2009/03/01
太田ジオメールマガジン[136]~谷埋め盛土、何処が危ない?、の巻~
◆太田ジオメールマガジン第136号!!!◆ 2月は飛ばしてしまいました・・・・ 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 Ohta Geo mail Magazine 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ━ Vol.136 ━ 2009.3.1 ━ このメルマガは、ご自身でマグマグに登録された方にのみ配信しています!! ┏━━━━━INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃★地盤に対する相談事の話2件 ┃ 個人や民間企業からの宅地(所有地)相談についての新たな傾向について ┃ コンサルさんや行政のかたからの宅地耐震化関連の安定計算相談について ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ----------------------------------------------------------------------- ■個人や民間企業からの宅地(所有地)相談についての新たな傾向について ----------------------------------------------------------------------- 1〜2年前まで、相談事は個人や民間企業からの宅地(所有地)の相談事は、必死 でタウンページを探して、片っ端から電話をかけて探し当てられた主婦の方や、 大手コンサルへ相談を持ちかけたが請けてもらえずこちらを紹介されたので電話 をかけられてきた方などが大半でした。新聞記事になって相談されてきた人もい らっしゃいます。 最近は、時代を反映してか、インターネットで検索して探し当ててこられる人が 徐々に増えています。相談相手も「検索」する時代にようやくなってきた、とい う感じです。 さらに、先日の相談では新しい流れがありました。土地の相談なのですが、「建 築会社に聞くことも、不動産会社に聞くこともできるのだけれど、彼らに聞くと 当然自社や業界の利益を考えた答えが返ってくると思う。だから第三者のコンサ ルタントであるあなたに聞くのです」というセカンドオピニオン型でした。 自分と家族の命を守るのが防災ではありません。それはあまりにも必要最低限過 ぎる目標です。個人にとっての災害は、物理的に被災した直後から長期にわたっ て続きます。世代を超えてつながっていくこともあります。自分と家族の人生を 守るために、その手段として財産・資産を守るというのが「防災の本当の目的」 だと思います。 セカンドオピニオンはその本来の目的に必須だと前々から考えていました。これ までも土地購入などに際して、セカンドオピニオンを求められたことはあります が、これほど明確に「中立的な第三者」を理由として依頼されたのは初めてでし た。 ----------------------------------------------------------------------- ■コンサルさんや行政のかたからの宅地耐震化関連の安定計算相談について ----------------------------------------------------------------------- 最近、コンサルさんや行政の方から、大規模造成地の盛土の地震時安定計算の問 い合わせが時々あります。すべての質問に共通しているのは、1次スクリーニン グ後の安定計算(危険度評価と言った方が正確)と、2次スクリーニングの安定 計算を混同されていることです。 当社のソフト購入や解析の依頼をされる場合もあるのですが、当社が販売してい るソフトで谷埋め盛土の地震時滑動崩落に対応したものはありません。また、解 析の依頼といっても、ガイドラインに沿った解析は、いわゆる普通の2次元断面 法の安定計算なので、依頼するような難しいものではありません(土質パラメー タの取り方などはめちゃくちゃ難しいです。当社では2次元断面法でのパラメー タ設定方法はわかりませんので聞かないでください)。 多くの方々が悩まれているのは、第一次スクリーニングはしたけれど、第二次ス クリーニングをする候補地を選定する方法がわからない。安定計算で解決できる のではなかろうか?ということのようです。ガイドラインをよく読んでいただけ ばわかるのですが、安定計算は、第二次スクリーンニングで現地調査を終えたあ とで行うものです。 大規模盛土造成地の変動予測調査ガイドラインの解説 http://www.mlit.go.jp/crd/web/topic/pdf/guideline_ver.3.pdf 相談事に共通していることが多いので、HPに当社なりの考え方を出しておきま したのでご覧下さい。 大規模宅地盛土の第二次スクリーニング候補地選定の考え方(案) http://www.ohta-geo.com/morido/morido_second.htm 「斜面の安定計算」というと、地盤モデルをつくって土質パラメータを「正しく 与えれば」、正しい安全率が計算できると考えがちですが、谷埋め盛土の地震時 安定計算はもう少し難しいのです。通常の安定計算は次の2種類があります。滑 動崩落の計算は、必要最小限の対策を設計する順算法なので、「逆算法的順算法」 が必要になります。この話題はいずれ後ほど、です。 (1)逆算法による手法;いますでに「おかしい」という箇所に対して必要最小限 の対策を設計する際に用いる方法。対策する際には多くの場合この方法です。 (2)順算法による手法;いわゆる土質力学の教科書に書かれている手法です。正 しいモデルと正しい土質定数があれば順算法で正しい安全率が計算できるという ものです。安全側の答えを出しますので、新たに土構造物を建設する際などには この方法を用いれば安全なものができあがります。 ((((((( 編集後記 ))))))) 1月、2月とたいへん忙しく人手が足りない状況だったのでした。世間は不況の 波で、派遣切りなどと言っておりますが、必要なところには募集しても人が来な いし、、、。雇用のミスマッチなのでしょうね。コンサルタントの仕事は、一人 前になるまでに10年くらいかかりますので、新規参入によって脅かされること は少ないのですが、必要な人材が集まらないという面もありますね。(H.O) ========================================================= 太田ジオメールマガジン http://www.ohta-geo.com/mag2/index.htm このメルマガに対するご意見・ご質問などは以下のアドレスへ お願いいたします。mailto:ohta@ohta-geo.co.jp (スパムメール対策のため@を全角で表記しています) ========================================================= 3次元地質/汚染表示ソフトウエア EVS http://www.ohta-geo.co.jp/software/mvs_evs.html 3次元可視化の受託業務 http://www.ohta-geo.com/products/mvs/mvs_jutaku.htm ========================================================= ■■■■■■■■■■太田ジオの新技術■■■■■■■■■■ -----------------------NETIS---------------------- KT-040081 恒久排水補強パイプ−地震および豪雨時における法面補強工− http://www.ohta-geo.co.jp/reports/002/takuti_kouji.html KK-030021 恒久集水ボーリング保孔管−錆びない、破断しない高強度鋼製 集水ボーリング保孔管・・・まだ塩ビ管をお使いですか?− KK-030018 簡易測量システムSUGDAS −レーザー測距儀利用地形図作成システム− KK-050008 3D-SLIDE−地すべり・崩壊3次元安定解析システム− KK-050007 EVS−地盤空間環境データ3次元可視化システム− -----------------------特許等--------------------- 斜面安定化工法;土塊をブロック化し、側部抵抗力を有効にした斜面安定化工法 地すべり抑止工法;側部抵抗を有効に利用した地すべり防止工法 耐震構造;地下水排除・間隙水圧消散、並びに地盤補強による地盤の耐震化工法 受圧板付き補強管、及び地表面の崩落防止工法、並びに斜面の補強工法 堤防の崩壊防止工法;堤防の浸透防止を実現する簡易・廉価な工法 その他実用新案、特許申請中数件 ========================================================= 当社への、お問い合わせは下記URLからお願いします。 □マスコミの方:http://www.ohta-geo.com/cgi-bin/app7/app2.cgi □一般市民の方:http://www.ohta-geo.com/cgi-bin/app8/app2.cgi □建設系企業の方:http://www.ohta-geo.com/products/komon.htm □一般企業の方:http://www.ohta-geo.com/products/komon_kigyou.html



