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2009/10/15

メールマガジン「坂本歯科医院」No.96 (2009年10月15日発行)

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┃坂┃  □■ メールマガジン「坂本歯科医院」 ■□
┃本┃  ■□ Sakamoto Dental Clinic Mail Magazine □■
┃歯┃
┃科┃  このメールマガジンは購読無料です。歯科医療の事、歯について
┃医┃  のおもしろい話、障害歯科、その他、ちょっと歯科から脱線する
┃院┃  ような話など、お役立ち情報を月1回(月中頃)お届け致します。
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 No.96 (2009年 10月15日発行)
 
  こんにちは、医療法人社団 坂本歯科医院の院長の坂本貴史です。
 皆様方に、益々、健康で快適に日常生活ができることを主眼に月に
 一回、お口の中の健康に関連した記事をメールマガジンとして発行
 致します。どうぞ健康増進にこのメールマガジンをお役立て下さい。

┌ 目次 ─────────────────────────────
│ ● 歯科に関連するミニ知識 ●
│ ■ 医療に関する最新情報 ■
│ ★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
│ ◎ お知らせ ◎
│ * 編集後記 院長より *
└─────────────────────────── INDEX ─
  
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● 歯科に関連するミニ知識 ●
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│  
│  鬼の歯と替われ
│  
│  日本では、赤ちゃんが生まれると、100日目あるいは110日目
│  に、一生食べるものに不自由しないようにという願いをこめ、赤ち
│  ゃんに初めてごはんを食べさせる真似をする風習があります。
│  
│  これをお食(く)い初(ぞ)めといいます。この時期は、ちょうど
│  離乳期にも当たり、そのとき、地方によっては、しっかりと丈夫な
│  歯が育ち、硬いものも食べられるようにと、小石を飾ったりします。
│  
│  赤ちゃんは生まれたとき、すでにすべての乳歯が歯ぐきの中で完成
│  していますが、お食い初めをするころには、まだ歯はまったく生え
│  ていません。生後六ヵ月ごろになって、やっと最初の乳歯が生え始
│  め、三歳になるころにすべての乳歯が生えそろいます。
│  
│  しかし、あと三ヵ月ほどで生えてくるはずの歯が丈夫であるように
│  と祈るこの儀式には、健康のためにはしっかりと食べること、その
│  ためには、丈夫な歯が大切だということを、昔の人もきちんと肝に
│  銘じていたことがうかがえます。
│  
│  そして、六ヵ月がたつと最初にでてくるのは、ふつうは前歯です。
│  歯ぐきからポチッと白いものが見えると、周りの大人たちは大騒ぎ
│  です。やがて、約十六ヵ月で上下の第一乳臼歯が生えそろいます。
│  
│  しかし、生えそろった乳歯も、やがては永久歯と入れ替わるために
│  抜けるときがやってきます。その抜けた歯を、今までお世話になっ
│  た感謝の気持ちをこめ、また、しっかりした永久歯が生えてくるこ
│  とを願って、下の歯のときは屋根の上に、上の歯のときは縁の下に
│  向かって投げる風習もあります。
│  
│  そのとき、大きな声で「鬼の歯と替われ」「鬼の歯より先に生えろ」
│  「雀の歯と替われ」「雀の歯と生えくらべ」「ネズミの歯と生えく
│  らべ」などといった言葉をおまじない代わりに唱えます。
│  
│  今は団地やマンションなどに住んでいる方が多く、簡単に屋根の上
│  になど投げることができませんし、単なる迷信だといってしまえば
│  それまでですが、歯に対する感謝の思いはぜひ大事にしていきたい
│  ものです。
│  
│  ちなみに、アメリカやヨーロッパなどでは、抜けた乳歯を枕の下に
│  置いて眠ると、妖精やネズミがお金やプレゼントと換えていってく
│  れる、といった言い伝えがあるそうです。乳歯が抜けると、いよい
│  よこれから一生つきあうことになる大人の歯が生えてきます。
│  
│  永久歯は、五歳過ぎから六歳までの間に下あごの前歯、続いて上下
│  の奥歯(第一大臼歯)、小学校の二~三年生で上の前歯、小学校の
│  高学年を通じて小臼歯、小学校を卒業するころまでには、いちばん
│  奥の臼歯が生え、しっかりとかみ合わせることができるようになり
│  ます。
│  
│  第二大臼歯が生え始めるころは、男女とも大人のからだへと成長す
│  る第一歩の時期に当たり、女子の場合、初潮とほぼ一致します。歯
│  もきちんとからだの成長に合わせて生えてくるのです。
│  
│  参考:歯と口の悩みを解決する本
│  (坂本歯科医院院長 坂本 貴史)
│  
│  
│  
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■ 医療に関する最新情報 ■
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│  
│  顎関節症(がくかんせつしょう)
│  
│  最近、歌手や大食い選手などが顎関節症になり、大きく□を開けら
│  れなくなったといったニュース報道が目立ちます。しかし、開口障
│  害という症状が顎関節症に特有かというと、そうではありません。
│  
│  親知らずの周囲炎などによっても□は開けづらくなります。実は顎
│  関節症には「この所見があれば診断できる」という特異的な症状が
│  ありません。開口や咀嚼(そしゃく)といった顎運動に伴って、顎
│  関節や筋肉に痛みが出る。
│  
│  または大きく開口できない。あるいは顎関節で音がする。といった
│  症状があり、同様な症状を起こす他疾患を除外できたときに顎関節
│  症と診断するのです。
│  
│  また、顎関節症が頭痛、肩こりから腰痛、その他の全身症状を引き
│  起こすというマスコミ報道をみることがあります。しかし、そのよ
│  うな関連性を示す科学的証拠は何もありません。
│  
│  肩こりと頭痛に関しては顎関節症の痛みが消失すると、軽減する場
│  合はあります。しかし、その原因が他にある場合は完全に消えるこ
│  とはありません。顎関節症の病態については日本顎関節学会が5種
│  類の症型に分類しています。
│  
│  顎関節自体には問題なく、咀嚼筋の問題から症状が出る咀嚼筋障害
