2009/06/13
ショートショート「特別なサル」
==================================================================== +日刊ショートショート劇場+ 2765回 ==================================================================== 『特別なサル』 サルには2種類のサルがあります。 特別なサルと、そうじゃない普通のサルです。 普通のサルは特別なサルに使役される運命なのです。 特別なサルはなにをしてもゆるされるのです。。 「ボクは特別なんだ。お前らみたいな粗悪品とはちがうんだからね。ボクの言 うことをきけえええ!」 「なんの権利があってそんなこと言うんだよ! ボクにもボクの生き方っても のがあるんだからね!」 「なに言ってんだか、生きるも死ぬもボクが決めるんだよ!」 「そうはいくかあ!」 「ぎゃああ!」 なんということでしょう、普通のサルが特別なサルを殺してしまったのです。 「なんということだ。ボクはなんていうことをしてしまったんだ……」 サルは愕然としました。 「心配はいりませんよ」 「あ、あなたは?」 「ボクはサルをつかさどるサルマスター。キミはこの殺人をもって特別なサル になったのです。この殺されたサルはしょせん凡人な普通のサルにすぎないの です」 「そ、そうだったのか! ボクは特別なんだ!」 サルは調子にのりました。 「うひょーボクは特別なサルなんだあ」 サルはいばって回りました。 「コラそこのお前! ボクにひざまずくんだ!」 「うるさい!」 「ぎゃああ!」 サルは殺されてしまいました。 「やってしまった。ついカッとなってやってしまった」 サルマスターは言いました。 「心配いりません。あなたは特別なサルなのです」 「そうだったのか。知らなかったな!」 サルには2種類のサルがいます。 特別なサルと普通のサルです。 めでたしめでたし。 +かいせつ+ 元ネタは「罪と罰」です。 「あずまんが大王」新装版買いました。 元のを持ってるんだけど、まあ買っとくかあって思って。 補習だけじゃなくところどころ手を加えてました。 比べてみるのも楽しいかもですね。 おれはしないけど。 ==================================================================== ・バックナンバーはこちら。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000079876 ・HP http://homepage3.nifty.com/shiki-buton/ ・メールアドレス shiki-buton@nifty.com ・このお話はフィクションです。 ・ご感想をお聞かせください。楽しみにしています。 ・登録、解除はホームページでやってます。 ・このメールマガジンは食べられません。 では、また明日! ====================================================================


