上海ライフ 第79号
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2004年9月27日(月)
上海ライフ
第79号
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では、今回のコラムです。どうぞ。。
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<今号の目次>
●南京
●進歩してきたぞ!
●請求書と領収書
●TAROの知人・友人紹介「第四回」
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●南京
先日、1泊2日であるが初めて南京へ行く機会があった。南京は上海の隣、江蘇省
の省都で人口約500万人程の町である。上海から汽車で3時間半弱で行くことが出
来る。
南京と言えば、日本人のほとんどの方は「南京大虐殺」を思われると思う。その他
にも「南京虫」、「南京豆」、「南京玉すだれ」等がイメージされると思う。「南京
大虐殺」は色んな意見があると思われるが、その他の「南京虫」、「南京豆」、「南
京玉すだれ」は南京にはこの名前では存在しない。
そんな南京であるが、「南京大虐殺」については、先に書いたように色んな意見は
あると思うのであえて書かないが、私も見聞を広めるために、それらを展示してある
博物館はやはり訪問した。南京は中国の歴史の中でも、必ず出てくる場所であるし、
色んなことに巻き込まれた場所である、中国の中でも常に繁栄していた場所の一つで
ある。台湾と中国本土の問題、そして日本との問題。中国のことを学んだり、理解し
ようとすると、必ずと言って良いほど「南京」が出てくる。
話は変わるがちなみに「南京虫」とは畳などに生息しているダニのような虫。「南
京豆」は落花生、ピーナツのことでその昔、南米からヨーロッパ、中国を経由して日
本へ入ってきたとされ、その当時は中国南京と言えば日本から見れば流行の最先端で
ハイカラなイメージがあったようで、舶来モノと言う意味もあったようである。その
あたりから名前がついたようである。「南京玉すだれ」はすだれで色んな技を披露す
る道具の一つである。街角ですだれを使った大道芸だが、当時、物珍しさやハイカ
ラ、すごいモノといったイメージを、見ているお客に植えつけようとこんな名前がつ
いたそうである。江戸時代後半のようである。
そんな南京の今でも残っている「城壁」をタクシー移動の際に2,3度見かけた。
初めての南京だったが、私が見た北京の万里の長城、西安の城壁よりも規模は南京の
方が小さいと思うが、そんな「南京の城壁」はそれらよりも堂々とキリリとし、格好
よく見えた。
●進歩してきたぞ!
日本人の「中国」観念の中には、「不衛生」、「汚い」ということを思われている
方が結構いるのではないだろうか?
実は私もその一人である。会社員のころ、「次は中国上海に駐在してくれ」と会社
に言われ、私にとってはその時「中国」は未知の国である。イメージした幾つかの中
に「不衛生」「汚い」ということもやはり思ってしまった。
上海から汽車で5時間程の中規模な町を訪れた時のことである。2泊3日の出張で
ある。
宿泊予定のホテルには夕食を終えての到着だったのでもう夜である。チェックインを
行い、部屋へ行こうとエレベータを利用したが、そのエレベータに乗ったところエレ
ベータ内の足元には、絨毯(マット)が敷かれていた。日本語の「火曜日」と「今晩
は」と言う意味の中国語が書いてある絨毯が敷かれていた。今までに、曜日が書いて
ある絨毯は見たことはあるが「今晩は」まで書いてあるのは初めてである。
翌日朝、朝食を取ろうとホテル内のレストランへ行くためにエレベータを利用した
がその時には日本語の「水曜日」、そして「おはようございます」と言う意味の中国
が書いてある絨毯に代わっていた。その後そのまま外出し、その日も夕食後の少々遅
い時間にホテルへ戻ってきたが、エレベータ内の絨毯は、「水曜日」「今晩は」に
なっていた。
昼間はそのホテルを不在にしていたが、「おはようございます」そして「今晩は」
があるのならば「こんにちは」もあるのではないかと思い、もしそうであればそのホ
テルは一日3回エレベータ内の絨毯を換えていることになる。
また、日中の移動はすべてタクシーで移動した。後部座席に乗車した時のことであ
る。タクシーの座席には白い布のカバーが覆い被せてあった。そのカバーの運転手や
助手席の後ろ側、後部座席から見えるところに日本語の「火曜日」が目立つように中
国語で印刷してある。その日何度かタクシーを利用したが、そのほとんどが同じだっ
た。
翌日もタクシーを利用した。「水曜日」になっている。という事は、タクシーの運
転手は毎日、そのシートカバーを換えているのではないだろうか?見た目にはやはり
毎日取り換えているようで、そのシートカバーは汚れも無く真っ白である。
今までは「汚いなあ・・」とか「何年使ってるんだ?」「使いっぱなしか??」
