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仕事力は、経営者・マネジャー・一般社員に、またビジネスマン以外にも必要です。個人や組織が持つ高度な知識や能力は仕事力が有ってこそ活きます。組織人28年、経営改善活動支援15年超の生き方から得たものを、未来を担う人たちに毎週お伝えします。

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2009/12/09

デフレ環境下での経営改善:考房だより50/仕事力を研く466

★
  今回のテーマ / デフレ環境下での経営改善:考房だより50
 
 
 おはようございます。
 紅葉の盛りを過ぎた京都を訪ねました。落ち着いた雰囲気の中で
去り逝く紅葉に名残りを惜しむのもなかなかのものでした。
 今年は毎月1本の映画を観ることにしていましたが、先月で11本に
達しました。今月1本観れば目標達成です。さて、何を観ようかなあ。

 今回もまた、行動を後押しする一言です。

◎先ずやることを考えよう◎

 何かやりたいことがあるのに、「自分には無理だ」とか「できない」
と思うことがありませんか。そんな時、先ずはやることを一生懸命考え
ましょう。なにしろこの世の中には「できない」ことより「できる」
ことの方がずっと多いのですから。

 勇気を持ってやってみることの大切さを感じたことが、これまでに
何回もありました。回数を重ねてもこれだけは慣れることがないので
しょう。その際にはいつも身が震えるのを感じました。これからもそう
でしょう。身が震えようが頭の中が真っ白になろうが、やってみる以上
のことはないのだと思っています。

 これからもどうぞお元気にお過ごしください。

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        ☆☆ 仕事力を研く ☆☆

      -----2009年12月2週号-----

◆デフレ環境下での経営改善:考房だより50◆

 生産管理の改善の方向についての談論を予定していたのですが、緊急
提案があり、首題のテーマを取り上げることになりました。多くの中小
企業がデフレ環境に苦しんでいます。デフレ克服の対策を問われる
ことが多くなっています。そういった状況に対応するには、どのような
考え方をしたらよいのか、意見交換と討論を行いました。

・製造業では、コスト上昇を防ぐために工場稼働率は下げたくないが、
 売れないものを造る訳にはいかない、といったジレンマがある。

・決算数値を考えて稼働率を上げたいという気持は解るが、売れない
 ものを造れば資金繰が苦しくなる。こうした状態を避けるのは当然の
 対応だろう。

・売れるものを造ればよいのだが、そういったものを開発するのは一朝
 一夕でできることではない。現実に則って知恵を絞る必要がある。

・デフレ環境下でも、ユニクロのように元気な企業もある。ユニクロは
 ヒートテックのような売れるものを出しているからだ、と言える。

・ヒートテックと称するものと同等なものは、もう随分前からスポーツ
 用品にはあった。ユニクロはそれを一般商品に持ち込むことに技術的
 にも営業的にも成功したのだ。

・ヒートテック商品の成功も一朝一夕にできた訳ではない。4~5年前
 からユニクロの店に並んでいた。未だ大々的な宣伝をしていないよう
 だったが、市場開発のための試行をしていたのだろう。その中で有効
 な情報を得て、今の成功の道づくりをしたのだと思われる。

・ある著名な経営学の先生が、興味深いことを言っている。
 「予測はできないのが今の時代だ。だからやってみることが必要だ」
 というものだ。ヒートテックもそのパターンに合いそうだ。これは
 決して予測の上で当てたものではない。始まりは予測だっただろうが、
 あとの道筋は「やってみる」ということの積み重ねだったのだろう。

・ユニクロの例は、今すぐできる対策の参考にはならないが、先を長い
 目で見る上では大いに参考にできるものだ。今は辛抱するしかない
 かもしれないが、考えるべきことは多々ある。次のようなことだ。

 *売れなくなった原因を具体的に明確につかむこと
 *売れなくなることは随分前から見えていたはずなのに、手を打って
  こなかった理由を明確にすること
 
 *売れなくなったのは、循環的要因からなのか構造的要因からなのか
  をつかむこと。この要因によって対策は全然違ったものになる。

・商品特性についても具体的につかんでおく必要があるだろう。例えば
 *ベースニーズのある商品か、そうでない商品か
 *すりあわせ型商品か、モジュール型商品か
 *耐久商品か、流行商品か

・違うニーズを探ることが可能な商品かどうかも重要な要素だろう。
 最近日本の米作の将来についての所論が多くなったが、解決策の一つ
 として、「食べない需要」の創造が言われるようになってきている。

・ベースニーズのある商品が売れなくなる理由は循環的要因であること
 が多いが、時代の変化の中で構造的要因に転換していることもある。
 海外企業による市場参入などがその典型的な例だ。

