2008/09/24
印刷だより
---------------------------------------------2008/9/24 ◆◆◆◆◆◆◆ ◆┃印刷だより #71┃◆◆◆◆ http://business.hey.ne.jp -------------------------------------------------------------------- 株式会社ビジネス印刷センター ==================================================================== 「印刷だより#71」 ◎ オバタリアンの語源はリバタリアン? (Q99-4) 「オバタリアン」は、世の中では皮肉っぽく、批判的に使われることが多い が、オバタリアンのしたたかさにも良いところも多くあるはずだし、その是 非をここで問う気持ちは更々ない。 当初、TV評論家たちはVegitalian(ヴェジタリアン・菜食主義者)からオバ タリアンという言葉が派生したのだと宣っていた。 当時、私はどうしてもLibertalian(リバタリアン)が語源に思えて仕方な かった。 友人達との井戸端会議? の雰囲気を乱したくなかったので、蘊蓄を挟むこ とを慎んでいたので、恥をかかなくて良かった、と安堵している。 最近判明したことだが、どうもBattalion(軍隊・大軍)が語源だそうで、 4コマ漫画の「オバタリアン」から発生したそうである。 ──────────────────────────────────── Libertalianと言う言葉は、経済学をかじった者にとっては、基礎的かつ初歩 的な必須学習Item(項目)になっている。 Libertalianは、古くは経済学の父と言われるAdam Smith(アダムスミス)が レッセフェール(自由放任主義)の中で唱えたと解釈している。 最近では、前FRB(米国連邦準備理事会=日本の日銀に当たる)議長の Green Span(グリンスパン)や、我が国に於いては民主党党首の小沢一郎も Libertalianism信奉者と言えよう。 前経産省大臣の竹中平三もそのCategoryの中に入れても差し支えなかろう。 竹中の言動・政治歴に関しては毀誉褒貶有ろうが、私的には「功罪相半ば」と 言うよりも寧ろ、功=60%・罪=40%と評価したい。 ──────────────────────────────────── そもそもLibertalianとは何か? と問われたら、少々乱暴だが解りやすく言 えば、「一部の大金持ちが潤沢な金をシャワーのように下に流すことによって 民衆(経済社会全体)が潤う」と言う理論だと解釈していただきたい。 我が国封建社会を振り返っても、「泣く子と地頭には勝てぬ」といわれた地頭 は、今の時代なら差詰め渡り鳥官僚・悪徳官僚のような犯罪人で、民を多いに 苦しめ、私腹(利権)を肥やしていたらしい。 しかし、学生時代「封建村落における経済システム」を学んだ者としての認識 は、名主・庄屋様と呼ばれる人たちの多くは「篤農家」と呼ばれ、お上にたて ついてでも、小作人を庇護していたらしい。 いわゆる「分限者(ぶげんしゃ)」とも呼ばれ、彼らの庇護で小作人達はそれな りに潤って、人生(or郷土文化)を享受・享楽していたらしい。 分限者という言葉には、ただ裕福な人だけではなく、品格を備えた由緒ある人 柄・家柄さえも連想させる。 ──────────────────────────────────── それでも私は、どうしてもLibertalian原理主義(≒資本主義)には疑問を感 じる。 社会主義原理主義者には辟易するが、社会主義も資本主義もさほど優劣が付く ものでもないと思える。 それではどうしてCapatilism(社会主義)が衰退したかと問われたら、Marx・ Max Weberを囓った者なら、理論的にはCapitalism(資本主義)を凌ぐであろう が、単に「硬直した官僚主義」と「情報技術革命に対応できなかった」からだ と捉えたい。 このことは単純に思えるが、人間の性(=さが=業)の面から演繹的に観察し ても、社会主義の行き詰まりを否定することは出来ない。 ──────────────────────────────────── 最近、碩学と言える人たちは「資本主義の悪弊」を喧伝し、警鐘を鳴らし、 「ポスト資本主義社会」を模索している。 残念ながら、「ニューエコノミー(≒新資本主義)」台頭必要性のかけ声とは 裏腹に、Aufheben(=昇華・突き詰める)した「ニューエコノミー」の中身は誰 一人として具現化してくれていない。 けだし、社会主義には資本主義にない長所が沢山あるし、もしかしたらLogical には資本主義を凌駕するだけの理論があるようにさえ思われる。 しかし資本主義にも多くの長所は存在する。 たとえば、Built in stabilizer(ビルトインスタビライザー)を判りやすく言え ば、社会経済システム全体の危機に対する緩衝作用のようなものだと捉えて頂 きたい。 数式で説明したいが、それにはあまりにも多くの紙幅が必要になるので割愛する。 