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2007/11/15

メールマガジン「坂本歯科医院」No.73 (2007年11月15日発行)

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┃坂┃  □■ メールマガジン「坂本歯科医院」 ■□
┃本┃  ■□ Sakamoto Dental Clinic Mail Magazine □■
┃歯┃
┃科┃  このメールマガジンは購読無料です。歯科医療の事、歯について
┃医┃  のおもしろい話、障害歯科、その他、ちょっと歯科から脱線する
┃院┃  ような話など、お役立ち情報を月1回(月中頃)お届け致します。
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 No.73 (2007年 11月15日発行)
 
  こんにちは、医療法人社団 坂本歯科医院の院長の坂本貴史です。
 皆様方に、益々、健康で快適に日常生活ができることを主眼に月に
 一回、お口の中の健康に関連した記事をメールマガジンとして発行
 致します。どうぞ健康増進にこのメールマガジンをお役立て下さい。

┌ 目次 ─────────────────────────────
│ ● 歯科に関連するミニ知識 ●
│ ■ 医療に関する最新情報 ■
│ ★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
│ ◎ お知らせ ◎
│ * 編集後記 院長より *
└─────────────────────────── INDEX ─
  
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● 歯科に関連するミニ知識 ●
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│  
│  【快適生活学】いい歯の日 口内環境を見直して
│  
│  11月8日は「いい歯の日」です。「11(いい)・8(歯)」の
│  語呂あわせで、平成5年に日本歯科医師会によって制定されました。
│  年齢を重ねても、自分の歯で毎日おいしく食事をいただくには、何
│  よりも日常からのケアが大切です。この日を機会に、お口のなかの
│  健康について考えてみましょう。
│  
│  花王では、半年に一度、首都圏に住む12歳から60代の女性640
│  人にオーラルケアに関するアンケート調査を行っています。それに
│  よると、歯磨き回数は10年ほど前と比べて多くなり、また、磨く
│  時間も長くなっています。洗口液の使用率も、平成15年の26・2
│  %と比べて今年6月には35・7%に増加。全体的に口腔(こうく
│  う)ケアに力を入れる人が増えていることを反映し、虫歯に関する
│  悩みは減っていました。
│  
│  ところが、歯石や口臭、歯の白さなどの悩みを持つ人は逆に増加し
│  ています。特に「起床時などに口の中がネバネバする」と答える人
│  は、96年の4・7%から今年6月には14・8%に上っていまし
│  た。
│  
│  理由のひとつとして考えられるのは、「唾液(だえき)分泌量の減
│  少」です。唾液は30歳男子で1日に1リットルから1・5リット
│  ルも分泌されているといわれ、口の中の細菌を洗い流す作用や、虫
│  歯を防ぐ再石灰化作用を担っています。ところが、ストレスや過労、
│  加齢により唾液の量が減ると、口の中の菌が繁殖しやすく、ネバネ
│  バの原因となるのです。
│  
│  また、1日のうち細菌が最も繁殖しやすいのが唾液が分泌されない
│  睡眠中。きちんと磨いているつもりでも9割の人に磨き残しがある
│  といわれていますから、寝る前に清浄効果の高い歯磨きや洗口液を
│  使って、夜間の細菌の繁殖を抑えましょう。
│  
│  (花王 生活者研究センター)
│  
│  産経新聞 2007年10月29日
│  
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■ 医療に関する最新情報 ■
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│  
│  メタボリックシンドローム
│  
│  【健康らいふ】メタボリックシンドローム撲滅 動脈硬化、歯周病
│  治療で抑制も
│  
│  □静岡県立総合病院糖尿病・内分泌代謝センター 井上達秀部長に