 こうしたことを考えると、循環的要因で売上状況が変ると受け止め
 られる商品でも、構造的要因の出現に考えを巡らして普段から対策を
 考えておくことが重要だろう。例えば、顧客の利益に貢献する機能を
 付加し続けるとか、多用途ニーズを開拓し続けるとかだ。

・思いもよらぬ領域からライバルが登場したり、思いもよらぬ別種の
 商品が機能競合をかけてくることもある。競合はかけられるより、
 こちらからかけていくほうを選択したいものだ。

・こうしたことを実践するために重要なことが幾つかある。それを
 上げてみる。
 *経営者、経営管理者がファクト・ファインディングを普段から
  しっかりやること。危機に陥ったり、対策が遅れたりするのは、
  これが欠如しているからだ。

 *経営者が普段からビジョンを語ること。これがベースになって
  組織の知恵や工夫が出てくる。例えば、ディズニーランドは
  「無事故」を掲げており、全ての戦略はここから展開される。

 以上のような議論になりました。この内容は決して一時的なデフレ
対策に限定されるものではありません。デフレが常態化するとまで
言われている日本経済においては、常時考えておかなければならない
ことだと言えるでしょう。それどころか、どんな経営環境においても
考えておくべき基本的事項に当るのではないでしょうか。


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◆改善実践考房、12月度のご案内◆

 11月は予定テーマを「生産管理の改善の方向」としていましたが、
参加者からの緊急提案があり、「デフレ環境下での経営改善」に変更し、
討論を行いました。「生産管理・・・」につきましては順送りとし、
12月のテーマは下記の通りとします。

   『生産管理の改善の方向を考える』

 開催日と会場を下記にご案内します。このテーマにご関心をお持ちの
皆様、ご自身のお考えをお持ちで他者の意見や考え方も聞いてみたいと
思われる皆様、どうぞお運びください。

日 時:09年12月17日(木)午後6時30分~8時30分
     クリスマス・イヴを避けて1週間早めました。
テーマ:生産管理の改善の方向を考える
会 場:神戸市勤労会館303号室(神戸市中央区雲井通5-1-2)
     (JR三宮駅浜側を東へ徒歩で約5分)
ご案内サイト:
   http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.html
ご連絡先:
   メールアドレス <hiro.oshima@nifty.com>

★改善実践考房とは

 変化の激しい今の時代、習得した知識もすぐにリニューアルを迫られ
る状態に陥ります。それをしなければ満足のいく仕事ができなくなって
しまいます。有力な知識や技術を一旦身に付けたら、それによって良い
仕事が保証されたのは、もう大昔のことのようです。

 知識や技術を身に付けることは今でも重要です。しかしそれだけでは
仕事の役に立たないケースが増えてきました。身に付けた知識や技術を
使って仕事を成功に導く、その知識や技術を時代遅れにならないように
リニューアルする、仕事を成功させるために必要な新しい知識や技術を
察知しこれを習得する、といったことを適切にやってのける力が求めら
れていると言えるでしょう。

 このような能力のことを「仕事力」と呼ぶことにします。今の時代に
強く求められているのは、仕事力なのです。仕事力の基礎にあるものは
誰でも持って生まれていると考えられます。仕事力が高いか低いかの
違いは、その基礎にあるものが研き上げられているか否かの違いだと
受け止めています。

 本考房では、仕事力の向上、特に組織で働く人たちの仕事力の向上を
軸に据えて、様々なテーマで討論、談論、意見交換を行います。参加者
の皆様には、その中から自分に有意義なものを自分自身で引き出して
いただく、というものです。

特に参加者を募集したりは致しません。どなたでも参加できます。同じ
ような課題を抱えている人の意見を聴いてみたいとか、ある課題に関し
て誰か相談相手が欲しいと感じられた時には是非お訪ねください。
来房者がゼロでも決められた時間帯にはオープンしています。

当日のテーマは事前に決める場合もあれば、フリーの場合もあります。
テーマが決まっている場合には、下記のページの「オープンのご案内」
およびメールマガジン「仕事力を研く」の案内広報でお知らせします。
 http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.html

参加費用は、ご参加の度にお支払いただく、会場費に当てるワンコイン
(¥500.-)のみです。

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 本誌バックナンバーのタイトルテーマの内容は、下記サイトの
 「月刊:考研レビュー」に掲載しています

 改善実践考房 主宰 / 大島啓生
  E-mail <hiro.oshima@nifty.com>
  URL <http://homepage1.nifty.com/koken_pat/>
 神戸市垂水区桃山台5-7-7 〒655-0854
  TEL:078-755-2276  FAX:078-752-9097
 ブログ
  進歩の日々を自分らしく
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