2009/08/17
フリーアドレス型オフィス/考研ウィークリー451
★ 今回のテーマ / フリーアドレス型オフィス おはようございます。 お盆が過ぎました。例年の通り塔婆を2基お願いして両親の供養を しました。長女の家族が神戸の夏を過ごしに帰省していますので、お盆 休みは19日まで続きます。 今回は、運命を開くための一言です。 ◎喜ぶ技術を身に付ける◎ 英国の政治家チェスターフィールドは次のような言葉を遺しています。 喜ぶということを技術と心得て練習してみるとよい。どのような運命が 来ても、その中に喜ぶ場所を見つけて喜ぶようにする。これが運命を 転換させる唯一の技術である。本当にそうかもしれません。 後になって考えてみますと、「あの時はたいへんだったけれど、楽し かったなあ」と思えることが沢山あります。悲しいかな人間は、渦中に ある時にはそんな風には思えないもののようです。だから、チェスター フィールドのこの言葉に重みを感じるのでしょう。 これからもどうぞお元気にお過ごしください。 ============================== ☆☆ 会社を元気に!「考研ウィークリー」 ☆☆ -----2009年8月3週号----- ◆フリーアドレス型オフィス◆ オフィス改革の必要性が広く認識されるようになってきました。 オフィス業務の生産性を向上し、部門間にまたがって知識の融合を図り、 創造的なアウトプットを生み出すことを主な狙いとしているようです。 そのための有力な手段として注目されているのが、フリーアドレス型 オフィスの導入です。従来、部門ごとに部屋やフロアースペースを割り 振り、社員一人一人に指定された席を与えていたオフィスの在り方を 一変させるのがフリーアドレス方式です。具体的なやり方は様々ですが、 基本的な考え方は大略次のようなものです。 ・社員一人一人に指定された席が与えられることはない。社員は自分が 仕事をし易いと思う席を自由に選んで仕事をする。毎日違う席を 占めることなど当然のこととして受け止める。 .部門長や管理者も、場合によっては役員も同様の扱いになる。また、 部門に所属する社員に、部門長や管理者の周辺に席を取らせるような 制約は一切取り払う。 ・こうすることによって、仕事上関連のある他部門の社員と近い席を 取って仕事をすることができる。即ち、部門という括りで席が決まる のではなく、仕事上の都合で席が決まることになる。 ・執務エリアと打ち合わせエリアをうまくレイアウトすれば、執務中に 必要を感じた時にすぐに打ち合わせに入れる。ちょっとしたことなら、 執務エリアで仕事をしながら打ち合わせることもできる。 ・大部屋の中で自由に席を取るので、他の部門の社員と接触する機会が 多くなる。仕事の途中で、他の部門の意見を聞いてみたいと思った時、 すぐにその行動を起こすことができる。 このようなフリーアドレス型オフィスを実現するために必要なことは 次のようなことです。 ・一人に一台のノートパソコンが必要である。 ・誰もがアクセスできるデータベースとなるサーバーが必要である。 ・どの席からも接続する無線LANが必要である。 ・連絡手段としての社内携帯電話が必要である。 ・徹底してペーパーレスを追求する必要がある。 ・部門長や管理者に、こうしたオフィス環境下でのマネジメントの やり方を身に付けてもらう必要がある。 ・社員に、上司の目が無くても自分を律することができるだけの能力を 身に付けてもらう必要がある。 実際にフリーアドレス方式を採用した企業からは、次のような効用が 報告されています。 ・無駄に時間を浪費する会議が少なくなった。 ・使われないまま収納されている書類が激減した。 ・わざわざ書類にする必要もない情報が、口頭で迅速かつ正確に伝達 されるようになった。 ・奥の院のような役員室や秘書室も無くなったので、役員がすごく働く ようになった。部課長クラスもそれを目の当たりにして、仕事の量と スピードが上がった。 ・仕事は一人で自分の殻に閉じこもってするものではない、少人数で ミーティングを重ねながら進めていくものだ、という意識と風土が 定着してきた。 ・管理職のマネジメントスタイルに、「部下を信頼し、仕事を任せる ことで育成しよう」という傾向が強くなってきた。 ・自分の担当範囲だけでなく、全社横断的な視点から考える、という 傾向が強くなってきた。 ・プロジェクトに関しては、プロジェクトごとのコミュニケーションが 深まり、業務の質が高まった。 フリーアドレス方式を取り入れさえすれば、上記のような効用を 容易に享受できる訳ではありません。フリーアドレス方式の採用に 関わって発生する様々な難問を解決する必要があります。 それは次のようなことです。 ・フリーアドレス方式そのものや、その導入目的に対する誤解がある。 ・部下のマネジメントに変革を迫られる部長クラスから、多くの抵抗 勢力が出やすい。 ・周囲に誰が座るかで人望の差が露呈しやすく、管理職にはつらい。 ・社交的でないと居心地が悪い。 ・優秀な人は「知恵を借りたい」と頻繁に話しかけられ、多忙になる。 ・部署の一体感や帰属意識が薄れる。 こうした課題は、全部が解決できる訳ではありません。フリーアドレス の導入が何を目指しているかが明確になれば、あえて解決しなくても よいものもあります。これらの課題をどう扱うかを決めるための目安と しては、次のようなことが役に立つでしょう。 ・目的を明確にする。 ・不公平感を無くすように工夫する。 ・道具立てに気を配り、自由に選べる席にバリエーションを持たせる。 ・抵抗勢力は撃破しなければならない。そのための知恵を絞る。 具体的な行動に関しましては別の機会に紹介するものとしますが、前記 しました、実現するために必要なことの中に、幾つかの解決策が潜んで いますので、考えてみてください。 「組織的知識創造理論」で有名な野中郁次郎教授は、フリーアドレス 方式について次のようにコメントしています。 「人間は帰る場所があることに存在価値を見いだす傾向もあるので、 本籍地と現住所という感覚で、ある程度は帰属する場所を固定しつつ、 自由に動けるオフィス環境がいいと思います。そして、同質な暗黙知 よりも、異質な暗黙知を持つ人間同士のほうが質の高い知識を生み やすいという点で、フリーアドレスが適しているのは確かです」 ※このメールマガジンは、転送することができます。 ・読んで欲しいと思う方がおられる場合には、本誌を全文で 転送してください。 ・毎号転送するのがお手数の場合は、下記のメールアドレス宛に 転送先のアドレスをご連絡ください。次の号から配信いたします。 <hiro.oshima@nifty.com> ・転送先の方に下記サイトから読者登録をして頂くこともできます。 