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『デジタル印刷会社宣言』をしてオンデマンド印刷、可変印刷に特化している。オリジナル下敷き、三国志下敷きなどが得意。ネット受注では、北海道から九州までを網羅。

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2008/11/20

印刷だより

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◆┃印刷だより #73┃◆◆◆◆  http://business.hey.ne.jp
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                                  株式会社ビジネス印刷センター
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印刷会社に明日はあるのか?(Q99-7)
これからの「印刷会社経営」を模索して


印刷会社のみならず日本中がWorker Holic(働き蜂)だったのに「先の見え
ない不安と過当競争」に疲れて働く意欲を失ってしまっているように思える。
労使ともMental-health(精神面)に問題を抱え、殺伐とした職場が増えて
いるように思える。Shrink(元気を失った)印刷会社に再び活気は戻ってくる
のだろうか?
元気を取り戻すためには(反論はあろうが)印刷会社の健全な事業継続は
「1顧客の創造と、2身の丈を低くすること」だと提言したい。
 1ですぐに思いつく言葉は「新規開拓」になるが、日頃から(10年以上)や
  り続けた社風がないと徒労に終わる。
  それよりも既存顧客の事業発展のための新たな印刷物提案や、今まで見
  過ごしてきた「印刷物納品の回りの付加価値開拓」に新たなビジネス
  チャンスを模索したい。
 2はCollaboration・Alliance(外注・提携)に尽きるが、Governance(企業
  倫理感覚)やSecurity(機密保持)が確立していない後ろ向きな企業との
  関係構築は不可能になる。補足説明すると汚い言葉になるので割愛する。

印刷界は「サービス産業・知識産業」だと言われて久しく「知識産業の成
否は、優秀な知識労働者を(1)惹きつけ、(2)永く留まらせ、(3)Motivation
(やる気)を起こさせるかにかかっている」と思われる。
語弊があろうが、勉強しないTopやLevel以下のダメ社員はこれからの印刷会
社には不要になったと推察する。お客様や社会へのValue(価値)を創造す
るため、社員を生かす印刷会社経営のあり方を模索し続けたい。 

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★印刷会社は、Bubble崩壊後に殺伐とした職場になった
 社員と企業が運命共同体であるような、Evidence(経営理念)のシッカリし
 た印刷会社も散見・羨望するが、経営道徳観の少ない老害経営者が居座り
 続けているのも現実の姿であろう。
 「社員にまともな賞与も払えないのだから、Topは役員手当を返上する」
 vs「不景気と無能社員のセイで役員手当を減らされた、何とか社員給与支払
   いを抑えたい」両者に対してのCommentは無用に思える。
 蛇足だが後者は、経営や人事に関する以下のKey-wordをいくつ知っている
 だろうか?
  ・組織のFLAT化・Career設計・Diversity、Caffeteria Plan・選抜人事
  ・Leader-ship開発・社内資格制度・360度評価・Motivation-up
  ・成果主義・企業改革etc.

★世の中の動きを把握しておきたい
 現状を認識しようとすれば「印刷不況」の外枠に「日本の不況」があり、
 さらに外枠の「世界同時不況」を些少なりとも把握しておかないと浮上が
 目指せないように思える。
 今の金融危機は、米国Sub Prime Loan(信用力の低い個人向け住宅融資)
 に代表される欧米型の短期利益追求至上主義が限界にきたことが根本原因
 だと思える。
 欧米型企業経営では、いかに投下資金から得られる利益を短期間に増やす
 かが最優先されてきた。ROI(投下資本利益率)を高め、配当を増やすこ
 とが至上命題となっている。
 金融産業が歪に発達した欧米では、様々な資金調達手段や金融商品が生ま
 れ、専門家でも全容をつかむことができない。
 資金の貸し手と借り手が錯綜する複雑な仕組みが開発される一方、資金調
 達と運用の規模は、各国の金融緩和政策やFund Moneyなどによって、実体
 経済の規模とは関係なく膨らんだ。
 欧米では実体経済の規模に比べてお金がお金を生む虚業(金融産業)が大き
 くなり過ぎた。
  Green Span前FRB議長は「金融界の無謀を野放しにした自分の認識違いだっ
 た」とハッキリ誤りを認めており、我が国の政治家・金融政策者とは違っ
 て潔さを感じる。
  現時点での資本主義が終焉を迎えようとしているのだから、印刷界も「印
 刷設備を増やせば仕事が来る」時代が終わったことを再認識したい。

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★「同族ふんぞり型経営」から「社員第一主義経営」の時代に
 同族経営自体は悪いことではないし、大量印刷物生産のために高価な設備
 や人員を必要とし、20世紀の産業資本主義の時代には合理的だった。
 ところが人の知恵や技が勝負の「知的資本産業」時代では、大規模な土地
 や設備はCollaborationやAllianceにより節減可能になりつつある。 
 産業資本主義の時代には、印刷業界は設備増強が売上を確保する一番の近
 道だった。どちらかと言うと、社員は人件費という「Cost」として捉えら
 れ、印刷界の人件費は他業界に比べて極端に安かった。
 しかし、印刷業もIT(情報技術)、Contents(文書)処理といった知的資
 本が重んじられる業態になってしまった。
 今までは紙代と原材料費と人件費の合計額のみが、印刷業で生み出す価値
 になっていたが「知恵や技を持った人」が勝負出来る知的資本主義の今日
 では、社員の頭脳をフル活用して、新しい価値を生み出す「人材力」が
 印刷業発展のカギのように思える。
 これからは、社員を人件費という「Cost」と見なすのではなく、顧客や社
 会に「Value」を生む起点として生かす「社員第一主義経営」が主流になる
 ように思える。

