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2007/02/19

【風 水】地磁気の話-3

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                            【 風 水 】

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『地磁気−2』を発行したのは2006年10月でした。今は2007年2月。時の経つの
はなんと早いのでしょう・・と言うことで、皆さんはすでにお忘れでしょうが、
前回は「もし、地磁気がなくなったら!? 」で終わっていました。ようやくその
続きです。


風水の科学【地磁気−3】………………………………………………………………

地球の中心を核(かく)、あるいはコアといいます。コアは二層になっていて、内
側は鉄のかたまりですが、外側は溶けた鉄です。この溶けた鉄が流動することに
よって電流が発生します。小学校の理科を思い出してください。鉄の棒にエナメ
ル線を巻いて、電池をつなぐと電磁石になりましたね。それと同じ原理で、地球
が一本の棒磁石になり、磁気が発生して南北の磁極ができます。

その鉄のコアを取り巻くのが、マントルという橄欖岩(カンラン岩)でできた層
です。その一部が融けて、どろどろになっているのがマグマです。つまり、地球
はぶよぶよした水風船のようなものですね。だから大陸が移動したり、渓谷や山
脈ができるわけで、地震なんぞはあって当たり前ということになるのです。

さて、この地球内部をぐるぐる回っている溶けた鉄が、DVDのように正確に回
転していれば何の問題もないのですが、実は想像以上に変化しているのです。そ
れに伴い地磁気の強さや、磁北の位置も大きく変わることになります。



磁極の逆転現象は、まず地磁気が消失することから始まると考えられています。
徐々に地磁気が弱くなり、磁極が南極や北極から離れだし、やがて磁気が消失す
る。一説では、その磁気消失の状態が数千年間続くと言われています。最近では
78万年ぐらい前に、磁極の逆転現象があったそうです。78万年前というと、人類
はまだ原人です。あの有名な北京原人でさえ、その存在は75万〜30万年前といい
ますから、人類は未だかつて磁極逆転現象の経験はないと言っていいでしょう。

最初にこの磁極逆転現象を唱えたのは、松山基範(まつやまもとのり)という日
本の地球物理学者です。昭和5年(1930年)のことでした。しかし、それを世界が
認めたのは1950年代になってからのことです。つい最近ですね。現在、地磁気は
徐々に弱くなりつつあります。それが一過性のものなのか、磁極逆転の予兆かは
意見が分かれるところですが、逆転派は「このままいけば地磁気消滅まで、あと
1000年ぐらい」と予想しています。

では、磁極逆転現象が起こると、私たちはどうなるのでしょうか。残念ながら、
その答えはまだ出ていません。しかし、問題は磁極の逆転よりも地磁気の消滅に
ありそうです。もっとも、SF映画のような大災害が発生することはなさそうで
す。考えられることは、ある程度の気候変動と、地上に降り注ぐ宇宙線や太陽風
などの影響です。もっとも、「地球磁場がなくなっても、大気層がなくなるわけ
ではないので、宇宙からの影響に直撃されることはない」というのが大方の見方
です。

では、風水的にはどうなのでしょう。風水は地磁気と密接な関係があります。方
位磁石が役に立たないというだけではありません。現代でも、異常な地場を示す
場所に、家を建ててはいけないと風水は教えます。自然界に与える影響はわずか
でも、人体に及ぼす物理的・精神的な影響はどうなのでしょう。正直言ってちょ
っと想像できません。もっとも、現代の私たちが千年後に生きている可能性はな
いし、科学技術の進歩が、今以上に人類の安全を保証してくれることでしょう。
ただし、人類が愚かな行為をしなければの話です。


      気象庁地磁気観測所 http://www.kakioka-jma.go.jp/index_j.html

                               −終わり−

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