2009/03/02
印刷だより
---------------------------------------------2009/03/02 ◆◆◆◆◆◆◆ ◆┃印刷だより #76┃◆◆◆◆ http://business.hey.ne.jp -------------------------------------------------------------------- 株式会社ビジネス印刷センター ==================================================================== 「記念下敷き」 Long-tailだったはずの「オンデマンド下敷き」が徐々にLong-head化しつつ ある。 判りやすく言えば、Netを通じて年間数十件受注していた「少部数下敷き」 が繁忙期には月間数十件処理するようになった。 1 学校関係には 「閉校記念下敷き」「卒業記念下敷き」「卒園記念下敷き」 「二分の一記念下敷き」 「運動会記念下敷き」「学芸会記念下敷き」「見学会記念下敷き」 「生徒募集用下敷き」 2 一般企業・公共団体etc.には 「カレンダー下敷き」「竣工記念下敷き」「ヒヤリハット下敷き」 「事故防止下敷き」「Manual下敷き」「5S下敷き」etc. が若干でも収益向上に寄与してくれるようになった。 学校や幼稚園の父母の方(=印刷発注のAmature)からWebを介して受注するの だから「下敷きWeb受注Manual」を何度も加筆修正し、大量受注が可能に成 りつつある。不十分なDataからPOD出力して作成するのだから品質にばらつ きが生じるので、歩留まりを95%以上に高めるためには、全社員の知恵を出 し合って解決策を模索し続けた。 「POD表面処理+韓国で特注Film作成+Virtualトンボ+etc.+etc.(当社の Top Secret)」 コロンブスの卵的ないくつかの小さな工夫の「組み合わせ」により、他の下 敷きメーカーとの「差別化」が図られ、「下敷き作成Manual」も完成に近づ いた。 ────────────────────────────────── 年賀シーズンも終了し、当社長の体調も悪くないので、卒業シーズンのタイ ミングを見計らって、全国小中学校3万校を対象に「卒園・卒業記念下敷き FAX作戦」を展開した。 FAX送付専門業者に委託したら、このご時世だから以前の半額以下の「35万 円」のコストで済んだ。 まず「迷惑FAXお断り」のBad Response(FAX返信)が200件くらい届いた。 E-mailにも「商行為に学校のFAXを無断使用されて、企業理念を疑う」等の 厳しい苦情が数件届いたので、最初の1校には長々と慇懃にお詫びの Responseをし、2校目からはShort-cut(コピペ)を活用して返信した。 五月雨式に申し込みや問い合わせの反応があり、最終的には200校近い Responseと、その20%位の成約があった。 今日現在(2.27)も2校申し込みが入っている状態で、3月末でないと集計 出来そうにない。 200校/30,000校=0.7%のResponse率は、DMのResponse率0.3%を遙かに凌 ぐ成果を得られた。 DMよりも低コストで、ROI(*1)を計算すると、試み初年度で充分Pay出来た。 これからは「FAXによる仕掛けやWeb受注の時代ですね」と同業者が巧言令色 されたが、答えは「当たらずとも……」を通り越して「否」だ答えている。 成果を分析すると、NetによるLong-tail〜Long-headは「Contentsが重要」 だと思える。 「少部数オンデマンド下敷き」という「差別化商品」+「10年近く連綿と続 けてきた仕掛け」によるものと捉えている。 町村合併や少子化により、どこどこの学校が閉校する、と言うNewsを入手す ると「お寂しい限りで……、生徒さんや先生方の記念として」という Love-letterと作成見本を全国に送付し続けてきた。 先月は、甲子園で有名な市立○○商業が立命館高校になるとのTVニュースを 観た社員が「一本釣りManual」に従い、勝手に(失礼、自発的に)見本等を当 社オリジナルの「閉校記念封筒」にいれて送付していた。 学校関係にはヨコのつながりがあり? 口コミ効果も検証されるようになっ てきた。 年賀ビジネスはほぼ完全Manual化しているが、下敷き受注殺到には慣れてお らず、制作員はピリピリしているので、腫れ物に触るように接して2か月間 を乗り切った。 年が明けて今日まで、4か月分くらい仕事して来たように感じている。 