2009/08/10
アメリカ発 ソーシャル・ビジネス・ニュース 社会責任ビジネスで社会を良くし、楽しく儲ける
★★アメリカ発 ソーシャル・ビジネス・ニュース★★ ~社会責任ビジネスで社会を良くし、楽しく儲ける~ 第49号 2009年8月10日 ─────────────────────By ASU International LLC こんにちは、米国在住ASU Int'lの斎藤 槙です。私の住んでいるサンタ モニカ(カリフォルニア州ロサンゼルス郡)の海岸には、世界で唯一の太陽 光で動く観覧車があります。なんと、一時間に800人の乗客を乗せるのに、 そのコストはほとんどかからないのです!こうした太陽光の魅力に惚れ込ん でしまいますが、今日は、太陽光とゴミ回収のユニークなソーシャルビジネ スをご紹介します。お楽しみください! ■■■今日のテーマ■■■ 太陽光でゴミ回収も地球に優しく ●太陽光を使ったゴミコンパクター● 廃棄物と環境サービスに関する北米最大手プロバイダーであるWaste Management社は、この度Big Belly Solar社のソーラーパワーを利用した ゴミコンパクターを使ったサービスを独占的に行うことを発表しました。 コンパクターとは文字通り、コンパクトにする装置のこと。つまり、ゴミ箱 に貯まったゴミを機械的にコンパクトにする装置のことです。しかも、動力 は全て備え付けのソーラーパネルによる太陽光でまかなっており、完全な 自家発電方式です。 これにより、ゴミを回収する回数を減らす、回収のタイミングを無駄なく スケジュールすることができる、などごみ回収にかかるコストを削減する ことができるようになりました。 ●通常のゴミ箱の5倍の収納力● 通常のゴミ箱の容量は約135リットル。いっぱいになるとゴミがゴミ箱の外 にあふれ出し、かなり不愉快なことなります。しかも、135リットルといっ ても、ゴミとゴミの間に空間が空いているため、実際のゴミ箱内は相当無駄 なスペースがある状態。 しかし、このコンパクターを使うと、通常の5倍もの量を貯めることができ るのです。というのは、一旦、ゴミ箱のゴミがいっぱいになると、付いてい るセンサーが働き、ゴミ箱内のゴミを押し込め、スペースを開け、またゴミ を入れることができるからです。 そして、いよいよゴミ箱が完全にいっぱいになると、ゴミ箱についているワイ ヤレスシステムがシグナルを送り、ゴミの回収が必要であると知らせます。 回収の際、ゴミは圧縮された回収しやすい形状となっています。 ●自然の恵みとアタマを使ったソリューション● このシステムによって、ゴミ回収の作業量を最大80%もカットし、トラックの 燃料などを含むゴミ回収にかかるコストを大幅に削減することを可能にしま した。また、このコンパクターは、プラスティックボトル、新聞、ガラスと いったリサイクルゴミのための入れ物も備えているため作業現場での効率を 上げました。 さらにこのコンパクター、それ自体リサイクル素材で作られている上に、直接 の太陽光でなくても作動するというすぐれものなのです。 Waste Management社はこのコンパクターを自治体や、スポーツイベントの会場、 交通量の多い交差点、公共駐車場などといった人の集まる場所に設置する予定 であると発表しています。 同社はこれにより、北米において、Big Belly社の技術を使ったゴミ回収サー ビスにおける独占的なディストリビューターとなりました。 まさに、太陽エネルギーとアタマを使って、公共の場所を環境にやさしい空間 に変えた事例なのです。 ■■■今回の学び■■■ 生活環境の中での問題、不便は山ほどある中で、「あったら便利」をとことん 突き詰めるとビジネスになります。一方、日ごろの問題や不便は放っておくと 地球規模での問題となります。今まではお役所の仕事だった課題でも、解決す ることでビジネスにつなげることが可能なのです。これは社会を良くして、ビジ ネスにするという社会責任のコンセプトそのものと言えるのではないでしょうか。 日ごろの問題をもう一度整理し、ビジネスという視点で見つめ直すことが重要 なのかもしれません。 ■■■出版のお知らせ■■■ 何度かお知らせしていますが、斎藤槙の新しい本を出版しました。 中小企業のCSR(企業の社会責任)のあり方に迫ります。 タイトル:ソーシャルビジネス入門~「社会起業で稼ぐ」新しい働き方の ルール 原題:Values-Driven Business: How to Change the World, Make Money, and Have Fun (Social Venture Network) 出版社: 日経BP社 ベン・コーエン (著), マル・ワーウィック (著), 斎藤 槙+赤羽誠 (翻訳) http://www.amazon.co.jp/dp/4822247538/ 内容紹介: 「ソーシャルビジネス」とは、「働きがい+お金儲け+社会貢献」という欲張り な願いを実現してくれる働き方です。 本書では、その先駆者であり、元祖・社会起業家である米アイスクリーム会社 ベン&ジェリーズの創業者たちが営利ながら社会貢献を重視する社会的企業の 先進事例20社を交え、小さなことから世界を変える方法とそのための心構えを 綴りました。 欲張りになって「三兎」を追えば追うほど、仕事は楽しくなる。 混迷の時代を生きるなか、誰もがぶつかる「何のために働くのか」という問い へのヒントとなる1冊です。 お知らせ ●アメリカ発 ソーシャル・ビジネス・ニュース編集部から 編集部では、皆様からのメッセージを受け付けています。記事に関するご意見、 ご感想などがありましたら、遠慮なくご連絡ください。アメリカ発 ソーシャル・ ビジネス・ニュースでは、アメリカからソーシャルビジネス(企業の社会的責任 ーCSR、NPOの活動)や社会起業家の具体的事例をレポートし、そこからの 学びをまとめています。同テーマに関する投書は、本誌において、掲載対象に なります。皆様に関するニュースを是非、お知らせ下さい。 Email maki@asuinternational.com まで。 ●ASU International LLCについて 企業も社会もハッピーな結果を生むBusiness For Social Responsibility (社会責任を果たすビジネス)を目指し、ASU International社はお手伝い いたします。 ● ASU International LLCのホームページ www.asuinternational.com ●このメールマガジンの購読を中止したい場合は、まぐまぐ上の http://archive.mag2.com/0000090131/index.html から解除をお願いいたします。アドレスの変更は、登録解除後、新しく配信 を希望するアドレスを登録してください。 ●アメリカ発 ソーシャルビジネス・ニュースー社会責任ビジネスで社会を 良くし、楽しく儲けるのバックナンバー ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000090131/


