2006/09/22
〔実験室155〕炭釜宗充「クマが来る」他
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Betache’s Gallery(炭釜宗充編集室)
………Monthly Magazine【実験室】No.155………2006/9/22………
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【編集「前」記】ご無沙汰しております。炭釜です!
ハンカチ王子、悠仁親王、台風13号、と印象深い出来事の多かった夏でし
たが、おととい終わったばかりの自民党総裁選でさえ過ぎた感があるほど時間
の早く感じるこのごろです。まだハンカチブームから、ひと月しか経っていな
いんですよね。本当に早いです。
そんな中、4月からひそかな楽しみにしていたNHKの朝ドラ「純情きらり」
もいよいよクライマックスを迎えて、再来週には、ひとつ楽しみが減るなと肩
を落としているところです。
でも、来年40のオッサンが宮崎あおいかよと笑うことなかれ!
東京出身で大学も横浜国立だった西島秀俊が、なんであんなに津軽弁がうま
いんだろ?!とか、福士誠治が吹き替えなしでショパンを軽く弾いてしまうなど、
僕には見どころ満載でした。
原作が津島佑子さんなので、どうしても西島秀俊が演じる青森出身の画家、
杉冬吾に作者の父・太宰治を必要以上にダブらせて見てしまいました。普段の
太宰って、ちょっとオチャメだったのかもしれませんね。〔記・炭釜〕
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★今日は炭釜がクマの食害で思ったこと、美上さんがいるメルボルンの小学校
の部活の話、そして「実験室/掲示板」に寄せられた「街づくり3法」への疑
問を取り上げさせてもらいました。
また、体調を崩して3ヶ月も配信できなかったために、サッカーW杯の話題
を書いてくださった山本さんの「心は岩手側(11)をリンクのみ公開にしました。
山本さん、ごめんなさいm(_ _)m
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▼同人誌「実験室」─掲示板─
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メ┃ニ┃ュ┃ー┃
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1)炭釜的視点 No.15/クマが来る
2)美上 憲一「メルボルン便り」
─小学校シリーズ/体育と部活─
3)「実験室/掲示板」から 待ち作り3方(街づくり3法)- 山本
4)更新情報 ─同人誌「実験室」HP─
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■昨年11月よりゲルマニウム温泉スタート!■
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【場所】八戸市小中野6丁目6−24【電話番号】0178−22−7765
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1)炭釜的視点 No.15/クマが来る
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昨年あたりから全国的に、クマが里に下りてきて農作物を食い荒らすニュー
スが増えているような気がしませんか? 昨夜もチャンネルを変えたら報道ス
テーションで、ちょうどその特集をやっていて、少し恐くなりました。
青森でも県内各地でクマの食い荒らし被害が増えていて、この前はついに、
民家の窓ガラスを割って家に侵入した、なんていう記事も載っていていました。
僕が住む青森県は言うまでもなく田舎で、これでもかというくらい自然に恵
まれているわけですが、その所々に人口10万とか20万とか30万人規模の
都市空間が点在していて、その「郊外」に自分は住んでいます。
「郊外」といっても、大都会の「郊外」と、八戸のような25万人程度の地
方都市の「郊外」では、だいぶ風景が違うと思うのですが、都心から都下に向
かってビルが低くなっていくイメージの郊外と違って、八戸の郊外は目と鼻の
先に大自然と都市空間が同時に存在しているとでも言いましょうか。遠出をし
たあと高速道路で戻ってくると、こんな八戸でも忽然と現れる巨大な都市空間
に見えたりします。夜なんか火力発電所の煙や中心街のネオンがきれいで、ち
ょっとした光の空間を楽しめます。このように地方都市は点在しているという
意味で、一個のニュータウンと見ることもできるかもしれません。
八戸のような平均的な地方都市で暮らす人は皆そうだと思うのですが、ハー
トや方言を含むカルチャーが田舎臭いか都会的かは別として、環境に絞って見
ると、都心まで2時間で行けるけど不便な農村にくらべれば、北のド田舎八戸
市の街っ子は、意外なくらいコンクリートの生活しか知りません。ニュータウ
ンができて、同じベクトルにバイパスが整備されていって、それに沿うように
住宅地も郊外の方に延び、都市化が止まらないのです。
自分はその郊外に住んでいるわけですが、玄関先からは標高800メートル
ほどの大きな山がバッチリ見えるし、一方裏手には、函館が100万ドルなら
こっちは10万ドルかなと形容できる街の夜景が見えます。中心街まではバス
で10〜15分、逆方向に車で30分ほど走れば岩手県境の山村に行ける位置
から見える景色がこれです。
自分が住んでいる辺りをイメージして欲しくて説明が長くなりましたが、要
するに、そこそこ便利で自然も残っているが、クマまでは出ない。そういう環
境で僕は暮らしている。
ところが、車で5分ほど走れば行ける隣の学区に去年、クマが現れたらしい
んですよ! これはちょっとショックでした。
是川地区といって、中心部に団地が形成されている、八戸ではニュータウン
の先駆けのような所なのですがが、ここは今、八戸で最も人口の流入が多いと
いわれている白山台のニュータウンとも奥の方で隣接する広い学区で、一歩団
地を出れば、山村の風情がたっぷりと残っている地区です。
さすがに我が家の辺りまでたどり着くのは不可能だと思いつつも、もしクマ
が「昼は見つかるからやめておこう」なんていうことを学習して、真夜中に移
動することを覚えたら、案外誰にも気づかれずに、我が家の近辺までやって来
れるんじゃないかと不安になるのは考えすぎでしょうか?