│  (顎関節症1型)、いわば捻挫に相当する関節包・靭帯障害(顎関
│  節症2型)、関節円板のずれに起因して諸症状が出る関節円板障害
│  (顎関節症3型)、関節骨の変形を伴う変形性顎関節症(顎関節症
│  4型)、さらに、愁訴はあるものの、他の4つの症型に該当しない
│  ものを「その他」としています。
│  
│  顎関節症の発症率や有病率に関する、日本国内でのこれまでの調査
│  はほとんどないため疫学データは不足しています。外国の調査では、
│  一般集団の5~12%が何らかの症状をもつとされますが、最近実施
│  した都内就労者に対する調査では18%を示しており、就労者におけ
│  る増加が懸念されます。
│  
│  病因に関して、1934年のコステンによる校合病因説以来、かみ
│  合わせの悪さが最大の原因であると考えられてきました。しかし、
│  かみ合わせの悪さが原因なら、歯科医療事情の悪い国では顎関節症
│  患者があふれていなければなりませんが、そのような事実はありま
│  せん。
│  
│  現在、顎関節症の原因はいろいろな要因が集積することで発症する
│  という、多因子病因説が世界的に受け入れられています。その中で
│  も私は、無意識に上下の歯列を接触し続ける習癖要因が最大の病因
│  性をもつと考えています。
│  
│  歯列接触によって筋疲労、関節負荷が持続し、またこの癖はストレ
│  ス下で長時間化することで、ストレスの為害効果を介在します。最
│  近の調査では来院する痛みをもった患者さんの70%以上にこの癖が
│  みられました。
│  
│  治療についてはこの癖の是正を最も重視しています。これに加えて
│  顎関節や筋肉のリハビリトレーニングとしての可勧化訓練を癖の是
│  正に並行して実施して貰います。
│  
│  この方法を採用するようになり、以前のマウスピース治療、校合調
│  整治療に比べて、格段の改善効果が得られ、また通院期間も短縮し
│  ています。
│  
│  TMDC MATE(東京医師歯科医師協同組合 2009年10月号)
│  
│  
│  
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★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
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│  
│  コロンブスの三大土産に歯磨粉が?
│  
│  十六世紀、モンペリエ大学のリヴィエール(Rivier,Lazare 一五八
│  九~一六五五年)は、硫酸に浸した木片で歯を清掃すると、歯が白
│  くなるばかりでなく、齲蝕の予防もできるのでよいと推奨している。
│  
│  また、彼はタバコの灰を歯磨きに応用した初めての人である。彼は、
│  喫煙によって唾液の分泌がよくなり、口中の自浄作用が行われ、そ
│  の煙で歯虫を殺すことができるといっている。
│  
│  この時代には、すでにコロンブス(Columbus,Cheistopher 一四四
│  六年~一五〇六年)が新大陸を発見(一四九二年)し、三大土産を
│  ヨーロッパにもたらした。それは種々な香辛料、タバコ、それに梅
│  毒であった。
│  
│  これら、食欲、嗜好、性欲に関係あるものの普及は速く、これらは
│  数年の間に全ヨーロッパに波及した。
│  
│  梅毒は初めはきまった名がなく、ガリア病(フランス、ベルギー地
│  方の名)、ネアペル病、あるいは蔓延している国の名でスペイン病、
│  フランス病、イタリア病などとも呼ばれていたが、G・フラカスト
│  ロ (一五五三年没・医師で詩人)のラテン訪の中に、Syphilus
│  (シフィリス)という名の羊飼いが最初の梅毒患者として描かれて
│  おり、詩の題名の他、訪中一ヵ所で病名として使われていることに
│  ちなんで、これ以降、Syphilus(syphilis)というようになったと
│  いう。
│  
│  一四九六年、ポルトガル人がインドのゴアに持ち込み、インドでは
│  フィランガ病といい、これが中国広東に輸入され、初めは仏朗機人
│  病(ポルトガル人病)といったが、その後唐瘡(とうそう)、楊唐
│  瘡(ようとうそう)と名づけられた。
│  
│  これが倭寇(わこう)(日本の海賊)によって琉球に伝えられ(一
│  五〇八年頃)、九州に渡った。唐瘡→広東瘡→琉球瘡などの言葉か
│  ら流行の経路がわかると思う。
│  
│  そして日本の中央部(関西)には一五一三年(永正九年)頃、さら
│  に翌年には関東にまで波及した。当時、日本では楊梅瘡あるいは瘡
│  (カサ・カサケ)と呼んだ。
│  
│  それにしても、新大陸からの三大土産のうち二つが、歯磨粉の材料
│  に関係していたとは興味あることである。
│  
│  参考:歯科の歴史おもしろ読本 長谷川 正康 著
│  
│  
│  
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◎ お知らせ ◎
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│  
│  嘔吐反射外来のご案内
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/puker.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  院長、本を出版!本の題名は「歯と口の悩みを解決する本」(株式
│  会社法研より)詳しくは
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/message001.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  暗い世相や不景気を俳句、川柳で吹っ飛ばそう!!
│  皆様の俳句、川柳をお待ちしております。
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/takafumi-dictionary008.htm
│  
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│  
│  歯に関する悩みや質問など無料で出来ますよ!
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/guestbook/index.htm
│  
│  
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* 編集後記 院長より **********************
   