もっとも私自身は、受注活動と対外折衝(特にClaim処理)のみで、制作には 一切タッチしていないが。 ───────────────────────────────── 一つの作戦が完了すると、成功要因あるいは不成功要因を、全社的に 「PDCA(*2)進化論」で分析することにしている。 1来年度は、仕掛け時期を早めて年賀ビジネスPeak終了時に「幼稚園」 「保育園」「高校」「大学」「専門学校」etc.に一斉FAX発信しよう 2申込者には「カレンダー下敷き・卓上カレンダー・蛇腹カレンダー」 の3点セットをプレゼントすることで、Response率を高めよう。 3一人ずつ顔写真を入れ替える「Variable可変印刷」に挑戦しよう 4Monster Client(歓迎したくない客)対処Manualを確立しよう 実は、顔も見えない相手とDataのやり取りをするのは、かなり無理も生じ る。 発注慣れしていない方には、懇切丁寧に、それこそ痒いところに手が届く ほど指導しているが、それでもClaimをゼロにすることは不可能に近い 例1「出力見本添付していなくても、Dataが少々不備でも、プロなら完 璧にしてくれるべき。色校正も4回してダメなら他の業者に出しま す」美術の先生 例2「デジカメDataでも、PDFにしていなくても、出力見本無しでも完璧 に仕上げるのがプロでしょ」保育園父母の会の役員さん vs 「4万円の仕事だからと言って、安かろう悪かろう発想はありませ ん。 しかし、10万円近いご要望には応じられません。学校の先生の常識 は、ビジネス界の非常識です。校正代金は請求しませんのでどうぞ 他の業者に発注して下さい」 「出力見本を添付して頂かないと「文字化け」「体裁崩れ」「色補 正」などが不可能です。おまけに発注ご担当者でない方からの Claimは対処出来ません」 Segmentこそ早く、Business-likeに行うべきだが、やはり良い気分では ない。 5POD下敷きも「差別化商品」になっているのは向こう3年くらいの筈で、 そのうち他者も真似てCommodity陳腐化するだろう。 それまでに新たな「差別化商品」を開発しよう。 ───────────────────────────────── ROI(*1)Return on Investment費用対効果 仕掛けを成功させるにはお金を掛ければ良い、といったも のでもなく、かけるCostに対して、売上と収益額の仮説を 立ててから慎重に、それこそ最低限のCostで取りかかるべ き PDCA(*2)PLAN・DO・CHECK・ACTIONは作戦遂行のための基本 作戦を錬って(PLAN)、それを遂行(DO)して、成果を分析 (CHECK)して、さらにStep-up進化した作戦に昇華(ACTION) させること ────────────────────────────────── Post Script Dr.曰く「2月9日のCTスキャン検査は正念場」だったが、幸いにも転移拡大は していなかった。「TS1服用を辞めてもいいんですが(シメタ)、待てよ腫瘍 マーカ値が7.2〜10.2に上がっているので継続しましょう(ガックリ)。値が 0.1上下しても一喜一憂する患者が多いが、あなたは平然としているから当分 死ぬことはないでしょう(ホンマカイナ)」 下敷き作成に追われて「印刷だより」発行が遅れると、何かあったのでは、 と心配して頂けることは、感謝の極みだ。 「頑張り過ぎよ」と心配して頂けることは有り難いのだが、全く頑張っては おらず、飄々と毎日を過ごしている。 好きだから出来ることだが、3月になると満を持していた次なる作戦を Collaborationを組んで(当社だけでは無理なので)展開する。 体調を考慮しながら、手抜きしながら仕事する毎日が、Thrillingで Excitingでたまらん。 OGRE 詳しくはこちらのホームページをご覧下さい →→→http://business.hey.ne.jp ==================================================================== ◇ご意見・ご感想◇ business@x.age.ne.jp ◇このメールマガジンの解除はこちらから◇ →→ http://business.hey.ne.jp/magajin/magajin.t.htm ==================================================================== 発行:株式会社ビジネス印刷センター (〒732-0052 広島市東区光町二丁目2‐1) 第77号は04月30日予定です



