2009/06/01
やり残していること/考研ウィークリー441
今週のテーマ / やり残していること おはようございます。 仕事部屋の窓から見える公園の緑が濃くなってきました。入り口の 卯の花の植え込みも白い花を付け、匂うようになりました。数日前に ホトトギスの初音を聞いたのですが、この天候のせいかそれっきりに なっています。「夏は来ぬ」の雰囲気はもう少し先のようです。 今回は、内なる自分を感じるための一言です。 ◎真に空の時を持つ◎ 仏教で言うところの「空」或いは「無」の状態でしょうか。何もかも から脱して真に空になる時、人は素直な心になり、ふと浮かぶ新しい 発想や素晴らしいアイデアが生まれるようです。週に一度は努力して こうした時を作りたいものです。空心理知天。 私が心中で唱えているのは次の言葉です。空なるおのれに心あり、 心あれば理にあり、理にあれば良知を致す、良知を致せば限りなく天命 に近づけり。即ち、空心理知天です。楠正成公の旗印に「非理法権天」 とありました。これを真似し、王陽明の「心即理」に思い入れて生まれ たものです。できれば毎日、と思うのですがむずかしいものです。 これからもどうぞお元気にお過ごしください。 ============================== ☆☆ 会社を元気に!「考研ウィークリー」 ☆☆ -----2009年6月1週号----- ◆やり残していること◆ 実行予定に入っていたことに着手できずに長い時間が流れたり、着手 したけれど思わしい結果が得られず継続する意欲を失った時、それは 実行されずに放置されることが多いようです。 タイミングを失した、時流に乗り遅れた、成長の期待ができない、手間 と時間の割に大した実りをもたらさない、といったことが言い訳として 並べ立てられます。その通りのものもあるでしょう。 しかし、こうした「やらない理由」の下に、本当は大切なことが置き 去りにされていることはないのでしょうか。本当に大切なことは、タイ ミングとか、時流とかに関係なく、手間や時間がかかってもやるほうが よいのではないでしょうか。 さらに長い時間が過ぎて、何かの機会に別の人から再び提案される こともあります。しかし、それなりの理由や言い訳の下に止めたことは、 殆ど再開されることはないようです。 そんな時に提案を葬り去る手段が、前にやったけどうまくいかなかった、 以前の調査と試行で大した実りをもたらさないと判断された、成熟分野 には手を出さないと意思決定されている、といった主張です。 こうした主張の下に、前にやった時のやり方が適切だったかどうか、 以前の調査と試行が充分であったかどうか、成熟分野との判断が正し かったのかどうか、といった疑念を抱くことさえ許されない雰囲気が でき上がってしまいます。 こうしたことが起るのは、そういった「やらない理由」の下に止めた ことを「必要がないから止めたこと」と捉えるからです。そうではなく、 「やり残していること」と捉えれば、再開の雰囲気も生まれてきます。 イソップ物語の中によく似た話があります。「酸っぱい葡萄」という 話です。物語では、美味しそうに実っている葡萄をキツネが採ろうと しますが、どうしても採れません。やがて諦めたキツネは「どうせあの 葡萄は酸っぱいに決まってる」と捨て台詞を残して去っていきます。 葡萄を採る方法をもっと工夫することが、キツネには必要だったの ですが、あの葡萄は酸っぱいと断定することによって、葡萄を採るため の工夫は必要がなくなります。 キツネはこの捨て台詞と思い込みによって、「やり残したこと」を 「必要がないから止めたこと」に変えてしまったのです。そして、 それを自分の意識の中に定着させてしまったのです。 このキツネと同じようなことを、現代社会に生きている人間がやって いると考えると、思わず失笑してしまいますが、笑い事で済ます訳には いかないようです。 一度はやることを思い立ち、やらずに時を過ごしていることは、必要が ないから止めたことではなく、やり残したことと受け止めるのが妥当な ようです。再開の契機や機会が現れた時に検討すべきは、止めた理由の 蒸し返しではなく、再開の条件や環境が整ったかどうかということです。 やり残しているという意識があれば、それをこれからやることによって 何がどうなるかを前向きに検討できるはずです。再提案されるという ことは、やり残し感覚があるからです。再提案するだけの背景が感じ られるからです。 適切なタイミングで足下を見直し、やり残していることを拾い上げ、 その実行を検討してみることも有意義だと思います。結びとして、 花王の中興の祖と呼ばれる丸田芳郎氏の言葉を上げておきます。 「成熟市場でも、まだやり残したことがある」 ちなみに、この言葉の下に開発され、飽和市場・成熟市場と言われた 衣料用洗剤業界に大きな衝撃を与えたのが、「アタック」でした。 ※このメールマガジンは、転送することができます。 ・読んで欲しいと思う方がおられる場合には、本誌を全文で 転送してください。 ・毎号転送するのがお手数の場合は、下記のメールアドレス宛に 転送先のアドレスをご連絡ください。次の号から配信いたします。 <hiro.oshima@nifty.com> ・転送先の方に下記サイトから読者登録をして頂くこともできます。 