クマが民家の窓を破ったなどと聞いてしまうと、おいそれと車椅子に乗り移
れない自分などは、震え上がってしまうのでした。
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【著者プロフィール】
炭釜 宗充(すみがま むねみつ)
1967年8月25日。青森県八戸市生まれ。八戸市在住。
八戸一中〜八戸高校。元高校球児。
平成9年度デーリー東北新聞社「詩壇」年間2位。
主な著作に「冬子の場合」(新風舎)
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2)美上 憲一「メルボルン便り」
─小学校シリーズ/体育と部活─
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メルボルンの小学校には部活がない。
部活に近いものとして、金管楽団が放課後に練習しているが、外部の講師が
指導し、参加は有料である。
テニスや水泳、ゴルフ等を習いたい児童は、外部のスポーツクラブに参加料
を支払い加入する。
こうしたクラブは、専属トレーナーが最終的にはプロを目指した指導に当っ
ている。
クラブは学校とは関係ないが、学校が子供に持たせる保護者連絡プリントに
広告が載っている。
また、学校の朝礼の中で、「○○くんが、ゴルフの地区代表選手に選ばれ、
州大会に進みました。」などとアナウンスされる。
教師はカリキュラムの遂行に専念し、クラブ活動はその道のプロに任せると
いう合理的なシステムが小学校から根付いている。
さて、小学校の体育もおもしろい。
低学年では体を動かすことを基本としているので、遊んでいるだけにみえる。
日本人から見ると、「えっ?!」という感じ。
しかし、高学年は各種競技において市内(7校)の公立学校対抗戦を行う。
試合は体育の授業時間内に行われる。
夏季、冬季で種目が異なり、夏季はテニス、クリケット、ソフトボール、
サッカー等。
冬季は陸上ホッケー、フットボール、バスケットボール等。
経験・未経験にかかわらず、全ての児童がどれかに参加する。
児童が希望を出し、体育教師が選抜する。
この対外試合で勝ち続けると地区大会、州大会へと進出し、最後は全国大会
まで続く。
運が良ければオーストラリア代表選手になったり、強化選手となる可能性も
ある。
日本の小学校だと、サッカーのうまい野球部の子をサッカーの試合に出すこ
とはまずなかろうが、こちらではやりたければ何でも出来る。
可能性を引き出すチャンスを提供するこのやり方がうらやましい。
勝敗に対するプレッシャーは少ないが、児童のやる気はものすごい。
練習は試合前日の就業前1時間のみで、あとは各児童の個人練習にまかせら
れるが、うちの子もホッケーのスティックを買い込んで自宅での個人練習に励
んでいる。
うちの学校のホッケーチームは市の予選に全勝し(全試合完封勝ち)、
地区大会に臨むため、各選手には市からユニホームが支給された。
行政側の演出もなかなかである。
これがメルボルンの体育の授業である。
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【著者プロフィール】
美上 憲一(みかみ けんいち)
1968年生まれ。根城中〜八戸高校〜東北大学薬学部〜厚生労働省
現在外務省にて在外勤務。
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3)「実験室/掲示板」から 待ち作り3方(街づくり3法)- 山本
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待ち作り3方 - 山本
2006/06/29(Thu) 23:11
経済にうとい私に誰か教えてください。「まちづくり3法」がどうしても理
解できません。なぜ中心商店街の地主様たちの商業行為を法律で守らねばなら
んのでしょうか。地主様とは富める者です。富める者が企業努力を怠って衰退
しているのに、なぜ助けるのでしょうか。この法律をやるなら商店街で扱う商
品にはメーカーの希望小売価格の●割引を義務付けるとか、地価の上限を設定
するとかしないとアンフェアではないのでしょうか?持たざる者の私にはまっ
たく理解できません。
とある郊外型スーパーを経営する社長がある都市に進出する際、その都市の
商店街組合と対立したときに「そんなに郊外がいいなら郊外に店舗作ってアン
タたちと全部とっかえてやる。それでも私は勝つ自信がある」と一喝し、組合
側はぐうの音もでなかったといううわさを聞いたことがあります。
郊外型スーパーと中心商店街の商品の価格差、品揃えの差はハンパではあり
ません。これでは消費者は「地主様を守るため高くて魅力ない商品を買え」と
いってるようなものではないのでしょうか。もちろん、これは無知な私の勝手
な思いこみだと思います。どなたか正しいところを指摘してください。お願い
します。
Re: 待ち作り3方 - 炭釜 宗充
2006/09/05(Tue) 01:53
月刊はちのへ情報Amuseさんに「ふじたけし」さんが書い
ているコーナーで、まさに山本さんが指摘していることについて
取り上げているのを読んだことがあります。かなりわかりやすく
解説されていたのに、何せこの頭なのでここにうまく書けません
すみませんm(_ _)m
我が家のように中心街にもバスで15分、かといって近所に大
きなスーパーがなくて帰りはタクシーでないと荷物を持って帰れ