まぐまぐ http://archive.mag2.com/0000087454/index.html メルマ http://www.melma.com/backnumber_60009/ ヤフー http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/1336/p/1/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★自分らしく少しずつでも進歩し続けたい ・ブログ『進歩の日々を自分らしく』に次のメッセージを掲載中です *無駄か、余力か:常に考えよう http://plaza.rakuten.co.jp/kokenpat/ ★サイト「経営改善で会社を元気に」に次のメッセージを掲載中です *近い将来の競争優位づくり http://homepage1.nifty.com/koken_pat/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆改善実践考房、8月度のご案内◆ 4月から4回にわたり、関連テーマをリレーする形での展開でした。 下記の通りです。 4月:組織で働く人たちに求められる仕事力とは 5月:目標を達成する力 6月:目標達成に役立つ仕事の仕方 7月:顧客満足の考え方について 7月の意見交換と討論の内容は、 http://archive.mag2.com/0000098903/index.html のバックナンバーに8月10日頃に掲載の予定です。 6月までの分は既に掲載しています。 8月のテーマは、10数年にわたって自然エネルギー発電設備の活用 分野の追求と市場開拓に従事されてきた方のお話を軸にして、意見交換と 討論をおこなってみようと思っています。 『自然エネルギー発電の問題点と展望』 8月の開催日と会場を下記にご案内致します。このテーマやこれまでの テーマに関心をお持ちの皆様、ご自身のテーマをお持ちで他者の意見や 考え方も聞いてみたいと思われる皆様、どうぞお運びください。 日 時:09年8月27日(木)午後6時30分~8時30分 テーマ:自然エネルギー発電の問題点と展望 会 場:神戸市勤労会館304号室(神戸市中央区雲井通5-1-2) (JR三宮駅浜側を東へ徒歩で約5分) ご案内サイト: http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.html ご連絡先: メールアドレス <hiro.oshima@nifty.com> ━━毎月の考房レポートをメールマガジンでお届けします━━ 『経営改善談論録:考房レポート』 まぐまぐ http://archive.mag2.com/0000098903/index.html メルマ http://www.melma.com/backnumber_75703/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★開発技術者のための目標達成手法を 身に付けることができます ・開発の推進に心を砕いておられる人たちの3つの悩み 設定機能と品質の実現、設定期限の遵守、開発品の業績貢献 ・開発に取り組む皆様のこんな悩みを解決するお役立ち講座です ━━開発目標達成のマネジメント講座━━ このネット配信講座で開発のマネジメント力を身に付けましょう http://www.knowledge.ne.jp/lec943.html ・会社の将来の命運を決める開発を成功に導く道が見えてきます ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆貴社の事業展開や経営管理にOB人材が貢献できます◆ 地域には能力の高い産業人0Bが大勢います。この人たちの能力を どのように活かすかが、地域の中小企業、さらには地域全体の発展を 左右すると言われています。 当NPO:産業人OBネットは、地域中小企業と地域全体の発展を願い、 こうしたOB人材を活用して頂くための活動をしています。 ・貴社の事業展開や経営管理に産業人OBの活用を考えてみませんか。 ・検討してみようとのご意向をお持ちでしたら、下記メールアドレスに ご一報ください。ニーズの詳細を伺いに当NPOのメンバーがお訪ね 致します。 産業人OBネット理事 大島啓生 Eメール <hiro.oshima@nifty.com> ・当NPOは神戸商工会議所経由で、 国の事業である「新現役チャレンジ支援事業」 に関するニーズ調査活動を受託しております。 まずはお気軽にご相談ください。 ------------ 特定非営利活動法人 産業人OBネット 〒650-0013 神戸市中央区花隈町7-16 保健会館3階 電話:078-362-4680 FAX:078-341-3052 http://homepage2.nifty.com/sangyoujin-obnet/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★目標達成の自信が持てれば、何をしても楽しい ━━ネットで学ぶ目標達成の技と心(メルマガ)━━ ・毎月わずか500円未満で2回、第2と第4木曜日の配信です ・既に配信済のバックナンバーも入手できます ・購読申込みには「まぐまぐプレミアム」の会員登録(無料)↓を http://premium.mag2.com/aboutcampaign.html ・購読申込当月の購読料は無料です。お申し込みはこちら↓から http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006167.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎いつもご高覧いただき、ありがとうございます 本誌バックナンバーのタイトルテーマの内容は、下記サイトの 「月刊:考研レビュー」に掲載しています 改善実践考房 主宰 / 大島啓生 E-mail <hiro.oshima@nifty.com> URL <http://homepage1.nifty.com/koken_pat/> 神戸市垂水区桃山台5-7-7 〒655-0854 TEL:078-755-2276 FAX:078-752-9097 ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/kokenpat/ http://ameblo.jp/koken-pat/ リンク集 http://homepage1.nifty.com/koken_pat/activity.html#link


