2006/07/23
人妻からくり物語3[21]5周年-逢瀬-その1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人妻からくり物語3 [NO.21] 2006-07-23 ◆ 山口ひとみ ◆ http://tamagoya.ne.jp/mm/karakuri/hitomi/ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ !このマガジンをPCの片隅に保存しデータベースとして活用してください! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ■この無料マガジンはあなたの購読意思によって配信されています。 ■このマガジンが要らないというかた、解除はこちらでお願いします。 【まぐまぐ】 http://www.mag2.com/m/0000085790.htm ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◎いつも「たまごや」のマガジンをご購読いただきありがとうございます。 今回も「人妻からくり物語」でお楽しみください。 ─────────────────────────────────── ┏━━━━━━━━━┓主婦の日常は平凡のようではあるけれど、山あり谷あ ┃人妻からくり物語3┃り非凡な結婚生活。妻として母としての自分と、一人 ┗━━━━━━━━━┛の女としての自分に挟まれながらも人生は大いに楽し みたい。普通の主婦が語るあなたの知らない「からくり物語」 ─────────────────────────────────── 第21回 ■5周年−逢瀬−その1 彼との逢瀬はこれまでに2回だけ。初めて会ったのは一昨年の夏だった。帰省 が表向きの理由だったんだけど、3年ぶりだったからついでに兄弟にも友達に も会う段取りをつけ、心はとってもはしゃいでいた。ひょんなことから前夫と も会うというおまけもついた。(第9回参照) その年は猛暑で、その日も眩しすぎる太陽を浴びながら、日中は久しぶりに兄 弟(妹と2人の弟)に会ってショッピングを楽しんだり、夕食時はパスタのお 店に入って子供の頃の話で盛り上がったんだよね。その足で彼が予約してくれ たホテルに向かったんだけど…。 もう、参った。駅の側と聞いてすぐ分かると思ったのが甘かった。ボストンバ ッグには親や友達に渡すお土産が入ってて重いし。熱帯夜でちょっと歩くだけ で汗は吹き出るし。ホテルに電話したけど分からず右往左往して、結局人づて に聞いてやっとの思いで部屋に入ることが出来た。 汗だくだくで、すぐシャワーを浴びたかったけど、約束の午後10時ぎりぎり でそんな時間なんてないじゃない。あー、当初の予定(様相を整えて彼に会う) はどこへやら。時間を作ろうと彼の携帯にかけたら留守電になってるー。 仕方ない、会ったらすぐ浴びればいいや、と思ったのも後悔するはめに。何故 なら…。コンコン。彼がノックする。ドアの傍で身構えていた私はドアに隠れ るようにして彼を部屋に迎え入れる。彼が入ってきたーと思った瞬間、背後か ら彼に抱きつかれてしまった…からだ。 思いもよらぬ事態に「びしょびしょなの」と言うのがやっとで、うつむいたま ま顔をあげられなかった。彼も驚いて腕を離し「ほんとビショビショだ。すぐ シャワー浴びてきな」って。思いっきりダサダサだ。彼は私の緊張をほぐそう と思ってしたみたいなんだけど。 それでもシャワーを浴びたら身も心もリフレッシュ。彼からのプレゼントは銀 細工に挑戦して初めて作ったというリングと新作の「エタニティ ラブ」手間 ひまかけた彼の愛情たっぷりのリングを左の薬指にはめてみる。ちょっぴりく すぐったい感じ。ピンク色の香水は首筋に吹きかけると甘い香りが漂ってうっ とり気分に。 私は彼と過ごす空間を演出する為に、その日買い集めた小物達を取り出す。ガ ラスの器に貝殻が詰まった紫色のキャンドル。グラスにマドラー。 透明なビニールを2枚合わせた中に、金魚の形や丸く切り取られた赤や青のセ ロファンが入っていて、手にとるとそれらが移動するコースター。ジュースは 彼のリクエストの果汁100%のグレープフルーツ…だと思ったら100%じ ゃないの、と言ったのを聞き間違えてたみたい。またまた失敗。だけどキャン ドルとコースターは気に入って貰えたから良しとしよう。 生理中で残念ながらHはおあずけ。ツインベッドを繋げて彼と2人で仰向けに なってお喋りしたりキスしたり。頭の中がほわほわして夢心地気分。 いつ寝入ってしまったのだろう。気がついたら夜が明けてた。「やっと起きた ね」って彼が私の顔を覗き込んで言う。しばし唖然。「1時間半寝てたよ。も うそろそろ時間だから帰らなきゃ」 あー、またまた大失態をしでかしてしまった。悔やんでもあとのまつり。「ご めんなさい。ごめんなさいごめんなさい…」ひたすら謝り続ける私。「昨日の スケジュールを聞いていたからね。疲れて寝ちゃうだろーなって思ってたもの」 彼が怒ってないことが救いだった。「眠れるって事は安心してるって事だし。 それはそれで嬉しいよ」とも。 うー、何処に彼と2人きりの初めての夜に、お喋りしながら寝てしまう人がい るだろう。こうして情けなくも彼と初めての逢瀬は失態だらけだったのでした。 山口ひとみ ◆感想・励ましのお便りはこちらから ◇ http://tamagoya.ne.jp/mm/karakuri/hitomi/prf.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▼▼オススメマガジン▼▼▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デジタルたまごやから昭和を語るマガジンが発進です。古き人たちの声を聞き、 歴史を紐解き、未来に生かすのが私たちの役割です。 ─────────────────────────────────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓戦後61年。平成生まれの若者はもう ┃昭和一桁生まれの「ひとりごと」┃18歳。昭和もすでに古くなりつつあ ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛ります。しかし今の日本を語る上で激 動の昭和を避けて通ることはできません。昭和の生き字引ともいえる筆者の 話に少し耳を傾けてみませんか? >> http://www.tamagoya.ne.jp/showa/ ─────────────────────────────────── ■免責事項■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃記事・広告については自己責任にてご利用ください。 ┃記事の転載・再利用についてはご相談ください。 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ライター:山口ひとみ ┃編集発行:たまごや Copyright(c)(隔週刊:1732部) ┃お問合せ: master@tamagoya.ne.jp ┃このマガジンへの広告掲載は: http://tamagoya.ne.jp/mm/ad.htm ┃メルマガライター募集中: http://tamagoya.ne.jp/mm/writer.htm ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇お店で買うにはちと恥ずかしい。ネットで買えば買いやすい。 ◆リニューアルしました⇒ http://SeasideOrchid.com/ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


