2009/07/22
老裏5[94]介護保険(1)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 老人ホームの裏事情Part5 [NO.94] 2009/07/22 ~学校では教えない本当の社会福祉~ ◆エル・ドマドール ◇PC版 http://www.tamagoya.ne.jp/cms/senior5/ ◇携帯版 http://www.tamagoya.ne.jp/mobi/sen5-09/ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ …●この無料マガジンはあなたのご希望により配信されています。 …○このマガジンが要らないかた、解除はこちらでお願いします。 【まぐまぐ】 http://www.mag2.com/m/0000084809.htm ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◎いつも「たまごや」のマガジンをご愛読いただきありがとうございます。 今週も「福祉界の猛獣使いことエル・ドマドール」さんのコラムでお楽しみく ださい。 ==================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓福祉を騙る偽善と悪行そして真実。福 ┃学校では教えない本当の社会福祉┃祉が「善行」だと信じる「良き介護者」 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛は読まないほうがいいでしょう。キャ リア10年以上の福祉界の猛獣使いことエル・ドマドールが暴く福祉の本当 の姿、そして痛烈な真実。 ==================================================================== 第94回 ■介護保険(1) 今まで散々福祉について語ってきたが、よく考えてみると介護保険のついては テーマにしたことがない。そこで今回は改めて介護保険について語ろう。介護 保険とは医療、雇用に次いで設立された公的社会保険のことだ。2000年4月1日 から施行され、利用者は1割負担でサービスを受けられ、残りの9割は公費と保 険料でまかなう。だが、この程度なら福祉関係者なら誰でも知っているだろう。 このメルマガは他のところでは知りえない介護保険の本質について読者諸兄に 知らせたいと思う。 まず、介護保険の制定の理由についてお分かりだろうか?俺はかつて1号と2号 で少し述べているように介護保険とはそもそも増大する福祉予算を削減するた めの方便だ。だが、その当時の学識者や福祉関係者は介護保険導入前、つまり 1999年あたり何と言っていたか? 「在宅で福祉サービスが受けられるようになる」 「これからは自由にサービスを受けられる」 「利用者の選ぶ権利が強くなる」 など能天気な予想を語っていた。しかし、彼らは今歴史の検証をするべきだ。 サービスを選ぶどころか追い詰められて介護殺人や介護自殺まで起こるように なってしまった。自分たちの無知と甘さがどれだけ利用者や市民を苦境に追い 込んでしまったか。謝罪をして欲しいものだ。改めてここでも強調するが、介 護保険は介護を社会認知させるものではない。国が障害者や老人など弱者を切 り捨てるための政策なのだ。 第1号で述べたように福祉は元々搾取されている社会的弱者の不満を懐柔する ための政策だったのだ。あまりにも搾取が行き過ぎると暴動や一揆を招いたり して、権力者や資本家の地位が危うくなってしまう。そのために税金を再配分 して、ある程度社会的弱者の生活を保障するようになったのだ。このように福 祉は長期的に見れば権力者や資本家のメリットになるものだった。しかし、今 の日本やアメリカには再配分する税金の余裕さえない。だからこそ、まずは社 会的入院や施設介護などで公費を圧迫する利用者を叩き出すために「在宅介護」 をサービスに入れ始めたのだ。 介護保険のサービスには限度額があることは介護関係者なら知っているだろう。 例えば、要介護度5の居宅サービスは1ヶ月36万円ぐらいまでは1割負担で介護 サービスを頼めるように。しかし、俺はここで疑問に思う。どうして医療保険 に限度額がないのに、介護保険にはあるのか?そしてなぜこれを誰も指摘しな いのか?介護保険と違い、医療保険は出来高払い制度だ。一応保険審査はある が、検査や処置、投薬をすればするだけ病院側に報酬が支払われる。 これが乱診乱療を招き、不要な検査や治療、投薬の原因になっていることはも う20年以上前から指摘され尽くしている。