2008/12/15
メールマガジン「坂本歯科医院」No.86 (2008年12月15日発行)
╂─╂────────────────────────────── ┃坂┃ □■ メールマガジン「坂本歯科医院」 ■□ ┃本┃ ■□ Sakamoto Dental Clinic Mail Magazine □■ ┃歯┃ ┃科┃ このメールマガジンは購読無料です。歯科医療の事、歯について ┃医┃ のおもしろい話、障害歯科、その他、ちょっと歯科から脱線する ┃院┃ ような話など、お役立ち情報を月1回(月中頃)お届け致します。 ╂─╂──────────────────────────────  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ No.86 (2008年 12月15日発行) こんにちは、医療法人社団 坂本歯科医院の院長の坂本貴史です。 皆様方に、益々、健康で快適に日常生活ができることを主眼に月に 一回、お口の中の健康に関連した記事をメールマガジンとして発行 致します。どうぞ健康増進にこのメールマガジンをお役立て下さい。 ┌ 目次 ───────────────────────────── │ ● 歯科に関連するミニ知識 ● │ ■ 医療に関する最新情報 ■ │ ★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★ │ ◎ お知らせ ◎ │ * 編集後記 院長より * └─────────────────────────── INDEX ─ >>坂本歯科医院よりメールマガジンの登録、解除、変更はこちらから http://www.sakamoto.or.jp/cgi-bin/magazine/magazine.html >>まぐまぐよりメールマガジンの登録、解除、変更はこちらから http://www.sakamoto.or.jp/cgi-bin/magazine/magazine.html#まぐまぐ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 歯科に関連するミニ知識 ● ┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │ │ むし歯とフッ素の関係 │ │ むし歯はどうしたら予防できるの?最近注目されている「予防歯科」 │ という考え方。むし歯になってから対処するのではなく、文字通り、 │ 意識的に予防するという考え方。 │ │ そもそも、むし歯の始まりは、食べ物に含まれている砂糖や炭水化 │ 物などが作り出す酸が原因になって、歯に含まれているカルシウム │ やリンが溶け出すこと。 │ │ これを「脱灰」とよぴます。人体のメカニズムにはもともと、食事 │ 後、口内を中性状態にして歯を修復する機能があり、これが“歯の │ 再石灰化”とよばれるものです。 │ │ つまり、再石灰化を頻繁に行えばむし歯になりにくくなります。そ │ れでは、再石灰化を人体のメカニズムだけに頼るのではなく、積極 │ 的に出来ないのでしょうか? │ │ そこで登場するのが、今注目の「フッ素」。ごく初期のむし歯にフ │ ッ素を直接塗布して再石灰化を促す治療法があることからも、「フ │ ッ素」の効果的な活用法は□内で一定時間、滞留させることです。 │ │ そのような理由から「フッ素」含有のガムはむし歯予防に適してい │ るのです。 │ │ 参考:日本歯科医師会 │ │ └──────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 医療に関する最新情報 ■ ┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │ │ 難治性皮膚病 完治の例も │ │ 歯科と連携し成果 │ │ 虫歯や歯周病などの病気や歯に詰めた金属物のアレルギーなど□の │ 中の異常と、全身の病気との関係が注目されている。 │ │ 歯周病が糖尿病や心臓血管病などを引き起こすとの研究が知られて │ いるが、難治性の皮膚病治療でも、□の中を健康に保つことによっ │ て症状が改善するとの報告もあり、歯科と連携した治療の試みが進 │ められている。 │ (科学部 高田真之) │ │ 藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)皮膚科では2003年から、 │ 歯科医院と連携した治療を試験的に進めている。 │ │ 初診の際に、虫歯や歯周病など□やのどの病気の有無を尋ね、金属 │ アレルギーがあるかどうか皮膚にパッチをはって調べる検査や、血 │ 液検査を実施する。 │ │ 問診や検査の結果から、□の病気との関連が疑われる場合、連携先 │ の歯科医院を患者に紹介。皮膚病の治療と並行して、歯科治療を受 │ けてもらう。 │ │ 保険診療で一般的に使われるパラジウムなどで、金属アレルギーが │ 見つかった場合には、義歯や歯の詰め物を、アレルギー反応を起こ │ さない種類の金属や非金属の材料に替える。 │ │ 名古屋市の主婦(68)は足の裏が赤く腫れて、歩くたびに鈍い痛み │ に襲われ、手足の皮膚に膿(うみ)のような湿疹(しっしん)が生 │ じ皮がむける「掌蹠膿?(しょうせきのうほう)症」と診断された。 │ │ 掌蹠膿?症は30〜40歳代に多い。ステロイド(副腎皮質ホルモン)の │ 塗り薬や紫外線照射が一般的な治療法だが、治りにくい。 │ │ そこで同大皮膚科の治療と並行して、紹介された歯科医院で虫歯や歯 │ 周病の治療をしたところ、2か月後に腫れは治まった。 │ │ 同大皮膚科との連携治療を行っている「おしむら歯科」(同市)院長 │ の押村進さんは「治療は、歯周病や虫歯、根の治療など、歯科治療で │ 一般的に行われているものです。 │ │ 金属アレルギーであれば、義歯や詰め物を、アレルギーを引き起こさ │ ない素材のものに取り換える」と話す。 │ │ 発症に扁桃(へんとう)炎が関与することは知られているが、虫歯や │ 歯周病を治療すると、どうして皮膚病が改善するのか詳しい仕組みは │ 分かっていない。 │ │ 歯に詰めた金属へのアレルギーや口内の炎症、□の中の細菌の作るた │ んぱく質が、皮膚病を誘発しているのではないか、との見方がある。 │ │ 新潟大病院皮膚科で、95年11目月から99年6月までの約3年半 │ に診察した掌蹟膿庖症の患者について調べたところ、虫歯や歯周病の │ ある31人のうち、歯科治療を受けた後に4人が治り、16人で症状 │ の改善が見られた。 │ │ 読売新聞 2008年11月14日 │ │ └──────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★ ┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │ │ 歯磨き文化はお釈迦さまの昔から │ │ わが国では、歯ブラシ以前には房楊枝(ふさようじ)が江戸時代末 │ まで一般に使用されていた。その房楊枝はどのようなもので、どの │ ような経緯をたどって使用されるようになったのであろうか。 │ │ インドのインダス河流域を中心とする地域には、世紀前二五〇〇年 │ ごろから、青銅器をもつインダス文明が栄えた。 │ │ 当時のこの地域における口腔衛生についての文明はどうであったか、 │ その記録はインドの大医といわれたスシュルタが書いた『スシュル │ タ本典』にある。スシュルタは仏教の祖、釈迦(世紀前五〇〇〜 │ 六〇〇)と同時代の人である。 │ │ この医学書には、歯磨きの木が出てくる。 │ │ 「朝早く起きて歯を磨け。歯を磨くには、新しい虫食いのない木を │ 用いる。その長さは指の幅一二本分ほどで、小指の太さくらいの節 │ のない灌木(かんぼく)を用いる」 │ │ これは仏教経典に書かれていた歯の清掃法とほとんど同じであって、 │ インドでは一般に歯磨きに使う灌木は、ニーム(ニンバ)の枝が用 │ いられた。 │ │ 仏教経典の中ではこれを「歯本(しぼく)」といい、梵語(ぼんご) │ ではダンタ・カシュタという。ダンタは歯を意味し、インド数学で │ は、人間の永久歯の金歯数と同じ三十二を現すという(中国仏典で │ は、憚多家瑟託(だんたかしゅった)と音訳され、歯本または楊枝 │ と義訳されている)。 │ │ わたしが昭和一八年(一九四三)第二次世界大戦時に駐屯していた │ 南アンダマン島の住民たちは、朝起きると家の周りの生垣(いけが │ き)の木の枝を折り、その端を噛(か)んで房状にして、何もつけ │ ずこれだけで歯を磨いていた。 │ │ これがニームの木で、私も使ってみたが青くさく、渋味があった。 │ │ 『スシュルタ本典』には、歯磨粉についても書かれている。歯磨粉 │ を梵語(ぼんご)でダンタ・シャーナ(浄歯粉)と呼んだ。次のよ │ うに、当時すでに歯磨剤も用いられていた。 │ │ 「蜜やある種の粉本(不明)で作った糊粉(こふん)を歯木につけ、 │ 歯肉を傷つけないように歯を磨けば、不快な口臭や歯の汚れを落と │ すことができる」 │ │ 釈迦は、口腔内を歯木(しぼく)で清掃することによって、五つの │ 功徳(くどく)(利益)があると教えた。 │ │ 一つは口中の臭気を除く。ニつには食物の風味がよくなり、三つに │ は口中の熱を除き、四つには痰(たん)を除き、五つには眼がよく │ なる」 │ │ 古代インドでは歯の清掃を一日二回、朝夕に行う習慣があった。こ │ とに仏教徒にとっては、このことは釈迦の教えとして、富貴な者も │ 賤(まず)しい者も、守らなければならない戒律(かいりつ)の一 │ つであった。 │ │ 参考:歯の風俗誌 長谷川 正康 │ │ └──────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ お知らせ ◎ ┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │ │ 嘔吐反射外来のご案内 │ ▼こちらから │ http://www.sakamoto.or.jp/puker.htm │ │ ---------------------------------------------------------- │ │ 院長、本を出版!本の題名は「歯と口の悩みを解決する本」(株式 │ 会社法研より)詳しくは │ ▼こちらから │ http://www.sakamoto.or.jp/message001.htm │ │ ---------------------------------------------------------- │ │ 暗い世相や不景気を俳句、川柳で吹っ飛ばそう!! │ 皆様の俳句、川柳をお待ちしております。 │ ▼こちらから │ http://www.sakamoto.or.jp/takafumi-dictionary008.htm │ │ ---------------------------------------------------------- │ │ 歯に関する悩みや質問など無料で出来ますよ! │ ▼こちらから │ http://www.sakamoto.or.jp/guestbook/index.htm │ │ └──────────────────────────────── * 編集後記 院長より ********************** 12月(師走)も中旬となり、コートがはなせない寒さになってき ました。それにこの100年に1度の不況、内定の取り消しや、大 企業の期間雇用の大幅削減、12月中旬に5万人程度が職を失いま す。 何とか、ここは、与野党一緒になって政治の力で、国民の生活を下 支えして、明るい新年を越せるよう頑張ってもらいたいものです。 来年は鼠年ですが、牛のようにのろのろ歩くのではなく、ピューマ のような速さで、国民の不安をなくすことが何よりも肝要です。 メルマガの皆様の生活も大変でしょうが、何とか、皆で頑張りまし ょう。 新年は、明るい編集後記を書きたいものです。来年は衆議院も解散 され、総選挙の年ですが、国民一人一人が、真剣に政治のあり方を 考える時がきています。 では、メルマガの読者各位の幸多かれと祈って、これを編集後記と 致します。 では、新年が皆様にとって幸多かれとお祈り致します。 メルマガ編集長 坂本 貴史 ********************* Message of Director * 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 〒254-0043 平塚市紅谷町17-25 メディカルポート1F 電話 (0463)-21-0792 FAX (0463)-23-7300 http://www.sakamoto.or.jp/ doctor@sakamoto.or.jp 医療法人社団 坂本歯科医院 院長: 坂本 貴史 Sakamoto Dental Clinic Director: Takafumi Sakamoto 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


