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2008/05/06

kunioの四方山話

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 ■ [EPISODE1296] 映画“I’m not there”を観る。

    Date : 2008/05/06 (Tue)
 5月5日。

 閉店後、店にはTZKING、ランブリンさん、呉君が集まっています。

 みんなで、ボブ・ディランをイメージした映画“I’m not there”を観にいくのです。

 本来なら参加するはずのThe Kingが、海外出張でいない。

 映画館へ行く前に、 5人で、“The King, You are not here.早く帰ってこいよ〜。”
記念写真を撮る。

 また、呉君が勝ち誇った顔をする。

 いかんだろ!

 その顔、いかんだろ。

 The King・・・・まあいいか。


私:「50歳以上は1000円で見れるかな?」

次女:「渋谷では無理じゃない?」

私:「そうか。」

 そして、パルコのそばにある映画館へ。

 公園通りを下る。

 トットットッ・・・・・。

 ハェ〜。

 トットットッ・・・・・。

 ハェ〜。

私:「TZKING、はぇ〜。」

TZKING:「は?」

 いつも、のっそ、のっそと歩くTZ KINGが早足で歩いてます。

 Like a rollin‘ stone.

 まさに転がる石のようです。

 大きな岩かな?

 TZKINGは、ブルース、ブルーグラス、そしてボブ・ディランで生きた男。

 ウキウキして歩いています。

私:「TZKING、足早だね。」

TZKING:「早くしないと。」

私:「あと10分あるよ。」

 トットットッ・・・・・。

TZKING:「急ぎましょ。」

私:「はははは。 ここまで盛り上がって行ったら、SOLD OUT!だったりし
て。」

TZKING:「そうなんです。 それが心配なのです。」

私:「大丈夫だよ。 渋谷の連休の夜、ボブ・ディランを見る人はそんなに多くない
よ。」

TZKING:「いや、わかりませんよ。 渋谷でしか上映していないかも・・・。」

 心配症だな。

 渋谷以外でも上映しているだろ。

 でも、SOLD OUTだったら、ちょっと面白いかも・・・・。

 イライラ・・・・・。 by TZKING

 パルコを曲がって、スペイン坂の映画館へ到着。

係りの人:「何枚ですか?」

私:「5枚。」

係りの人:「ハイ。」

TZKING:「ホッ!」

 よかった。 ボブ・ディランの映画の切符をくれた。

 というのは、1970年代、知り合いのロック好きおじさんが、ツェッペリンの映画“永遠
の詩”の封切りを観に行ったとき、切符売り場の人に「トラさんの映画は向こうです。」
と言われて怒っていたのです。 

 私も、そのおじさんと同じような年になったのです。

娘:「TZさん、いやに顔が硬いですね。」

TZKING:「ボブ・ディラン様の映画を拝見するのだよ。 精神統一しなくちゃ
な。」

娘:「ははは。」

呉君:「オッス!」

 5人並んで見れる場所は、最後列と後ろから2列目しかない。

私:「TZKING、どうする?」

TZKING:「もちろん二列目にしましょ。 少しでもボブディランに近づきたい。」

私:「すみません。 一人だけ一番前に座れませんか?」

係りの人:「ありますよ。」

TZKING:「これだ!」

娘:「極端だ。」

ランブリンさん:「はははは。」

呉君:「オッス!」

 クスクス・・・・。

 係りの人たちに受ける。

 映画館に入ると、

 ガラ〜ン!

 さすがに、最終放映なので人はまばらでした。

TZKING:[けしからん。]

次女:「????」

私:「何で?」

TZKING:「みんな、この映画を見に来ないとは! けしからん。」

私:「はははは。」

 TZKINGが、どすっ!っと真中に座る。

TZKING:「皆さん、映画を見ていて、疑問、もしくはわからないことがあったら、
何でも私に聞いてください。 オッホン!」

 TZKINGは、ボブ・ディラン博士。

次女:「ハイ。」

私:「あとで、全ストーリーを話してな。」

TZKING:「何で?」

私:「だって、寝ちゃいそう。」

TZKING:「けしからん!」

 ブーッ!

 午後7時55分。

 予告編が始まる。

 TZKINGは、ムスッとした顔をしている。

 午後8時15分。

 まだまだ予告編が終わらない。

 ムッス〜!

私:「TZ KING,怒ってる。怒ってる!」

 今にもスクリーンに向かって、「早く始めろ!」怒鳴りそう。

 むにゃむにゃ・・・・。

私:「呉君、もう寝そうだ。」

呉君:「僕もです。このイス、座りやすい。気持ちイイ。」

私:「お互い、仕事疲れだな。」

 しかし、意外にも上映中はほとんど寝ませんでした。

 でも、ちょっと難しい映画だな。

 数人のアクターが、ボブ・ディランを演じるからです。

 事実に基づいた内容を重ねてストーリーが展開していくので、彼のことをよく知らない
と複雑な気分になる。

 でも、いい映画だった。

 ボブのプライベートな部分はまったくしりませんが、私は彼の元奥さん役の女性がよ
かった。

 午後10時。

 パッ!

 照明が明るくなる。


TZKING:「ふ〜む。 ふ〜む・・・・。」

次女:「????」

TZKING:「ふ〜む。 ふ〜む・・・・。」

私:「どうした?」

TZKING:「なるほど・・・・・。」

私:「は〜あ???」

TZKING:「なるほど・・・・。」

みんな:「?????」

TKING:「皆さん、DVDが出たら15回ぐらい見てください。そうしたら理解でき
るでしょ。」

私:「そんな暇ないから、今教えてくれ。」

 はははは。。。。

私:「私は、I want youという曲が懐かしかった。」

TZKING:「えっ? なんで岸田さんがその曲を?」

私:「富士中のころ、シングルで買ったからだよ。」

TZKING:「信じられん。」

私:「風に吹かれてを買いに行ったら売り切れで、これが新譜と言われて買ったんだ
よ。」

TZKING:「たしか、あの曲はシングル出ていないですよ。」

私:「出てたって。」

TZKING:「信じられん。」

私:「持っていたんだよ。」

TZKING:「じゃあ、証拠を見せてください。」

私:「もうない。 すぐに250円で売っちゃったよ。」

TZKING:「ありえない。」

私:「何言ってるの。 名古屋の広小路通りにあった小さなレコード店で買ったんだ
よ。」

TZKING:「信じれん。」

 1958年生まれのTZKingは、初期のボブ・ディランを後追いだったため、現体
験した私に嫉妬しているのです。

 はははは。

 どうでもいいいじゃない。

 そうはイカン!

 はははは。。。

 こうして渋谷の夜は更けていきました。

 つづく。。。。
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