まぐまぐ http://archive.mag2.com/0000087454/index.html メルマ http://www.melma.com/backnumber_60009/ ヤフー http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/1336/p/1/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★開発技術者のための目標達成手法を 身に付けることができます ・開発の推進に心を砕いておられる人たちの3つの悩み 設定機能と品質の実現、設定期限の遵守、開発品の業績貢献 ・開発に取り組む皆様のこんな悩みを解決するお役立ち講座です ━━開発目標達成のマネジメント講座━━ このネット配信講座で開発のマネジメント力を身に付けましょう http://www.knowledge.ne.jp/lec943.html ・会社の将来の命運を決める開発を成功に導く道が見えてきます ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆改善実践考房、6月度のご案内◆ 5月は「目標を達成する力について、具体的に考えてみよう」という テーマで談論を行いました。6月度は未だテーマを決めていません。 良いテーマが上がりましたら、このメルマガ広報でお伝えします。 5月の意見交換と討論の内容は、6月10日頃に、 http://archive.mag2.com/0000098903/index.html のバックナンバーに掲載します。 開催日と会場を下記にご案内致します。改善課題や解決するべき課題を お持ちで、他者の意見や考え方を聞いてみたいと思われる方、どうぞ お運びください。 日 時:09年6月25日(木)午後6時30分〜8時30分 テーマ:特に決めていません 会 場:神戸市勤労会館304号室(神戸市中央区雲井通5−1−2) (JR三宮駅浜側を東へ徒歩で約5分) ご案内サイト: http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.html ご連絡先: メールアドレス <hiro.oshima@nifty.com> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★自分らしく少しずつでも進歩し続けたい ・ブログ『進歩の日々を自分らしく』に次のメッセージを掲載中です *身近にある現象をしっかり見詰める http://plaza.rakuten.co.jp/kokenpat/ ★サイト「経営改善で会社を元気に」に次のメッセージを掲載中です *効果的な営業活動ができる組織 http://homepage1.nifty.com/koken_pat/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆いま旬の講演テーマ◆ 『成功や目標達成の鍵を握る、仕事の生産性向上力』 仕事にしろ学習にしろ、個人にしろ組織にしろ、現代社会を生き抜く ために必要なことは、生産性を高めることです。成功者は、生産性を 高めることのできた人の中から生まれます。 生産性向上のポイントは、日常の仕事や学習の仕方の中にあります。 これを見のがさないようにしたいものです。 内容は次のようなものです。 ・我々は競争社会で生きており、そこで人生の幸せを追求しています ・人生の幸せの実現に強く影響するのが、生産性と目標達成です ・人生の幸せの形と、仕事の生産性向上のつながりをお伝えします ・仕事の生産性向上力を付けるための考え方お伝えします ご関心をお持ちの方は下記へご連絡ください。ご相談に応じます。 メールアドレス <hiro.oshima@nifty.com> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★目標達成の自信が持てれば、何をしても楽しい ━━ネットで学ぶ目標達成の技と心(メルマガ)━━ ・毎月わずか500円未満で2回、第2と第4木曜日の配信です ・既に配信済のバックナンバーも入手できます ・購読申込みには「まぐまぐプレミアム」の会員登録(無料)↓を http://premium.mag2.com/aboutcampaign.html ・購読申込当月の購読料は無料です。お申し込みはこちら↓から http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006167.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎いつもご高覧いただき、ありがとうございます 本誌バックナンバーのタイトルテーマの内容は、下記サイトの 「月刊:考研レビュー」に掲載しています 改善実践考房 主宰 / 大島啓生 E-mail <hiro.oshima@nifty.com> URL <http://homepage1.nifty.com/koken_pat/> 神戸市垂水区桃山台5−7−7 〒655-0854 TEL:078-755-2276 FAX:078-752-9097 ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/kokenpat/ http://ameblo.jp/koken-pat/ リンク集 http://homepage1.nifty.com/koken_pat/activity.html#link