最近のサブプライムローン問題でさえ、1929年のように「世界大恐慌」に陥らな いのは、高度に発展したShock Absorerとも言うべきBuilt in satbilizerが Globalに機能しているからだと解釈している。 「歴史は繰り返す」と言われるが、上記に関しては、まさに「歴史は繰り返さな い事もある」ことが実証されたとも言えよう。 私自身はかなり不勉強ながらも、経済学の真髄とはJeremy Bentham(ベンサム)の 唱えた「The greatest happiness for the greatest number」(最大多数の最大 幸福)を希求する学問だと捉えている。 実は私も尻馬に乗って、資本主義の悪弊や、Libertalianismが格差社会を拡大さ せ、世の中の歪みを生み出していると指摘したいのだが、十二分に論評する能力 はない。 私に言えることは、今の世の中は(特に欧米で甚だしく、日本もそうなりつつあ るのが悲しいのだが)お金持ちは偉い人と錯覚してしまう「拝金主義」が横行し ていると。 お金をしこたま稼ぐこと自体に問題はないかも知れないが、どうしても「あくど く」稼ぐ臭いがしてならない。 「チューリヒの小鬼」「リヒテンシュタインの資金洗浄暗躍」、「投機マネー」 「ヘッジファンド」「ワラント」「モゲージ(抵当証券)」、「LBO or MBO買収手 法」それらをひっくるめて「詭弁とも言える金融工学」etc.etc.を賞賛するのが Libertalianismに思えて仕方ないのだが……。 質が悪いことに拝金主義者達は、自分たちにとって都合の良い文化を世界中に席 巻させてしまう事に悪意すら感じていない。 そして、それに迎合する三百代言(*1)的経済学者達は、拝金主義者の理論を正当 化する大義名分を生み出す。 (*1)宮澤賢治の「イーハトーブ」の世界では、古来、日本では三百文で 虎の威を借る評論家や弁護士的卑しい人間を指す言葉だと言われて いる。 元来、日本人はお金にはさほど汚くなかったはずなのに……、欧米の拝金主義に 恨めしささえ覚える。 世界中の「良心の全身に充満したる経済人達」が寄り合い、10年くらい何度も何 度もDebate(=悩み)を繰り返し、資本主義と社会主義の弊害を廃し、両者の良い ところを徹底的に取り入れ、汗水流して働く人々が報われる社会を構築してくれ るよう、切に願う。 ──────────────────────────────────── Post Script 9月21日に「日経TEST」をわざわざ受験料5,000円支払って受験した。全国で1万 人を越す受験者の多くは学生さんのような年令の人で、私のような60歳過ぎた 若者? はほとんどいなかった。 80分間で100問の設問は、マークシート方式に慣れていない者にとっては、時間 が足らなかったし、良く練り上げられ推敲された設問に回答することは難しかっ た。 学生さんとのGeneration Gapを感じながらもギリギリ難問を80%クリアした、疲 れた。広島会場の安田女子大学キャンパスを見渡すと、しっとりした佇まいに 暫しの時を過ごし、絶好の向学心を育んでくれる環境に魅された。 可なりBareer Freeも配慮されており、今の時代なら4年間のCampas Lifeを遅れ たのだろうな、と懐古の念に浸った(40年前は、同志社大学では車いすでの復学 は許されなかった)。と同時に、仮に復学出来たとしても、今の幸せな人生を全 う出来たかどうか疑問符がよぎり、「今のまんまの幸せ」を今更ながらに噛みし めている。 ──────────────────────────────────── あろう事か、大動脈そばのリンパ節に転移していた箇所が石灰化? していて 転移拡大もなく、今年いっぱいは入院しなくて済んだことを報告する。 一昨日(9.21)より、三度めが始まった抗ガン剤治療も「命あっての物種」で、 年末までの3か月間は相当にしんどいけど我慢出来る。 29日には、年賀シーズンに向けて新たなオンデマンドのサブマシンを増設する。 突拍子もないように思われる向きも有ろうが、臨機応変に、多様性を考慮した 上での短期経営計画に基づくものであることを社員同様に自覚している。 湧き出る「新作戦」の連発や、印刷業界でのLeader-ship継続に何ら疑いを持た ず、短期経営計画を推進出来る「今のまんま」に至福を感じる。 OGRE 詳しくはこちらのホームページをご覧下さい →→→http://business.hey.ne.jp ==================================================================== ◇ご意見・ご感想◇ business@x.age.ne.jp ◇このメールマガジンの解除はこちらから◇ →→ http://business.hey.ne.jp/magajin/magajin.t.htm ==================================================================== 発行:株式会社ビジネス印刷センター (〒732-0052 広島市東区光町二丁目2‐1) 第72号は10月31日予定です