ないとなると、「近くにでっかいスーパー来てくれないかな」と
思います。
実際、歩いて2,3分の場所にイオンが来る話があるのですが、
中心商店街との兼ね合いで誘致の話が棚上げになってるんですよ。
どちらも繁盛すれば一番いいのですが…。
----- ふたたび山本さんより-----
アミューズの件、参考にさせていただきます。ふじたけしさんはなかなかア
グレッシブな方ですよね。イオンVSレックの論戦をみてみたいです。
商店街組合の組合費で中心街の駐車場をたとえば満車の7割くらいで借り上
げ利用者には無料で開放(商店街組合加入の店からならガム1個でも買いレシ
ート見せるだけで12時間無料にするとか)するだけでぜんぜん集客が違って
くると思うのですがね。
中心街復活には中心街の地主や店主の自助努力が大前提ですよ。何かと補助
金だとか法律だとかホイドみたいに他人の懐を当てにしてちゃいけませんって。
映画館だって、わけのわからない芸術パーク構想とかにさっさと踏ん切りつけ
て自分たちでやったからこそ、ああして復活できたんだから。
要は顧客第一主義に徹せよ、ということだと思います。駐車場問題と商品の
品揃えの充実、この2つを解決すれば自然と中心街に人が集まってくると思い
ます。
いっそのことイオンに中心街再開発頼んでショッピングセンターつくっても
らえばいんじゃないっすか。そうすりゃ万事解決。イオンの本当の強みは中心
街か郊外かではなく、品揃えを抑えている点だと思うのです。まあ地価の関係
でそんな無茶はしないと思いますけどね。
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【著者プロフィール】
山本泰世(やまもと やすよ)
1969(昭和44)年1月1日生まれ。
青森県三戸郡新郷村出身。岩手県盛岡市在住。
私立八戸工大二高〜二松学舎大国文学科卒。会社員。
本名・非公開
▼山本泰世さんへのメッセージはこちらから
http://sumihan.fc2web.com/labo/line-up/back_number/members/yamamoto_yasuyo/message.html
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4)更新情報 ─同人誌「実験室」HP─
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▼炭釜 宗充「雑学博士になりたい」(2)
/楽天はなぜ本拠地でも3塁側に陣取っているのか?
http://sumihan.fc2web.com/labo/line-up/back_number/members/sumigama_munemitsu/coarse_study/02.html
▼読者投稿 No.012 Re:No.010「薬嫌い」寄稿者 Junko
http://sumihan.fc2web.com/labo/line-up/back_number/readers/012.html
▼山本泰世「心は岩手側」(10)/金利の魔術
http://sumihan.fc2web.com/labo/line-up/back_number/members/yamamoto_yasuyo/iwate/10.html
▼山本泰世「心は岩手側」(11)/アンセム
http://sumihan.fc2web.com/labo/line-up/back_number/members/yamamoto_yasuyo/iwate/11.html
▼山本泰世写真館「啄木記念館」
http://sumihan.fc2web.com/labo/line-up/back_number/members/yamamoto_yasuyo/photo/02/index.html
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■J編集「後」記
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今、東都大学野球リーグが気になります。
今季、久々に1部復帰を果たした國學院大學が即優勝を果たすのではないか
と、いや、果たして欲しいと願っているんです。
東北高校であの大魔神佐々木を、仙台育英では八戸ともゆかりのある元ダイ
エーの大越を育て、両校で合わせて30回以上甲子薗に導いた名将・竹田利明
先生が母校・國學院大學硬式野球部の監督を引き受けて11年。
億単位の予算が与えられている同リーグのライバル校たちに対して、わずか
数百万で純粋に球道を究めている國學院大學野球部が1部に復帰できたことは
並大抵のことでないと言われています。某大学の20分の1しか予算がないこ
とを考えれば、奇跡です。
竹田先生はあるスポーツ紙に「この11年間は牛歩の歩みだった」とコメン
トしています。
いきなり東洋大学から勝ち点を上げて、期待の高まる國學院大學ですが、
長い目で応援していきたいと思います。
でも、いきなり優勝したら圧巻で、爽快だよなー。
頑張れ、國學院野球部!!
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発行者:炭釜 宗充 breakthrough2002@infoseek.jp
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