2009/11/03
ショートショート「予言するサル」
日刊ショートショート劇場 No.2903 『予言するサル』 サルは未来が見えます。 子ネコがききました。 「未来のどんなものでも見えるのかい?」 「見える見える。まる見えだね」 「なんか言い方がうさんくさくない?」 子ネコは半信半疑のようです。 「子ネコがそう言うのもわかってた」 「ますますうさんくさい! でもじゃあ、サルはその力で金もうけして面白お かしく生きようとは思わないのかい?」 「そういう未来を見てないから。それにいくら金があってもいつかは死ぬんだ しねえ」 「なんか達観してる! ねえボクが明日どうなるか見てみてよ」 「うーん」 サルは子ネコをじーっと見つめました。 そしてサルは言いました。 「明日子ネコはヤクザに絡まれるね」 「そんな! どうしたらいいの?」 「どうしようもないね」 翌日、子ネコはビクビクしながら歩きました。 「どこにヤクザがいるかわかないからな。慎重に歩かないと!」 「うらあ! どこに目えつけて歩いてるんじゃい!」 「ひいいいいい!」 子ネコはまわりを気にするあまりちゃんと前を見ずに歩いていたのです。 子ネコは逃げ出しました。 「うだらああごばああ!」 ヤクザは怒鳴りながら追いかけ回してきましたが子ネコはなんとか逃げ切れ ました。 子ネコはサルのところに行きました。 「ヤクザに絡まれてすごく怖かったよ!」 「ボクの言った通りでしょ?」 「そうなんだけど、なんかサルのせいで絡まれた気がしてならないよ」 「だからボクが子ネコに教えたこともふくんだ上の未来だから」 「なんか、なんか納得いかない! じゃあ災難を避けられるように教えてよ!」 「わかったよ」 サルは子ネコをじっくりと見ました。 そして言いました。 「明日子ネコは火事で焼死する予定だったけど、気をつけて助かるよ」 「ほんとかい!」 子ネコはよろこんで帰って行きました。 翌日子ネコがやってきて言いました。 「火事にならずにすんだよ!」 「言った通りでしょう?」 「うん!」 子ネコはとても感謝しました。 めでたしめでたし。 +かいせつ+ 「三銃士」全編の「ダルタニャン物語」講談社文庫のを3巻と4巻を買いました。 ネットの古本屋で探しまくってたら300円ほどで安くあったもんで嬉々と。 ほんとは5巻、6巻も一緒に買ったんだけど品切れでダメでした。 なぜか値段が安定してなくて1冊1000円以上の店もあったりするからかなり お得な買い物だったと思ってます。 3巻からが三銃士の続編になるわけで全11巻であと7冊、地道に集めていきます。 まあアマゾンのマーケットプレイスで買うことになるんだろうけどね。 サイト http://homepage3.nifty.com/shiki-buton/ メールアドレス shiki-buton@nifty.com


