2009/07/13
一生懸命すぎないように/考研ウィークリー447
★ 今回のテーマ / 一生懸命すぎないように おはようございます。 雨と薄日が織り成す梅雨の日々に草木は元気付いているようですが、 もうそろそろ梅雨が明けてほしいなあ、と思う気持が強くなってきた のを感じています。夏雲のわく碧空や紺青の海は目に心地よいものです し、虫たちの飛び交うさまは生命の謳歌を感じさせます。夏への期待が だんだん強まってくるこの時期を楽しもうと思っています。 今回は、目標明示の力を確認する一言です。 ◎小さなことでも目標を明確に◎ 日々の仕事の中で人々は努力をしています。目標を見据えて努力する 人もいれば、できるところまでやろうと努力する人もいます。しかし、 目標に裏打ちされた努力と目標を持たない努力とでは、その質と密度に 差が出ます。小さなことでも目標を明示することが大切です。 目標を明示することには、ある種の覚悟が要ります。明示とは自分 だけではなく他者の目にも見えるようにする訳ですから、その達成には 暗黙のプレッシャーが掛ります。しかし、思い切ってこれをやらないと 事は成らないことを思い知らされてきました。誰も見ていなかったり、 責任が明らかにされていなかったりすると、苦しさを避けようとして 荷を下ろしてしまうのは、自分に対して甘かったからなのでしょう。 これからもどうぞお元気にお過ごしください。 ============================== ☆☆ 会社を元気に!「考研ウィークリー」 ☆☆ -----2009年7月3週号----- ◆一生懸命すぎないように◆ 物事に一生懸命に取り組むことは大切なことです。いい加減な気持で 形ばかりで取り組んでいるのでは、事は成りません。形だけでも整って いますと見掛け上はきちんとしているように見えますが、環境の変化や 新しい事態に遭遇しますと、事が成っていないことがばれてしまいます。 そんな訳で、幼少時から教えられてきた通り、物事に一生懸命に取り 組むことは、たいへん高い価値をもって受け止められます。そして、 その価値観は正しいのです。 ある経営者と意見交換をしている時、「物事に一生懸命過ぎると、 かえって受け入れられないことがある」というお話がありました。その 経営者の回りで起った事実を幾つも上げて説明してくれました。 そこで、一生懸命ということを、この言葉で一括りにするのではなく、 現実の中で具体的に捉えてみようと思い立ちました。即ち、一生懸命の 裏にある想いや気持、価値観や倫理観に考えを巡らしてみようと思った のです。 物事に一生懸命取り組む時、人々は何を思い、何を感じているので しょうか。また、その事を成して何を実現したり、獲得したりしようと しているのでしょうか。 受験勉強をしている人は、志望校に合格したいと思っています。自分 より上位の成績の競争相手には脅威を感じていることでしょう。一生 懸命に勉強することの裏側には、こうした思いと感情があります。 顧客から依頼された資料作りをしている人は、顧客との関係を深め たい、現在営業活動中の案件を受注したい、営業成績を上げて社内での 立場を高めたい、といった思いを持っています。 同時に、顧客が自分の作成した資料に好感を持ってくれるかどうかを 心配し、顧客に接近してくる競合他社の営業マンの動きに不安を感じ、 活発に行動する社内のライバルとの競争に勝ちたいとの感情に引きずら れる、といった心理的背景も否定できないでしょう。 一生懸命に取り組むとは、以上のようなことを全て背負いながら、 目標とすることを実現しようとして、全知全能をかけて行動することに 他ならないでしょう。 このように、一生懸命に物事に取り組んでいる人たちの想いや心の 在り方は様々です。そして、その想いや心の在り方は、隠し通せるもの ではないのでしょう。ちょっとした行動や言葉の端々に現れたり、 表情から読み取られたりします。 こうしたことが、同じ事に取り組んでいる人たちの間にも違いを生む ことになります。友だちと一緒に合格したいと心から思っている人と、 友だちを蹴落としてでも合格したいと思っている人とでは、何かが違う のです。 お客さまにとってどういうものが最善かを必死に考えて資料作りをして いる人と、お客さまの要求に応えることができずに上司の叱責を受ける のが嫌で資料作りをしている人とでは、やはり何かが違うのです。 どちらの人も一生懸命に取り組んでいることに違いはありません。誰が 見ても、その一生懸命さは伝わってきます。むしろ、競争相手を蹴落と そうとしている人や、上司の叱責を避けようとしている人のほうが、 一生懸命さの度合が高いことさえあるのです。 そこで、「受け入れられる」という度合を基準に考えてみました。 明らかに、友だちと一緒に合格したいと心から思っている人や、 お客さまにとっての最善を必死に考えている人のほうが受け入れられる ものを持っているようなのです。 