2007/02/26
企業の社会責任ニュース BOP(ピラミッド底辺)ビジネス
===アメリカ発 企業の社会責任ニュース 第40号 2007年3月=== ―――――――――――――――――――――――By ASU International 大変ご無沙汰していますが、皆様はお元気でいらっしゃいますか? 今日は、ぜひ皆様に参加いただきたい世界銀行のイベントのお知らせです。 最近、米国では、CSRを語るメディアで「ミレニアム開発」「BOP(The Bottom of Pyramid)」という言葉をよく見かけるようになりましたが、今回、世銀が開催 するのは、それらをテーマにしたタイムリーなセミナーです。 国連が提唱する「ミレニアム開発目標」は、途上国における開発目的を明文化 したもので、例えば、貧困や飢餓の撲滅、初等教育の普及、環境の持続可能性 など8つが含まれています。これらの課題に対して、途上国に社会貢献をすべき (つまりGiveのみという発想)というのが、これまでの主流の考えでしたが、 最近は、途上国を今後の成長市場(つまりGive&Takeへの考え)として捉える動きが 広がっています。 Give&Take への考えの裏には、ピラミッドの底辺に属する途上国の人々を新しい 「顧客」と捉え、彼らの生活水準も引き上げながら(Giveの部分)、革新的な技術 やサービスを提供することで、その巨大な市場から利益を上げていこう(Takeの 部分)という発想があります。 「ん?これってもしかして新しい搾取の方法?」という反論も聞こえてきますが、 途上国を「寄付の対象」でなく、「投資の対象」とすることで、途上国も企業も両者 にプラスがあり、企業の「本業を通じたCSR活動」を実現することを理想としてい るのです。実際、途上国も企業もハッピーという成功事例もさまざま出始めてい ます。 (以下、過去のメルマガのヒューレット・パッカードの例もご参考にどうぞ) http://blog.mag2.com/m/log/0000090131/90084788.html こうした「貧困層を対象とした新しいビジネスチャンス」というBOPビジネスモデルは、 今後のCSRの動きにはずみをつけるものといえるでしょう。この世界的な動向を把握 することは、CSR戦略を考える上で非常に重要といえます。 世銀のセミナーに参加しつつ、あわせてBOPビジネスについて書かれた「ネクスト・ マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略」 C.K.プラハラード (著), スカイライト コンサルティング (翻訳) も読まれること をお勧めします。 今後も皆様とこのちょっと複雑なBOPビジネスについて一緒に考えて行きたいと 思います。斎藤槙でした。 ●PS 近況です。 ソーシャル・キャンペーン「ファースト・ブルー」について 今年1月に日経で紹介されました。以下、よろしければご覧下さい。 http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/37710-frame.html そろそろホームページがスタートします。またお知らせしますね。 ●世界銀行グループCSRイニシアチブ 「CSRと途上国ビジネス」セミナー セッションI: 「CSR(企業の社会的責任)と開発」 <日時> 2007年 3月 7日(水) 午後3時00分〜5時00分 <場所> 東京: 世界銀行東京事務所大会議室/開発ラーニングセンター 東京都千代田区内幸町2−2−2 富国生命ビル10階 地下鉄三田線・内幸町駅、千代田線・丸の内線・日比谷線 霞ヶ関駅下車 http://www.jointokyo.org/ja/location/ 使用言語: 日本語・英語 (同時通訳付) 主催: 世界銀行グループ 協力: 経済人コー円卓会議(CRT)日本委員会 <プログラム> 15:00 イントロダクション CSRとBOPビジネス〜世界銀行グループの取り組み レイチェル・カイト 社会環境局長、 国際金融公社東京事務局(IFC) 15:20 基調講演 CSRとミレニアム開発目標 村田俊一 駐日代表、国連開発計画(UNDP) グローバルな視点を持ったビジネスリーダーとは 橋本 徹 ドイツ証券株式会社取締役会長、CRT日本委員会会長 16:00 休憩 16:30 基調講演 BOPビジネスの展望 白木 聡一郎 三菱重工株式会社 16:15 ビジネス、競争、開発 (ビデオ) ジョルデジャ・ペトコフスキー、 世界銀行研究所(WBI) 16:50 質疑応答 17:00 閉会挨拶 レスター・ダリー 世界銀行駐日特別代表代行 <参加費> 無料 <お問合せ先> 世界銀行東京事務所 担当: 丸山、矢橋 電話03−3597−6650 FAX03-3597-6695 jointokyo@worldbank.org ●ASU International 社について 企業も社会もハッピーな結果を生むBusiness For Social Responsibility (社会責任を果たすビジネス)を目指し、ASU International社はお手伝いいた します。 ● ASU International社のホームページ www.asuinternational.com ●このメールマガジンの購読を中止したい場合は、まぐまぐ上の http://www.mag2.com/m/0000090131.htmから解除をお願いします。アドレスの 変更は、登録解除後、新しく配信を希望するアドレスを登録してください。