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★少数精鋭で労働生産性を上げる
 設備更新や社員教育で社内体制を整えたりしても、直ぐに人材の質の向上
 は図れない。それでも社員一人一人が価値を生み出す力「労働生産性」を
 上げることが、印刷業にとって最重要課題だと思える。
 労働生産性とは、社員1人当たりの付加価値を指し、社員人一人一人が価
 値を生み出す力や効率を示す指標だと言える。
 原材料費や人件費が高くなった現状では、社員の生活が豊かであり続ける
 には、一人一人の頭脳を生かして、一人一人が生み出す価値=労働生産性
 を高めることが今後ますます大切になるだろう。

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★印刷界の労働生産性はSiestaの国「Spain」にも負けている
 国際比較をすると日本の労働生産性はあまりに低くなった。日本の労働生
 産性は、OECD(経済協力開発機構)加盟30カ国の中で20番目、主要先進7
 カ国(米・英・仏・独・伊・加・日本)の中では、1993年以後13年連続最
 下位になっている。 
 日本は「お客様は神様」という誤謬神話で、毎日2時間シエスタ(昼寝)する
 スペインにも負けている。印刷界では、特に「仕事している振り」「仕事
 しているつもり」の錯覚をTopが奨励しているように思えて仕方ない。

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★「大量生産・大量販売」Modelはとっくの昔になくなった
 世の中に目を転じてみると、Global化がさらに進み、国と国・企業と企業
 の競争が激しくなっている。
 戦後の日本は製造業が中心に経済成長を続け、永久に続くように思えた。
 先進国では、企業側の効率を優先した量産が通用するのは、Commodity
 (汎用品)のみに限られている。
 印刷業界ではどこも同じ品質の規格品を納品しようとするのでは、価格競
 争に巻き込まれるだけであろう。
 「血のにじむようなコスト削減」と「高品質の標準規格品による市場シェ
 ア拡大」にしがみついている間に、世の中は量産事業モデルが過去のもの
 となりつつある。
 成功体験が忘れられず、大量受注・大量印刷の発想で、旧態然とした経営
 感覚から抜け出せず「辛抱すれば良い時代がくる」などと宣うTopが意外
 に多い。

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★印刷会社浮上のためのSolution(解決策)は?
 印刷業界は長時間働いていても、1人当たりの価値を生み出す力が著しく
 低いように思える。元気を失ったお客様に新たな印刷価値を提供する為に
 は、どうしたらいいのか? 確信はないが、お客様の商売が好転するよう
 な印刷物提供や情報提供しかないように思える。
 Valueを生む力=価値創造力をもっと上げるには、大量生産・大量販売を
 目指した産業資本主義の既成概念から逃れることが大事になろう。
  ・印刷会社が自社のSP(販促)印刷物を作成したり、
  ・不十分な原稿から洗練された原稿作り(Catch Copy、デザイン、
   日本語修正etc.)
  ・強みをAppeal出来る自社の会社案内を作成出来るか?
 当社内のことで恐縮だが、大手印刷会社を定年退職した営業マンが憤慨し
 ながら「社長、お客様が出鱈目な原稿しかくれないんです」に対して、
 「だから当社で5W1H・起承転結・Logical Thinkingすれば良いのだ。それ
  が当社のAppeal Point(差別化)だし、利益確保の根源なんだ」
 と諭すと、その営業マンから
 「え、そこまで印刷会社がさせられんですか?」語気強く反論があり、
 1年経過しても既成概念が変わらず当社を去っていった。

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★どんな状況でも印刷仕事は、Valueを生み出す楽しい仕事だと信じたい
 どうしたら、お客様の商売の手助けする印刷物ができるのか? 
 理想論だが、商品やサービスを企画提供する社員も、お客様と一緒になっ
 て楽しく気持ちいい体験を心がけたい。
 「普通の社員」からお客様に喜びや感動を与えられるような「一流社員」
 になってもらうには、社員が高い意欲で働けるような「人事戦略」が印刷
 業にとってますます大切になるだろう。
 社員たちが真剣にお客様のことを考えて、仕事に打ち込み楽しめるような
 「職場」と「風土」を作り、社員を「Cost」ではなく「Value」にするこ
 とが、経営者や上司の仕事であろう。
 社員の知恵や能力を生かすことに力を注ぐ(=社員が賢い)会社は、お客
 様の支持を受ける「強い印刷会社」になれるだろう。 
 社員が真剣に仕事を楽しみながら、互いに協働し、互いに切磋琢磨しても
 らわないと、お客様や社会にとってのValueは生まれない。
 留意すべきは、上司は評論家であってはならず、率先垂範で手本を示した
 い。机上の屁理屈だけではなく、具体的に社員第一主義経営のあり方を模
 索していきたい。

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Post Script
・JAGRAや印刷工業組合から「会報の原稿が足らないから明日までに埋めて
 欲しい」と頼まれる。付け焼き刃で、文言を手のひらでこね回しているの
 だから、発行後に読み直すといつも自己嫌悪に陥る。それも定めだと、言
 い訳的に諦めてはいるが……
・軽い抗ガン剤服用の時には、休日は美術館巡りや花を愛でていたが、
 「TS1」服用し始めてからは半日以上眠ることにしている。
 「寝る子は育つ」と言いたいのだが「悪い奴ほどよく眠る」と揶揄される。
 案の定、白血球数値が3,000から7,200(ほぼ平常値)まで回復した。今は
 小さな変化でも大きな喜びになる。
 「副作用が減ったと言うことは、ガン細胞を抑える本作用が効いていない
 のでは?」と感じるの弱気ではなく、罹患した者共通の本能だと聞いた。
 それを口に出来るのは歯を食いしばらず、飄々と毎日過ごしているからだ
 と思える。仕事は楽しい!!

                                OGRE


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                  第74号は12月26日予定です
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