それは、理屈ではないようです。想いや心の在り方が醸し出す何かが、 そういう働きをしているようなのです。「一生懸命過ぎると、かえって 受け入れられない」という現象は、こうして起るものと考えられます。 物事に一生懸命になることは良いことです。しかし、一生懸命という 姿勢を取らせることの根底にあるものが何であるか、ということが、 その一生懸命さの価値を左右しているように思います。 上記の経営者が、ある種の一生懸命さに受け入れられないものを感じる のは、根底に潜んでいる自己中心主義的な要因を何らかの形で知覚して いるからではないかと考えられます。 実際、共感重視的な動機付けよりも自己中心主義的な動機付けの方が、 より大きな一生懸命さを引き出すことが多いのも現実のようです。 こうしたことを考慮に入れますと、一生懸命すぎるということは、 自己中心主義的な動機付けから生まれるとも言えそうです。 自分に、そして自分の周囲にいる人たちに、一生懸命すぎると感じた 時、一生懸命の根底にあるものにも考えを巡らし、一生懸命すぎない ように行動をコントロールすることも大切ではないかと思います。 ※このメールマガジンは、転送することができます。 ・読んで欲しいと思う方がおられる場合には、本誌を全文で 転送してください。 ・毎号転送するのがお手数の場合は、下記のメールアドレス宛に 転送先のアドレスをご連絡ください。次の号から配信いたします。 <hiro.oshima@nifty.com> ・転送先の方に下記サイトから読者登録をして頂くこともできます。 まぐまぐ http://archive.mag2.com/0000087454/index.html メルマ http://www.melma.com/backnumber_60009/ ヤフー http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/1336/p/1/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★産業人OBの力で中小企業へのお役立ちを提供しています 『特定非営利活動法人:産業人OBネット』 ・産業人OBの方も、中小企業の経営者の方も、 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設定機能と品質の実現、設定期限の遵守、開発品の業績貢献 ・開発に取り組む皆様のこんな悩みを解決するお役立ち講座です ━━開発目標達成のマネジメント講座━━ このネット配信講座で開発のマネジメント力を身に付けましょう http://www.knowledge.ne.jp/lec943.html ・会社の将来の命運を決める開発を成功に導く道が見えてきます ★自分らしく少しずつでも進歩し続けたい ・ブログ『進歩の日々を自分らしく』に次のメッセージを掲載中です *効率化推進の渦中でも効果性を考える http://plaza.rakuten.co.jp/kokenpat/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆いま旬の講演テーマ◆ 『成功や目標達成の鍵を握る、仕事の生産性向上力』 仕事にしろ学習にしろ、個人にしろ組織にしろ、現代社会を生き抜く ために必要なことは、生産性を高めることです。成功者は、生産性を 高めることのできた人の中から生まれます。 生産性向上のポイントは、日常の仕事や学習の仕方の中にあります。 これを見のがさないようにしたいものです。 内容は次のようなものです。 ・我々は競争社会で生きており、そこで人生の幸せを追求しています ・人生の幸せの実現に強く影響するのが、生産性と目標達成です ・人生の幸せの形と、仕事の生産性向上のつながりをお伝えします ・仕事の生産性向上力を付けるための考え方お伝えします ご関心をお持ちの方は下記へご連絡ください。ご相談に応じます。 メールアドレス <hiro.oshima@nifty.com> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★目標達成の自信が持てれば、何をしても楽しい ━━ネットで学ぶ目標達成の技と心(メルマガ)━━ ・毎月わずか500円未満で2回、第2と第4木曜日の配信です ・既に配信済のバックナンバーも入手できます ・購読申込みには「まぐまぐプレミアム」の会員登録(無料)↓を http://premium.mag2.com/aboutcampaign.html ・購読申込当月の購読料は無料です。お申し込みはこちら↓から http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006167.html 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