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仕事力は、経営者・マネジャー・一般社員に、またビジネスマン以外にも必要です。個人や組織が持つ高度な知識や能力は仕事力が有ってこそ活きます。組織人28年、経営改善活動支援15年超の生き方から得たものを、未来を担う人たちに毎週お伝えします。

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2009/09/30

現場の知恵を引き出す標準化/考研ウィークリー456

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  今回のテーマ / 現場の知恵を引き出す標準化
 
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読者の皆様へ
 本メールマガジンは、『会社を元気に!「考研ウィークリー」』の
 タイトルでお届けして参りましたが、次回の配信分からは、
 『仕事力を研く』というタイトルでお届け致します。配信号数の
 表示は、従来の号数に続く通し号数と致します。
 今後ともご愛顧のほどをよろしくお願いいたします。
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 おはようございます。
 季節も中秋に入りました。今週末は八月十五夜、中秋の名月です。
月には色々な人の色々な想いが宿っています。神戸大震災後しばらく
経ってから目にした、次の句が心に残っています。
  神戸には もう帰れぬかと 月仰ぐ
詠んだ人の想いが、神戸に残った者にもひしひしと伝わってきました。

 今回は、自立する人のイメージから次の一言です。

◎自分のことは自分でする◎

 これは自立の基本です。地位や権力を振りかざして本当は自分でやる
べきことを誰かにやらせてはいませんか。こんな人が周囲の人たちに、
自立を説いても誰も本気で耳を傾けないでしょう。また、自分でやる
ことによって得られる貴重な気付きも失ってしまうことになるでしょう。

 社会的な地位が上がれば上がるほど気を付けなければならないこと
だろうと思います。ビジネスマンであろうと、教師であろうと、学者で
あろうと、政治家であろうと、同じでしょう。民主党新政権が打ち出す
「政治主導」は、こうしたことの一つの実践でしょう。今までの政権は
自分のことを自分でしてこなかったのです。

 これからもどうぞお元気にお過ごしください。

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    ☆☆ 会社を元気に!「考研ウィークリー」 ☆☆

        -----2009年9月4週号-----

◆現場の知恵を引き出す標準化◆

 創造性や独創性を重視することは素晴らしいことです。新しいもの、
先端的なもの、他が真似のできないもの、などは創造性や独創性が発揮
された結果として生まれます。

このような創造性や独創性が発揮されるには、それに相応しい作業環境
やコミュニケーション環境や人間関係が必要だと言われています。
そして一般的には、拘束や規制をできるだけ少なくし、自由に作業し、
コミュニケーションし、思考できるようにするのがよいとされます。

そんな環境の下で人々は、自由な思考と行動とコミュニケーションを
謳歌し、その結果として創造性や独創性に富んだアイデアや企画が生み
出される、という訳です。

 こうした考え方には、理にかなっている部分が多いと思います。
優れた研究成果や大発明が、このような環境から生まれたケースが多い
と認められるからです。

しかし、全ての仕事や作業をこのような環境下で行うことは、多くの
マイナス面を浮かび上がらせることになりそうです。如何に創造的で
あっても、独創的であっても、その成果を現実のものとするためには、
膨大な力仕事、汗をかく仕事、決まりきった繰り返しの仕事が欠かせ
ないからです。

 自由な思考と行動とコミュニケーションの環境の極まるところは、
計画も作業も判断も、またその方法の選択も当事者個人に委ねられる
ことです。同じようなことをする者が10人いれば10通りのやり方が
存在することになります。

このような状態は力仕事、汗かき仕事、繰り返し仕事などを行う現場
には相応しくありません。現場とは、工場の生産現場や店舗の販売現場
のような場だけを指すのではありません。付加価値を作り出す作業を
行う場は全て現場なのです。

 こうした現場に必要なものは標準化です。標準化された作業、標準化
されたセールスステップ、標準化された業務フロー、標準化された文書、
標準化された判断基準、標準化された計画手法、といった類のものです。

こうしたものを標準化することは、仕事をする人たちの自由な発想や
工夫の余地を奪うものと受け止められがちですが、決してそうではあり
ません。むしろ、そのように受け止めることこそ、仕事をする人たちの
能力を蔑んでいると言えそうです。

仕事をする人たちの集団は、決められた規則の通りにしか行動できない
愚かな人たちの集まりではありません。仕事に必要な教育をきちんと
行えば、問題を発見し、その解決に知恵を出し、工夫をこらして実行
する人たちの集まりなのです。

 このような人たちが十人十色で自由気侭に勝手に仕事をしている
場合には、なかなか発見されずに埋もれてしまう、仕事上の問題が多い
ことでしょう。一人一人に起っている問題は、当事者が自分で気付く
ものだけしか顕在化しないからです。

一方、標準化がなされている場合には、この人たちは同じ標準や基準に
則って仕事をします。誰か一人が、標準や基準が合わないケースに遭遇
しますと、これが集団の全員に明らかにされます。

このような状況下で、問題が顕在化する機会は何倍にも拡大します。
問題の解決にも何倍もの人たちが衆知を集めることになります。こう
して、問題の発見力、解決力、施策の実行力は数倍にもなり、実効ある
標準の改訂が行われることになるのです。

 標準化は現場の知恵と工夫を引き出し、問題の発見力と解決力、
そして施策の実行力を高めることに大いに貢献するのです。


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9月の意見交換と討論の内容は、10月中旬あたりに配信の本メール
マガジンでお届けする予定です。
 
 10月度のテーマについては、現在検討思案中です。開催日と会場を
下記にご案内します。これまでのテーマに関心をお持ちの皆様、ご自身
のテーマをお持ちで他者の意見や考え方も聞いてみたいと思われる皆様、
どうぞお運びください。

日 時:09年10月29日(木)午後6時30分~8時30分
テーマ:現在検討思案中です
会 場:神戸市勤労会館303号室(神戸市中央区雲井通5-1-2)
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当NPO:産業人OBネットは、地域中小企業と地域全体の発展を願い、
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 に関するニーズ調査活動を受託しております。
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