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2008/11/19

世の中の片隅から 第193号 2008.11.19

☆☆☆いらしゃませ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆                            
☆    −−−世の中の片隅から−−−          
☆                   発行人:作者読者 
☆                            
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆おつかれさまです☆☆☆

  **2008年11月19日(水)メールマガジン193号**


299.しかたがない、この事件を論じるかについて。


 自衛隊の前航空幕僚長の論文について何回も論じるのは「負け」

だと思った。トヨタの会長が「厚生労働省を悪く言うマスコミから

スポンサーを撤退しようか」と言った時は、意外に世間の反応が薄

かった。しかし、元厚生労働次官等を狙った暗殺事件が起きた。

 「しかし」か、いや「そして」か。テロやクーデターや暴動を予

想したり、計算することはできない。そんなことが起きる「背景」

や「予兆」や「土壌」や「雰囲気」的なものに満ち満ちていても、

最後の引き金が引かれることはやはり難しい。前航空幕僚長やトヨ

タの社長の言論が、最後の引き金になった可能性もあるけれども。

 今回の事件が地下鉄サリン事件や9・11事件を始めとする過激

派による自爆テロと決定的に異なるのは、犯行動機を示唆するもの

がないので詳細不明だが、「差別テロ」かもしれないということだ。

詳細不明なので現時点で世間では単なる「テロ」扱いにしている。

 「元」「厚生労働」「次官」を1度に2人、秘密裏にされている

住所を調べて凶行に及んで未だ捕まっていない。錬度の高い武装集

団でさえ、無差別テロが精一杯で、世間を怖がらせるだけに終わっ

ているのに、「差別テロ」となると、既に引き金が引かれている。

 1930年代の日本政治史を勉強した私が、正直「書かずもがな」

と思いながら書いている。論じないと「負け」だと思っている。

 
**お知らせ**


 今回の論文はいろいろと賭けです。内容もさることながら、「2

ちゃんねる」のスレッドタイトル(中身は読んでいない)以外に何

の論評も読んでいないぶっつけ本番の評論です。しつこいようです

が、1930年代の日本近現代政治史を勉強した私が感じた「本能」

みたいなものに押されて書いたようなものです。「客観的」もなに

もないかもしれません。

 眠れない夜のネタではないので、いろいろ書いては消しました。

1960年浅沼稲次郎暗殺、1961年三無事件と池田内閣のとき

もこのような事件があるようなのですが、今回の事件と関連性が薄

いのでボツ。国松孝次警察庁長官狙撃事件や石井紘基民主党代議士

暗殺事件など、最近でも要人の暗殺・暗殺未遂事件があり、今現在

が特に「危険な状態」にあるわけではないので、この手の評論にあ

りがちな「オオカミ少年」的危機感煽りもなしです。5・15事件

や2・26事件と関連づけるのが最もやりやすいのですが、今回の

事件が詳細不明であまりにもデリケートなので、向こうを知ってい

るからと言ってしゃしゃり出るのはダメ。しかし報道がこの事件を

「普通のテロ」扱いにしているのはなんとしても落ち着かない、と

いう複雑な状況です。「差別テロ」といえば「大化の改新」や「井

伊直弼暗殺」あるいは「忠臣蔵」や「(朝鮮半島地域における)伊

藤博文暗殺事件(の評価)」に議論を持っていくことも可能ですが、

今の状況ではまず無理。

 それから、今わかったことなのですが、今回の事件を「天誅」あ

るいは「天誅気取り」とする議論がありますが、「天誅」と言えば

焼酎、そういえば焼酎に「森伊蔵」というのがあって、あれは幕末

に「天誅」と称する暗殺を盛んに行った「人切り以蔵」と言われた

人の名前ではないのかなあ、と思っていたのですが、「人切り以蔵」

は「岡田以蔵」という人物で、人違いであることがわかりました。

「森伊蔵」とは、この焼酎の蔵元の4代目当主の名前だそうです。


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