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2005/05/09

企業の社会責任ニュース 世界最大のCSR会議 BSR総会について

===アメリカ発 企業の社会責任ニュース 第35号 2005年5月===

―――――――――――――――――――――――By ASU International

皆様こんにちは!随分日がたってしまいましたが、昨年11月に開催
された社会責任に関する世界最大の会議、ビジネス・ソーシャル・レスポ
ンシビリティ(BSR)総会の様子を今月号から4回に分けてお伝えしたいと
思います。

今回の総会は、「CSRの統合:新たなリスク、新たな報酬(Integrating 
CSR New Risks, New Rewards)」とういうテーマのもと、ニューヨークで開催
されました。今回は、前回の30ヶ国以上からの1000人以上の参加者を大
きく上回る、40ヶ国以上から1200人以上の実業界およびNPOのリーダー
たちが集まりました。これは、グローバルビジネスにおいてますますCSRが重
要視されている潮流を反映してのこと。日本からは、環境関連の分科会「京都議
定書に備えて:気候変動に対する戦略の現在(Waiting for Kyoto: Climate 
Change Strategies Now)」のプレゼンターとして、ソニー株式会社、環境・
CSR戦略グループ、バイスプレジデントの冨田秀実氏が参加されました。

基調講演のスピーカーと分科会のテーマ
総会では7つの基調講演と、6つのテーマに分かれた31の分科会が3日間に
渡り行われました。分科会は、モデレーターとそのテーマに詳しい複数のスピー
カーで構成され、モデレーターからの問いかけにスピーカーが答える形で進行
します。またほとんどの分科会でQ&Aセッションが設けられ、参加者とスピー
カーの活発な意見の交換が行われます。

今月号ではBSRの全体像をご理解していただくために、以下、スピーカーと
分科会のテーマをご紹介します。CSRと一言でいってもテーマはさまざま。
しかも、年々多様化しています。これは企業を取り巻くステークホルダー(利害
関係者)の企業に対する期待が高まっている証拠ともいえるでしょう。

●基調講演スピーカー 

•トム・マキロップ氏 アストラゼネカ(イギリスの医薬品企業)CEO  
•ポール・プレスラー氏 GAP 社長兼CEO 
•ジョセフ・スティグリッツ氏 コロンビア大学教授 (2001年ノーベル
経済学賞受賞者)
•アン・マルケイ氏 ゼロックス・コーポレーション 会長兼CEO   
•ポール・スキナー氏 リオ・ティント(イギリスの鉱業会社)会長
•ジョン・モーグリッジ氏 シスコ・システムズ 会長 

●分科会のテーマ 

■環境 (Environment)
•	気候変動:大統領選後の政策変更 
(Climate Change: A Post-Election Policy Briefing) 
•	サステナビリティの行方:食品産業、農業におけるサステナビリティの
定義と評価方法(Destination Sustainability: Defining and Measuring Sustainability for an Industry) 
•	中国における環境問題への取り組み 
(Environmental Challenges in China) 
•	ワールドトレードセンター再開発におけるグリーンデザイン 
(Green Design in the World Trade Center Redevelopment)
•	京都議定書に備えて:気候変動に対する戦略の現在 
(Waiting for Kyoto: Climate Change Strategies Now) 
•	水不足への対応:貴重な資源である水についてすべての企業が知っておく
べきこと  (Water--Not Oil: What Every Company Needs to Know About a 
Precious Resource)

■CSR全般 (General CSR) 
•	ヨーロッパとアメリカにおけるCSRの違い
(CSR in Europe and the U.S.: Cross-Pollination or Cross Purposes?) 
•	CSRパフォーマンスと株主資本評価
(CSR Performance and Equity Valuation) 
•	ピーター・メルチェット卿との対話:心、理解、注目、変化を勝ち取る
CSRキャンペーン
(In Conversation with Lord Peter Melchett: Campaigns that Win Hearts,
 Minds, Coverage, and Change) 
•	トレバー・ニールソン氏(HIVエイズ対策グローバル企業連合、エグゼク
ティブ・ディレクター)との対話
(In Conversation: Trevor Neilson, Executive Director, Global 
Business Coalition on HIV/AIDS) 
•	未来への期待:既存のCSRの知恵を越えて
(Looking to the Future: Challenging Conventional Wisdom in the 
CSR World) 

■グルーバルな経済成長 (Global Economic Development) 
•	サステナブルな経済成長に対する影響の評価
(Assessing Impacts on Sustainable Economic Development) 
•	企業と女性のエンパワーメント:サステナブルな成長を促進する新たな
モデル
(Corporations, Women, and Empowerment: New Models Promoting 
Sustainable Development) 
•	C.K.プラハラード氏(「ピラミッドの底辺における富」の著者)
との対話
(In Conversation: C.K. Prahalad, Author, The Fortune at the Bottom 
of the Pyramid)
	
■企業統治と説明責任 (Governance and Accountability) 
•	取締役会とCSR
(Corporate Boards and CSR) 
•	株主行動と対話:今後どうなるか 
(Shareholder Activism and Engagement: What Lies Ahead?) 
•	説明責任の基準:グローバルな説明責任のための最適な仕組み
(Standards: The Best Mechanisms for Global Accountability?) 
•	Global Reporting Initiative(「持続可能性報告ガイドライン」を発行
している国際組織)の発展 
(The Evolving Global Reporting Initiative)
•	ページをめくる:CSR報告書のトレンド
(Turning the Page: Trends in CSR Reporting) 
•	何が本当に重要か:マテリアリティとCSR
(What Really Counts: Materiality and CSR)

■人権 (Human Rights) 
•	中国におけるCSRの促進:法改正によるアプローチ
(Advancing CSR Performance in China: A Multi-Constituent 
Approach) 
•	サプライチェーンの課題への取り組みから学んだ教訓
(Lessons Learned in Approaches to Supply Chain Challenges) 
•	アパレル業界における割当制度の廃止:すばらしい新世界に立ち向かう
(The Phase-Out of Apparel Quotas: Addressing a Brave New World) 
•	労働基準の促進における国際労働機関の役割
(The Role of the International Labor Organization in Promoting 
Labor Standards) 
•	人権に対する国連基準:普及のための方法を見つける
(The U.N. Norms on Human Rights: Finding a Way Forward)

■CSRの統合 (Integrating CSR) 
•	組織内でCSRを推進するリーダーになる方法
(Becoming a CSR Champion When There's No Script) 
•	ケーススタディ:CSRの統合に対するリターン
(Case Study: Return on Integrating CSR) 
•	CSRと法務部
(CSR and Corporate Legal Departments)
•	プロダクト・ライフサイクルにおけるCSR
(CSR in the Product Lifecycle) 
•	経営に活かすステークホルダー(利害関係者)エンゲージメント 
(Stakeholder Engagement as a Management Tool) 
•	CSRと公共政策の調和
(Striking a Balance: CSR and Public Policy)

次号では、BSRの基調講演を行ったアパレルメーカーの GAP社長兼CEOの
ポール・プレスラー氏の講演内容をご紹介します。どうぞお楽しみに!


●ASU International について
企業も社会もハッピーな結果を生むBusiness For Social Responsibility
(社会責任を果たすビジネス)を目指し、ASU Internationalはお手伝いいた
します。
●ASU Internationalのホームページ www.asuinternational.com

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