2009/07/08
老裏5[92]プレジュディス(上)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 老人ホームの裏事情Part5 [NO.92] 2009/07/08 ~学校では教えない本当の社会福祉~ ◆エル・ドマドール ◇PC版 http://www.tamagoya.ne.jp/cms/senior5/ ◇携帯版 http://www.tamagoya.ne.jp/mobi/sen5-09/ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ …●この無料マガジンはあなたのご希望により配信されています。 …○このマガジンが要らないかた、解除はこちらでお願いします。 【まぐまぐ】 http://www.mag2.com/m/0000084809.htm ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◎いつも「たまごや」のマガジンをご愛読いただきありがとうございます。 今週も「福祉界の猛獣使いことエル・ドマドール」さんのコラムでお楽しみく ださい。 ==================================================================== ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓福祉を騙る偽善と悪行そして真実。福 ┃学校では教えない本当の社会福祉┃祉が「善行」だと信じる「良き介護者」 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛は読まないほうがいいでしょう。キャ リア10年以上の福祉界の猛獣使いことエル・ドマドールが暴く福祉の本当 の姿、そして痛烈な真実。 ==================================================================== 第92回 ■プレジュディス(上) 前回はダイバーシティ、多様性について語った。多様性に次はプレジュディス (偏見)について語ろう。前回も言及したが、多様性に欠けているとどうして も偏見や差別主義に陥りやすい。これらは二つでセットなのだと言うことを強 調しておく。自分が何を正しいと信じ、何が間違っていると信じているのか? それを知らない事にはダイバーシティを身につけることはできない。多くの人 々は恐ろしいことに常識とは自分が正しいと思うことがどこでも通用すること だと極めて自己中心的な世界観を身につけている。でもそんなナルシズムがど こでも通用するわけがない。世の中には多種多様な人々がいて自分の世界観が 全てではないことを知らないと偏見と差別主義に陥ってしまうのだ。 ―――常識とは20歳までに集めた偏見のコレクションである アルバート・アインシュタイン 多くの人々は「差別」が良くないことは知っている。実際、老人施設などに勤 務していると在日韓国朝鮮人を忌み嫌う人種差別主義者もいる。だがそういう 人でも自分が差別主義者だとは認めようとしない。現代は教育が行き渡りその ような差別は良くないと理解されるようになった。しかし、人種差別、学歴差 別、男女差別などの差別をしていないとしても果たしてプレジュディスと無関 係だとは言えない。多くの人はたやすく偏見の虜になる。それを例をもって証 明しよう。 先日心臓停止で亡くなったマイケル・ジャクソンほど全世界に影響を与え、注 目された人物はいない。だが、その反面彼ほど偏見の犠牲になっている人もい ない。多くのメディア、その中には権威のあるメディアでも彼の外観、特に何 度も整形を繰り返している事や白色化した皮膚について批判的である。まして や彼が外見に拘るあまり整形をしすぎているとか白人になりたいがゆえに肌を 漂白してたなどは死者に対する侮辱以外の何でもない。マスメディアならばき ちんと調べて報道するべきだろう。彼らの代わりに俺が諸君に事実を伝えよう。 最初の整形のきっかけは79年にステージの床に落ちて鼻を骨折した事故が原因 だ。鼻を骨折するとどうしても外見が変わってしまう。このため、マイケルは 止むを得ず鼻の整復手術を受ける。しかし、この手術が不適切だったために後 に呼吸困難を訴え再手術を余儀なくされる。お分かりの人もいるだろうが、整 形手術を一度受けるとどうしてもその後の定期的なメンテナンスが必要になる。 場合によれば再手術もある。人の顔は年齢によって微妙に変化する。ましてや 顔にメスを入れると思わぬ異変が起こることが多い。現にマイケルはその後も 顎に中烈が入ったりしている。