「掃除しろよ!」等とよく思ったほどである。
しかし、最近では、こういった些細なことからの意識改革が始まっているように感
じた。次回訪れた時もこれらが持続されているのだろうか?楽しみである。
●請求書と領収書
中国ではお金のやり取りの際の日本で言う「領収書」(中国語:「発票」)は厳格
に管理されている。その発票は日本のように文房具屋には売っておらず、日本の税務
署にあたる機関が管理している。これらの詳しい仕組みはメルマガ第35号を参照し
て欲しい。
日本では、ご存知の通り、基本的にまず「請求書」を発行し、その後入金が確認さ
れれば「領収書」を発行する。但し、例外的に、支払いを銀行振込等の場合にはその
銀行振込の控えによって「領収書」は省略される場合もある。また、飲食店やスー
パー等サービス業等、その場で支払いを済ませた場合には、「領収書」のみの発行で
ある。
いずれにしても、当然であるが「これだけ支払いしてください」というのが「請求
書」、「確かにお支払いしていただきました」と言うのが「領収書」である。
また、これらの英語表記では、「請求書」は「Bill」(ビル)、「領収書」は
「Receipt」(レシート)と基本的に表現されている。
中国ではお金を支払った際の領収書として中国語で「発票」、そしてその下には英
語表記で「Invoice」と印刷し統一された紙をもらう。
タクシーを利用してお金を支払った時、食事をして支払いを済ませた時、何か買物
をした時等すべてそうである。日本の「領収書」のような役割を果たしているのが
「発票」である。
先日、事務所兼自宅にいきなりの訪問者があった。時々バイク便を利用している
が、そのバイク便業者が1ヶ月分のバイク便利用料の集金に来たのである。突然来
て、「今月分の集金に来た。70元。払ってくれ」こんな具合である。私はそのバイ
ク便業者に「集金に来るなら来るで事前に連絡して欲しい。明日再度連絡して改めて
来て欲しい。」と返答した。
するとバイク便業者は「70元ぐらい払って欲しい」と言い返してきた。私はそん
な言い訳があるか?と思いながら「例え1000元でも1元でもいくらでもそれは同
じである。改めて連絡して、集金に来て欲しい」と言ってバイク便業者に今日のとこ
ろは帰ってもらった。
そんな、いきなり来て「集金だ」「70元くらい」等と言われても困ってしまう。
こんな集金方法がまだまだここ上海では当たり前のようにまかり通っている。
翌日、早速そのバイク便業者から電話連絡が入った。「バイク便業者だが、集金に
行きたい。今から行って良いか?金額は40元だ。」そんな内容だった。少し経って
事務所兼自宅に集金に来たので先月分のバイク便代70元を支払うのと引き換えに
ずっと手に握りしめていたのだろうか?くしゃくしゃの「発票」をもらった。「来月
集金の時も事前に電話連絡して集金に来て欲しい」と念を押した。
日本だったら気にも留めない単なる「バイク便の支払い」なのに、本当に疲れてし
まう。まだまだこれが中国の実情ではないだろうか?またここ中国の「発票:
Invoice」の存在も日本では考えられないような仕組みである。
こんなことにも対応しながら上海ライフを送っている。
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★★★TAROの知人・友人紹介「第四回」★★★
〜 私の数少ない中国上海関係の知人・友人を毎回一人づつ紹介していきます。〜
第四回目は「山岡義則さん」です。山岡さんをご存知の方も多いと思いますが、
「上海メーリングリスト」というメールを使って上海の様々な情報を交換する場を主
宰・運営されています。
その後、より役に立つサイト「ネット上海.インフォ」を立ち上げられ、今までの
コラムをまとめた「我的上海」を日本で書籍出版されました。
本業は、日本の酒造メーカー(甘強酒造株式会社)の上海から少し離れた江蘇省丹
陽にある現地工場の総経理(総代表)さんです。工場では毎日が大奮闘のご様子で
す。
山岡さんとは2000年の春先に上海浦東の東桜花苑マンションにて開催された
「花見」でお会いさせて頂いてからのお付き合いです。
今後とも変わらないお付き合いをさせて頂くつもりです。これからも宜しくお願い
いたします。
<情報>
・上海メーリングリストのウェブサイト
http://www.shanghaiml.com/
・ネット上海.インフォ
http://www.netshanghai.info/
・書籍「我的上海」
http://www.netshanghai.info/book.html
・甘強酒造株式会社のウェブサイト
http://www.kankyo-shuzo.co.jp/
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メールマガジン名 「上海ライフ」
創刊 2001年12月6日(木)
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