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2004/12/28

♪♪歯科医師 みわこのスマイル相談室 (^o^) 丿 平成 16 年 12 月 28 日

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  〃⌒⌒ヽ
((((ノノ
 )∩ ∩ b)  歯科医師 みわこのスマイル相談室 第24号
 (  〇  人


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       平成16年12月28日号です

こんにちは、松本 みわこ です。

皆さん、お元気ですか?

今年は昨年に比べて、暖冬(異常気象)のようですが、やはり、朝晩は冷えて
きましたよね。

さて、今回は、新しい虫歯予防法である『3DS』というシステムについて
ご紹介したいと思います。

現在、一部の歯医者さんで処置が可能な画期的な方法です。


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筆者の紹介

松本 みわこ

現在、銀座アベニュー矯正歯科にて勤務
( http://www.ginza-avenue.jp/ )

ご質問等は
 mailto:miwako@ginza-avenue.jp

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目次 ◇3DSとは?
    ◇虫歯のリスクファクター
    ◇細菌検査
    ◇3DSの処置が必要でない人
    ◇3DSの方法
    ◇まとめ

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------≫ 3DSとは? ≪------

3DS(Dental Drug Delivery System)とは、薬剤を使って、お口の中に
住んでいる細菌を除菌することで、虫歯になるリスクを低減させる治療法で
あります。


▼ 虫歯のリスクファクター
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
虫歯が発生する背景には、複数の原因因子が関わっていると考えられています。

(虫歯のでき方については、メルマガ第7号をご参照下さい。)
http://homepage2.nifty.com/webnavi/miwako/melma007.htm 

これらの因子をリスクファクターと呼び、リスクファクターを減らすことが、
現在、行われている虫歯予防法であります。

リスクファクターは、以下の3つに大きくわけられ、それぞれに対して
虫歯予防が行われてます。

1、宿主因子:フッ素塗布(歯質の強化)

2、環境因子:キシリトールの摂取(砂糖にかわる甘味料)
       歯磨きによるプラーク除去

3、細菌因子:キシリトールの摂取

これらの因子のうち、細菌因子に対する予防法というのは、従来、キシリトール
を摂取することで細菌の繁殖を抑制するという方法やクリーニング、歯磨きに
よって、間接的に細菌の低減を期待する方法でしかありませんでした。

これに対して今回、ご紹介する3DSはこの細菌に対して直接、薬剤を利用し、
除菌することで細菌因子(リスク)を減らすという予防法であります。


▼ 細菌検査
~~~~~~~~~~~~~~~
3DSは、虫歯になりやすいと感じる人、全員が行えばよいというものでは
ありません。

まずは、お口の中に住んでいる細菌の数がどの位いるのか検査を行い、
細菌数が多く、他の虫歯予防法だけでは、虫歯の発生をとめられないと
判定される方が処置の対象となります。

細菌検査は、唾液を採取し、その唾液に含まれる細菌を調べる方法で行います。
(細菌検査については、メルマガ第13号をご参照下さい。)
http://homepage2.nifty.com/webnavi/miwako/melma013.htm


▼ 3DSの処置が必要でない人
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
虫歯菌の数に問題はなく、お口の中に住む、さまざまな細菌叢の
バランスが良いと判定されれば、3DSの処置は必要ないと考えらます。

これは、3DS処置の必要はないが、行っても良いということではありません。
というよりも、処置をすべきでないと考えられます。

というのは、お口の中には多種類の細菌がすんでおり、虫歯菌が少ない人
の場合、歯の表面には虫歯菌よりも正常な細菌叢の方が多く存在していること
になります。

このような方に3DSを行うと虫歯菌だけでなく、正常な細菌までをも除菌
してしまうことになります。

除菌された歯の表面には、その後、歯肉や粘膜に住んでいる細菌らが歯の
表面にふたたび住むようになりますが、その際に、虫歯菌とは異なる細菌が
付着すれば問題ありません。

しかし、そうではなく、早期に残っていた虫歯菌が歯へ付着し、さらに、
砂糖の多いものを摂取する機会が頻繁にあると、逆に虫歯菌を繁殖させる結果
につながることがあるのです。

そのため、細菌検査で虫歯菌数に問題ない方は、3DSの処置は行わない方が
よいと考えられております。


▼ 3DSの方法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1、細菌検査

2、歯科医院にて、自分の歯型にあったマウスピースのようなトレーを作製
  します。

 http://www.ginza-avenue.jp/melma/0412281.JPG
  (歯型トレー写真)

3、機械的な歯のクリーニングを行います。

4、歯型のトレー内に薬剤を注入し、約5分間、歯にはめます。
  
5、その後、1週間〜10日後に再度、処置を行います。
  (3DSの処置を行っている期間は出来るだけ、砂糖を控えて頂きます。)

6、細菌検査を行い、最初の状態に比べて、細菌数が減っているか?
  まだ、3DSの処置を行う必要があるか判定を行います。


▼ まとめ
~~~~~~~~~~~~
生まれたての赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌は、まったくいません。

生後、家族の方とスプーンやフォークなどを共有することや会話の際に唾液が
飛んだりすることで、虫歯菌が赤ちゃんに感染します。

特に生後約1歳半〜3歳ごろにかけて、感染しやすいと言われております。

感染後は、歯磨きの状態が悪かったり、砂糖の多量摂取により、虫歯菌は
増殖し、虫歯になりやすい人へとなるのです。

一度、感染した細菌は絶対にゼロにすることはできないため、虫歯菌の数を
出来るだけ減らすことが虫歯の予防となるのですが、従来の歯磨き、クリー
ニング、砂糖の制限だけでは、一度、増殖した細菌数を減らすことがなかなか
難しかったのです。

そのため、直接、細菌を除菌し、細菌数を減らすこの3DSという治療法
(予防法)は、とても画期的といえます。

ただし、せっかく細菌数を減らしても、やはり、ゼロにすることは不可能
なので、その後の歯磨きや食生活を改善しないとまた元の木阿弥
(もとのもくあみ)なのです。

結局のところ、虫歯には、歯磨き&食生活が大切ということですね。

また、この3DSは、虫歯だけでなく、歯周病菌にも有効のようです。

成人の方にとっては、虫歯だけでなく、歯周病もコワ〜イですからね。

                       
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 編集責任者:松本 みわこ ( mailto:miwako@ginza-avenue.jp )
  URL : http://homepage2.nifty.com/webnavi/miwako/index.htm

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