しかも、医療保険には介護保険には ない高額医療の免除制度まである。このため国家財政に占める社会保険料は大 きく国民に負担をかけている。「医療費の増大を招く出来高払いを止めて、限 度額制にしよう」と動きもないわけではないが、その度に医師会の強硬な反対 にあっているのが現実だ。しかし、介護よりも無節操な医療行為の方がはるか に身体的な危険が大きいのだ。どうして医療が良くて介護は出来高払いは駄目 なのか?それは介護つまり福祉は医療に比べ政治的圧力をかけられないことを 表している。 これも気付く人はあまりいないが、介護保険前は措置制度で介護費用は一部応 能負担(収入に応じて負担が変わる)で残りは税金でまかなわれていた。しか し、介護保険はその税負担を半分にした。応益負担(受けたサービスの量で変 わる)で利用者が1割負担で、その残りの9割のうち半分は税金、残りの半分は 保険料でまかなわれることになった。俺は最初これを聞いたときにあまりにも えげつない国のやり方に閉口したものだ。どういうことか判るだろうか?国は 介護費用を平然と5割カットしたのだ。 言っておくが、国がカットした税金にしても元々は納税者が稼いだお金なのだ。 国民は納めた税金をより大きく包括する形で受け取る権利があるのだ。介護シ ステムの構築のために新たに介護保険を制定したと言うが、はっきり言って介 護保険料は国民に対する新たな増税に他ならない。おかしいことに消費税の税 率アップには国民は反対するが、保険と名が付くとなぜか反対しなくなる。し かし、よく調べれば調べるほど介護保険の財政負担には欺瞞を感じられずには いられない。しかも、あれだけ税金を無駄遣いしているのだ。よくこんなふざ けた制度に国民は怒り出さないものだと思ってしまう。 もうここまで読めば介護保険の行く末がどんなものか判るだろう。案外知られ ていないが、介護は本当にお金がかかる。医療もお金がかかるが介護は24時間 欠かせないからその出費は予想以上に高くつく。赤字財政に苦しむ国や地方自 治体が膨大な介護費用を快く払うだろうか?払うわけがない。事実介護給付は 削減されるばかりだ。 あまりにも低すぎる介護給付に事業所や利用者、家族たちはよく「厚生労働省 はあまりにも実態をわかっていない。もっと給付を充実して欲しい」と文句を 言うが、何を言わんかやだ。「生活援助を充実して欲しい」などあまりにも無 謀でピント外れだ。国や地方自治体も悪いが、こんな危険な代物を信じるほう にも問題がある。申し訳ないが、愚かさにも程がある。時代の流れを読めば、 介護保険給付が削減されることはあっても増えることはないことは理解できる はずだ。 エル・ドマドール 【関連記事】 [01]福祉の本当の起源 http://www.tamagoya.ne.jp/cms/senior5/archives/2007/09/01.php [02]福祉が利用者を見捨てる時 http://www.tamagoya.ne.jp/cms/senior5/archives/2007/09/02.php 老人ホームの裏事情Part3[20]特別養護老人ホームの実態(9)ホテルコスト http://www.tamagoya.ne.jp/mm/senior/3/20.htm ご感想・ご質問・お便りはこちらから ⇒ http://www.tamagoya.ne.jp/mm/issue/senior5_prf.htm ■免責事項■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃記事・広告については自己責任にてご利用ください。 ┃執筆依頼・転載について: http://tamagoya.ne.jp/mm/e-service.htm ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ライター:エル・ドマドール ┃編集発行:たまごや Copyright(c)(週刊:1161部) ┃お問合せ: master@tamagoya.ne.jp ┃このマガジンへの広告掲載は: http://tamagoya.ne.jp/mm/ad.htm ┃メルマガライター募集中: http://tamagoya.ne.jp/mm/writer.htm ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆[DIYの強い味方] EMPIRE社(USA)丸のこ定規(12インチ三角定規) ◇2x4材の施工に最適な定規⇒ http://tamagoya.ocnk.net/product/251 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


