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6人の建築専門家で結成したデザイン事務所「エディットデザインワークス」が発行。すまいとくらしのあれこれについて、設計者や施工者の立場から、楽しくためになる話題を提供。これから家づくりをしようとされている方は必見です。

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2008/05/10

すまいとくらしのア・ラ・カルト vol.151

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                         2008.5.10 Vol.151 
            
            住まいづくりの6人の専門家が
             あなたの暮らしと住まいを
               デザインします

 
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  ●コラム(家づくり箴言の知恵・名言のヒント)



  下階から上がりきると、左手に台所があり、振り向くと初めて居間が見え
  る。初めて訪れた人々はこの振り向いたときの光景が忘れられないという。
  また居間にいる人にとっては、来訪者と顔を合わせるまでに適度な「間」
  がもてる。

                          (吉村順三・建築家)


  別名「小さな森の家」と呼ばれる、軽井沢の吉村山荘のお話しです。この
  建築は住宅ではありませんが、別荘としてのその居住性は絶賛されていて、
  多くの住宅設計者たちのお手本になっています。

  その建物を訪れる人への配慮、ちょっとした驚き、感動の演出。迎える人
  と来訪者との「間」などにもさりげなく気を配った設計術。一般住宅にも
  ぜひ取り入れたい手法ですね。  
  
   
                              (笠井義文)


  
  
  ●6人の日替わりブログ日誌もご覧ください(毎日更新しています)。

    →http://edit.jugem.cc/

   
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  ●エディット広場 
 
  エディット仲間の連載シリーズをおとどけしています。 



  美術発見  2008年5月
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  5月の末から始まるモバイル・アートの展覧会は、東京の国立代々木競技場オ
  リンピックプラザを使っての、これまでにないスタイルの現代美術の展覧会に
  なる予定です。ファッション業界で国際的な老舗ブランドの一つ、シャネルが
  提供するこの展覧会は、規模の大きな国際巡回展で、このたびの会場のコーデ
  ィネイトを担当するのが現代建築家のザハ・ハディド。
 
  1950年生まれでイラク出身のこの建築家は、ベイルートを経て、イギリス
  で建築を学んだ後、やはり現代建築家のスターであるレム・コールハースの下
  で修業を積み、独立後はロンドンを拠点に活躍する「イギリスを代表する建築
  家」と言われています。(あら、不思議!)現代ドイツの代表的な建築家であ
  るダニエル・リーベスキントと同様に、その美しくも、実現に困難を極める設
  計プランのゆえ、独立後、しばらくは実作がなかったという過激な建築家人生
  を送ってもきたようです。
 
  日本では、原美術館で紹介されたことがありますが、このときもドイツ銀行の
  コレクション展の会場構成に携わっています。その後国内では、まだ大きく扱
  われるチャンスがさほどなかったのですが、今回、展覧会の内容に深く関わり、
  話題になることは必至でしょう。関係者から展覧会のあらましについてなど、
  聞いてはいるのですが、この原稿の〆切日の今日も、ザハの計画により展示ス
  ペースを構築中ですので、今回は細かいことを書かないことにします。またの
  お楽しみに。
 
  さて、建築家が関わるといえば、先だって群馬県立近代美術館がリニューアル
  ・オープンしたお披露目の展覧会に磯崎新が採り上げられ、関連事業として、
  これまた活躍めざましいオランダの現代建築家(先に触れたザハの師匠である)
  レム・コールハースまで、駆り出されて登場するという大盤振る舞い!群馬県
  が羨ましい限りです。


  おまけに群馬県には、館林市に群馬県立館林美術館という姉妹館もあり、文化
  的予算に恵まれているという印象は否めません。こちらの美術館の開館は平成
  13年10月。高崎市にあった県立近代美術館に次いで、群馬県東部の美術鑑
  賞の場を提供するための、この2館目の設計を担当したのは、第一工房。(徳
  島市内に、その師弟事務所「第二工房」があるのをご存じでしょうか。)現在、
  その館林美術館では、徳島県立近代美術館の所蔵名品展が開催されています。
  徳島の美術館の116点の作品が「20世紀の人間像」として展覧され、北関
  東で、改めて徳島のコレクションの充実ぶりをアピールする好機となっていま
  す。
 
  翻って、徳島の地では何が起こっているのでしょう?! 通常は「常設展」と
  言われる所蔵作品展で「常設」されていたパウル・クレーの作品も、フェルナ
  ン・レジェの作品も、パブロ・ピカソの『ドラ・マールの肖像』もなく、西洋
  近代の作品は根こそぎ持って行かれたというかっこうになっています。しかし、
  そこは開館18年の年月を経て。収蔵庫が充実していることを示すように、現
  代の作品群が会場を支えていました。

  会場ではとりわけ、アントニー・ゴームリーの『天使の器㈼』の存在が目を惹
  きます。まさに徳島の美術館の宝物であるという堂々とした作品です。奇しく
  も、今年は「UK-JAPAN2008」ということで、英国の文化を身近に知ろうと提唱
  されています。ロンドンのテート・ギャラリーに出掛けても観ることができな
  い20世紀の彫刻史に刻まれてよい名品です。

                               (玉川稲葉)
 

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   ●次回予告   vol.152の発行は、5月25日頃を予定してます。
       
 
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