何度整形したのかはマイケル側が明らかにしな いため不明だが、少なくとも止むを得ない選択だったのは確かだ。 そしてあの白い肌だが、あれは整形でも漂白でもない。あれは尋常性白斑、つ まり全身の色素が抜けてしまう皮膚病なのだ。この病気はアフリカン・アメリ カンの2パーセントに見られ、原因不明の難病なのだ。最初は体の一部だけ白 斑だったため、黒いファンデーションで隠していたが、やがて白い部分が黒い 部分よりも多くなってしまったため、白いファンデーションを使うようになっ たのだ。彼の死後、鎮痛剤や麻酔薬が大量保管されていたことがわかり、薬物 中毒だったのではないかという疑惑もあるが、それは全身性エリテマトーデス という膠原病の一種にかかっていたためだ。詳しくは割愛するがこの病気にか かると全身激痛が走るため、ステロイドと鎮痛剤抜きでは日常生活も営めない。 ましてや7月にはロンドンでライブをやる予定だったのだからなおさらだった。 マイケルの外観があまりにも変化しすぎる事を理由に彼を嫌う人は多い。しか し、それらは止むを得ない選択だった。事実を知ってマイケル・ジャクソンへ の印象が変わった人も多いのではないのだろうか。ついでに簡単に語っておく が、ペドファイル(少年愛)も事実ではない。93年に性的虐待で和解金を払っ たがこれは事実無根だった。長引く裁判に嫌気がさしたマイケル側は手っ取り 早く解決するべく和解したのだ。しかし、この判断がマイケルに少年性愛者と いうイメージをもたらしたことは否定できない。2003年には性的虐待まで逮捕 までされるが、2005年に無罪になる。マイケルを訴えた少年の母親はこの裁判 での証言で福祉詐欺が発覚、後に有罪判決を食らっている。 皮肉なことだがマイケル・ジャクソンは人がいかにたやすく偏見に陥りやすい か証明している。ここでも多様性の問題が関係する。マイケル・ジャクソンの 外観を見て、普通のアフリカン・アメリカンの外見と違うために違和感や嫌悪 感を感じる人は多い。多くの人はその時点でマイケル・ジャクソンのイメージ を悪い方向に決定付けている。そのために整形や白斑、少年愛について誤った 偏見を信じてしまう。最初から結論ありきなのだ。自分の信じる常識以外の免 疫がないために先入観が植え付けられると、それと違う情報が出てきても変更 出来ないのだ。一度記録すると上書きができないCD-Rのようなものだ。しか し、状況は毎日変化している。昨日常識だったことが今日は非常識なことはよ くあることだ。だから人間は上書きできるCD-RWでなくてはならない。だが多 様性に欠けているとCD-Rのまま過去の誤った情報を信じることになってしまう のだ。 多様性を身に付けるというと多くの人は自分の自我やプライドを侵害されてい るようで抵抗することが少なくない。しかし、多様性を身に付けることは自分 の信念や信条を捨て去れと言うことではない。ただ単に自分が信じている価値 観が通用しない人も世界にはいる。そう認めるだけでいいのだ。 長い話になってしまった。プレジュディスはまだ終わりではない。次回も引き 続き偏見について話をしよう エル・ドマドール 【関連記事】 [91]ダイバーシティ http://www.tamagoya.ne.jp/cms/senior5/archives/2009/07/91.php ご感想・ご質問・お便りはこちらから ⇒ http://www.tamagoya.ne.jp/mm/issue/senior5_prf.htm ■免責事項■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃記事・広告については自己責任にてご利用ください。 ┃執筆依頼・転載について: http://tamagoya.ne.jp/mm/e-service.htm ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ライター:エル・ドマドール ┃編集発行:たまごや Copyright(c)(週刊:1173部) ┃お問合せ: master@tamagoya.ne.jp ┃このマガジンへの広告掲載は: http://tamagoya.ne.jp/mm/ad.htm ┃メルマガライター募集中: http://tamagoya.ne.jp/mm/writer.htm ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆[DIYの強い味方] EMPIRE社(USA)丸のこ定規(12インチ三角定規) ◇2x4材の施工に最適な定規⇒ http://tamagoya.ocnk.net/product/251 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



