名詩メルマガ「吟遊に乾杯!」(人生に役立つ漢詩) RSSを登録する

時には心にもシャワ−タイムを!この名詩メルマガは人生に役立つ感動の名詩(漢詩)を解り易い解説付きでお届けしています。古典・中国文化・漢詩・吟詠などに関心のある方々に絶大な人気があります。講読は無料です。あなたも是非ご一緒にどうぞ!!

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2007/11/20

名詩メ−ルマガジン/吟遊に乾杯!

この記事を取り寄せる

■漢詩と詩吟のHP:http://ginyuclub.web.fc2.com/
■名詩メルマガ:http://www.mag2.com/m/0000092482.html
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
◆◆◆ 名詩メルマガ/吟遊に乾杯!    2007.11/20  Vol−65 
◆漢◆  ♪漢詩鑑賞・漢詩朗読・漢詩吟詠を楽しみましょう♪ 
◆詩◆ 詩仙李白、詩聖杜甫等の名詩が癒しと感動を与えてくれます
◆◆◆<東京で毎月2回勉強会開催中、皆さん気軽にご参加下さい>
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

皆さん、お元気ですか? 吟遊詩人/井上洸霊です。
落ち葉を踏みつつ、木洩れ陽に染まる楓林を歩くと、季節はいよいよ晩秋
から初冬へ移りつつあるのが実感できます。
こんな季節は、心に沁みる杜牧の「山行」や李白の「静夜思」などが良く
似合うのですが、先日の大河ドラマ「風林火山」の放映場面が丁度、「桶
狭間の戦い」でしたので、今月は、江戸時代中期の儒家でありました大田
錦城の名詩「桶狭間を過ぐ」をお届け致します。
錦城が、この有名な桶狭間の戦いの古戦場を訪れた際に、当時の今川義元
の戦いぶりを憤慨して作った名詩です。
今も昔も、戦いの場にあっては、「決して油断召されるな」「勝って兜の
緒を締めよ」と戒めているようです。
どうぞ、この名詩をじっくり味わってみて下さい。

………………………………………………………………………………………

桶狭間を過ぐ    大田 錦城
             
荒原古を弔う古墳の前
戦い克って将驕る何ぞ全きを得ん
怪風雨を吹いて昼晦の如し
驚破す奇兵の天より降るかと

<日本語読み>
おけはざまを すぐ   おおた きんじょう

こうげん いにしえを とむらう こふんの まえ
たたかい かって しょう おごる なんぞ まったきを えん
かいふう あめを ふいて ひる やみのごとし
きょうはす きへいの てんより くだるかと

<漢詩原文>
過桶狭間   大田 錦城
             
荒原弔古古墳前
戦克将驕何得全
怪風吹雨昼如晦
驚破奇兵降自天

<注釈>
桶狭間・・・現在の愛知県豊明市内にある旧尾張と旧三河との境界辺り。
織田信長と今川義元の明暗分ける戦いの場となった。
古墳・・・・ここでは、今川義元の戦死地と伝えられている小高い丘、の意。
戦克将驕・・「戦いに勝ったと驕り高ぶっている」の意。
晦・・・・・暗くて見えない、の意。
驚破・・・・驚かす、の意。
奇兵・・・・奇襲(敵の不意を突いて襲いかかる策)をかける兵、の意。

<通釈>
荒れ果てた原野の古墳の前にたたずんで、当時の桶狭間の戦いを弔った。
当時の今川勢の武将たちはこの地で一時の勝利に酔い、驕り高ぶっていた、
というが、そんなことでどうして戦いを全うできようか?
突如として、怪しい風と雨が吹き出し、真昼だと言うのに辺り一面真っ暗に
なって何も見えなくなった。それに乗じた織田信長の軍勢が一気に襲いかか
ったので、今川の軍勢は織田の兵があたかも天から降って来たように思えて
驚き、意気消沈して遂に破れてしまったのだ。

<鑑賞>
いかがでしたか? 
作者が桶狭間の古戦場に立ち、その時の感慨を述べた名詩です。
時は、永録三年(1560)五月、暴風雨の中を信長勢が義元目指して一気に
襲いかかっていった桶狭間の様子が迫力あるタッチで描写されていますね。
この時の今川軍勢は約4万人、織田軍は僅かその十分の一だった、といわれ
ています。信長を甘く見た今川義元はこの戦いで戦死し、信長はこの勝利を
きっかけに天下統一への道を歩むことになります。そしてこの翌年に、
前号で登場した武田信玄と上杉謙信の川中島第五回戦が繰り広げられ
たのでした。正に、たいへんな戦国の世だったことが伺えます。

<大田錦城メモ>
1765〜1825年。江戸時代の儒教家。現在の石川県出身。
早くから秀才の誉れ高く、学者として一家を成した。1825年61歳で病没。
著書も多く、詩分にも「錦城文禄」「錦城詩稿」などがある。

……………………………………………………………………………………  
★漢詩仲間は良い仲間、楽しく交流しましょう♪
この名詩メルマガをご友人知人にお勧め頂ければ嬉しく存じます
http://www.mag2.com/m/0000092482.html

……………………………………………………………………………………  
<お知らせ>
団塊の人たちが第二の人生をスタ―トさせる中で、「漢詩や詩吟」を趣味
としたい、本格的に勉強したい、という人が増えています。
あなたも「吟遊くらぶ」に入って、仲間と一緒に楽しみませんか?
昇段検定へのチャレンジ、発表会への参加、詩吟教室の開設などへの道が
拓けます。ただ今、新規会員のご入会を先行受付中です。
漢詩や詩吟にご興味のある方はお気軽にご参加下さい。
詳細は、下記HPをご参照頂ければ幸いです。
http://ginyuclub.web.fc2.com/
ご不明な点は、吟遊詩人までご連絡下さい。
ginyusijin@mx6.ttcn.ne.jp

******************************************************************
★名詩メルマガ「吟遊に乾杯!」 ☆マガジンID:0000092482 ★
―――――――――――――――――――――――――――――――――
発行周期: 月刊
編集発行元:吟遊詩人(井上洸霊)
お問合せ先: ginyusijin@mx6.ttcn.ne.jp
専用HP: http://ginyuclub.web.fc2.com/
―――――――――――――――――――――――――――――――――
このメ−ルマガジンは、下記のシステムを利用して配信して います。
「まぐまぐ」⇒ http://mag2.com/
******************************************************************
Copyright(C)2002〜2007吟遊詩人ALL Rights Reserved.

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る