知すれば、大局的な戦略などどうでも良く、目先の人 々を救うことしか考えられない性分だと言うことを蛇足したい。 OGRE 詳しくはこちらのホームページをご覧下さい →→→http://business.hey.ne.jp ==================================================================== ◇ご意見・ご感想◇ business@x.age.ne.jp ◇このメールマガジンの解除はこちらから◇ →→ http://business.hey.ne.jp/magajin/magajin.t.htm ==================================================================== 発行:株式会社ビジネス印刷センター (〒732-0052 広島市東区光町二丁目2‐1) 第84号は10月01日予定です



