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アメリカからソーシャルビジネス(企業の社会的責任ーCSR、NPOの活動)や社会起業家の具体的事例をレポートし、そこからの学びをまとめます。また、米国で子育てをする親の視点から、身近におきた環境に優しい出来事などについても紹介していきます。お楽しみに!

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2009/09/20

【アメリカ発ソーシャル・ビジネス】サステナブルな街作り

★★アメリカ発 ソーシャルビジネス・ニュース★★
~社会責任ビジネスで社会を良くし、楽しく儲ける~

第55号 2009年9月20日

--------------------------------------By ASU International LLC

こんにちは、米国在住ASU Int’lの斎藤 槙です。私が住むカリフォルニア州の
サンタモニカ市はグリーン都市ランキングで5位という成績を獲得したことがあり
ます。その面白い取り組みはこれまでにも説明してきた通りですが、地方行政と
民間との協働によってサステナブルな取り組みがもっとうまくいっている都市があ
ります。サンフランシスコ市(http://www.sfgov.org/)です。近隣にあるシリコ
ンバレーのハイテク企業やスタンフォード大学をはじめとしたアカデミックな世界
にも近いサンフランシスコ市。最近の取り組みがフォーチュン誌にも取り上げら
れました。
(http://brainstormtech.blogs.fortune.cnn.com/2009/09/11/san-francisco
-gets-smart-with-green-technology/)
今回は、そのグリーン都市ぶりを詳しく見ていきましょう。どうぞお楽しみください。

■■■今日のテーマ■■■
官民の協働でよりサステナブルな街作り

●サステナブルなSmart Cityサンフランシスコ
米国において毎年様々な研究機関や調査会社が都市のサステナビリティ度を
調査しランク付けしています。その結果を見るとサンフランシスコ市は全米
で1、2を争う環境にやさしい都市です。

SustainLane Media
(http://www.sustainlanemedia.com/About-SustainLane-Media.jsp)というインター
ネットメディア会社の2008年調査:サンフランシスコはオレゴンに次いで2番目に
サステナブルな市。

科学技術系雑誌として有名なPopular Scienceの発表した2008年America’s
 Greenest City 
(http://www.popsci.com/environment/article/2008-02/americas-50-
greenest-cities?page=1)でもオレゴンに次いで第2位というランキングを獲得し
ています。

The Natural Resources Defense Council (NRDC)では大気汚染、交通、水道といった
都市インフラの整備の項目で全米のSmarter City をランキング。
その結果、ワシントン州シアトル市に続いてサンフランシスコ市が2位となっています。(http://smartercities.nrdc.org/rankings/large)

●Smart CityをSmarter Cityにする民間との取り組み
都市をグリーン化することは、「安い」取り組みではありません。サンフランシスコ
市はコスト負担を軽減という意味で、多くの民間企業と手を組み、グリーン化を
効率的に達成しています。ここからいくつか先進的な事例をご紹介しましょう。
●アウトドアメディア会社大手のClear Channelはソーラー発電付きバス停設置          
のコストを負担しています。このバス停はソーラー発電で作り出されたエネルギー
でLED表示されたバス到着時刻などをリアルタイムで提供しています。

このバス停、「Wave(波)」というニックネームの通り、屋が波のように曲線で作
られています。先日最初の1,100箇所のバス亭のお披露目がされ、今後4年間に
さらに約1,100箇所に設置される予定です。

実はソーラーパワーを使用したバス亭は、アメリカではそこまで珍しいものでは
ありません。しかし、このバス亭が面白いのは、発電された電力をワイヤレスネッ
トワークのためのルーターの動力に使用することで、バス停がワイヤレスホットス
ポットに早代わりすることです。お蔭で、バスを待っている間に自分のラップトッ
プでネットサーフィンが可能。交通インフラだけでなく、情報インフラにもなって
います。

●アップル社のiPhoneユーザーに対して、無料アプリケーションを通じて、どこに
リサイクルゴミ箱があるのかなどの情報提供をしています。

●Zipcar( http://www.zipcar.com/)という自動車シェアリングサービスはご存知
かもしれません。会員は予約をした上で、決められた場所でクルマをピックアップし、
利用した時間あるいは、走行距離分だけ料金を支払うというシステムです。クルマを
所有しないことで、購入費や維持費がかからない上、環境に優しいというコンセプト
で事業は拡大しています。

このZipcarとサンフランシスコ市が協働し、ハイブリッドカー利用を促進しています。
Zipcarは利用者に提供できるハイブリッド車を増やし、同時に市は、市庁舎前に
チャージできるステーションを設置するといった協働です。

現在、市はマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボとの共同プロジェクトとして、
スマートスクーター、モーター付き自転車の導入も検討しています。

■■■今回の学び■■■
今回のサンフランシスコ市からの学びは、限られた予算の中で、どう目標を達成し、
好影響を最大化するというところにあると思います。自治体でも企業でも、予算が
潤沢にあるプロジェクトなどはめったにありません。ましてや、スタートアップ間
もないソーシャル・ビジネスでは、ないものだらけです。必要なものを全て自分達
だけで調達しようという考え方が土台無理。効率の良い協同が不可欠だと言えます。
まずは、ソーシャルミッション達成のステップを洗い出し、どの部分が自分で出来、
どの部分が出来ないのかを見極め、そして、自分で出来ない部分は、出来る人(団体)
を見つけます。勿論、そこで大切なのはWin-Win であること。協力者のメリットを
考えながら、目標達成の道筋をつける。それがソーシャル・ビジネスの成功の秘訣
かもしれません。


■■■お知らせ■■■ 
●アメリカ発 ソーシャル・ビジネス・ニュース編集部から                       
編集部では、皆様からのメッセージを受け付けています。記事に関するご意見、
ご感想などがありましたら、遠慮なくご連絡ください。アメリカ発 ソーシャル・
ビジネス・ニュースでは、アメリカからソーシャル・ビジネス(企業の社会的責任
-CSR、NPOの活動)や社会起業家の具体的事例をレポートし、そこからの
学びをまとめています。同テーマに関する投書は、本誌において、掲載対象に
なります。皆様に関するニュースを是非、お知らせ下さい。 
Email maki@asuinternational.com まで。

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(社会責任を果たすビジネス)を目指し、ASU International社はお手伝い
いたします。

● ASU International LLCのホームページ www.asuinternational.com

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