   10月(神無月)も中旬となり、朝、夕は、かなり涼しくなりまし
   た。今年の秋から冬にかけては、何といっても新型インフルエンザ
   の大流行が心配になりますね。日本各地でも、小、中、高の学校で
   学級や学校閉鎖がかなりの数あるそうです。
   
   新型インフルエンザのワクチンも製造が間に合わず、7750万人
   分のワクチンを輸入する予定ということですが、我々にまわってく
   るのは年明けとなりそうです。
   
   それに従来型のインフルエンザの季節でもありますので、今年はイ
   ンフルエンザ対策を本気でやっていく必要があります。
   
   とにかく、手洗い、そして人ごみに行くときは、マスクが必需品で
   すので子供たちだけではなく、我々も心がけることが必要ですね。
   
   さて、話は変わって、いよいよ紅葉狩りの季節に入ってきました。
   今は関東では谷川岳あたりと、奥日光あたりが見ごろのようです。
   
   どうか、お近くの紅葉の美しいところを見つけて、少しでも秋を楽
   しみましょう。
   
   ではまた、11月号で元気にお会いしましょう。これを10月号の
   編集後記と致します。
   
   
   
********************* Message of Director *

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  〒254-0043 平塚市紅谷町17-25 メディカルポート1F
  電話 (0463)-21-0792  FAX (0463)-23-7300
  http://www.sakamoto.or.jp/  doctor@sakamoto.or.jp

  医療法人社団 坂本歯科医院  院長: 坂本 貴史
  Sakamoto Dental Clinic  Director: Takafumi Sakamoto

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