│  聞く
│  
│  ■内科医と歯科医連携始まる
│  
│  今や、「歯周病」は糖尿病の6番目の合併症とまでいわれている。糖
│  尿病だと歯周病が起こりやすく、逆に歯周病があると糖尿病が悪化
│  するし、さらに最近の研究では、動脈硬化や腎臓障害も進展させる
│  ことがわかってきた。重症の歯周病でも徹底して歯垢(しこう)・歯
│  石を取り除き、抗生剤などの投与でかなりの強化療法を施せば、動
│  脈硬化を抑制する可能性も出てきたようである。各自治体では、す
│  でに歯周病を軸に内科医と歯科医の連携が始まっている。(大串英明)
│  
│  −−糖尿病と歯周病の関係について
│  
│  井上 糖尿病だと、歯周病になりやすいことはかなり前からさまざ
│  まなデータで証明されています。口の中に糖分が増えたり、唾液(だ
│  えき)が減って細菌をやっつける白血球や免疫機能が落ちるなどの要
│  因が挙げられますが、歯周病との合併率が80%以上と非常に多く、
│  特に糖尿病患者には、重症の歯周病が多いといわれています。
│  
│  最近は、逆に歯周病があると糖尿病が悪化することもわかってきて、
│  歯周病菌に感染すると慢性炎症が起こり、そこからいろいろな酸化
│  ストレスや炎症性のサイトカイン(生理活性物質)などが放出されて
│  糖尿病の基になるインスリン抵抗性をきたし、血糖値を上げるとい
│  うわけなのです。
│  
│  −−実験データでも
│  
│  井 実際、歯周病の人は血中の悪玉サイトカインの1つである「TNF
│  −α」が上昇していますが、歯周病を治療すると血中のTNF−αが下
│  がり、血糖の指標となる「ヘモグロビンA1c」も下がることがいくつ
│  かのデータで報告されています。
│  
│  −−動脈硬化症との絡みは
│  
│  井上 炎症性のサイトカインが血管内皮にも作用して機能障害を起
│  こし、動脈硬化を進展させてしまうという機序もあるわけです。さ
│  らに重症化すると心臓病や腎臓病につながってきます。米国では、
│  慢性腎臓病(CKD)の発症率も歯周病の重症度に応じて3〜5倍増えてく
│  るというデータもあります。
│  
│  −−そのメカニズムは
│  
│  井上 口の中は血管が密集していて血流が豊富で、感染した菌が血
│  管に入りやすいのです。通常、血管内の細菌は腎臓によってフィル
│  ターをかけられますが、その際、産生されてくる悪玉のサイトカイ
│  ンなどによって腎機能が悪化してくるわけです。動脈硬化の危険因
│  子としてのCKD、高血糖に加えて血管の炎症がアテローム(粥状(じゅ
│  くじょう))動脈硬化を炎症・進展させます。動物実験ではこうした
│  歯周病菌の障害作用が明らかになっています。
│  
│  −−炎症がカギを握っているようですね
│  
│  井上 歯周病というのは、歯周組織の慢性炎症性疾患であるだけで
│  なく、血管の炎症もきたしてきます。事実、血管の動脈硬化層にも
│  歯周病菌が発見されています。しかし、その歯周病菌を抗生剤など
│  で治療したら動脈硬化を抑制できるかというと、まだはっきりして
│  いません。実際に1年間、心疾患の人に抗生剤を使った海外の研究が
│  ありますが、動脈硬化を予防できるかどうかのエビデンス(科学的証
│  拠)を証明するまでには至らなかった。ただ、かなり強力に歯周病を
│  治療すると、血管の内皮機能が良くなったという信頼できる海外の
│  報告があります。
│  
│  −−というと
│  
│  井上 歯と歯肉のすき間(歯周ポケット)に歯周病菌が入り込んで歯
│  周病が重症化していくわけですが、ポケットの深さが6ミリという重
│  症患者120人を対象に局所麻酔下で歯石などきれいさっぱり機械的に
│  除去して、そのポケットの中に抗生剤を入れるという強化療法を行
│  ったところ、今までの歯垢・歯石を取り除く治療よりも、格段に血
│  流や血管内皮機能が良くなったという結果が出ています。
│  
│  ただし、表の通り、治療1日目はむしろ悪くなっていますが、それは
│  機械的にいじりますから、血管の中に入った菌が全身に散らばって
│  一過性に炎症が悪くなってしまうのではないかと考えられます。2日
│  目以降はどんどんいい方向に向かって改善していく。歯周病の治療
│  介入によって内皮機能が改善するという初めてのデータでもあるの
│  です。
│  
│  −−歯周病の強化療法が全身疾患の予防につながるかもしれない
│  
│  井上 頸(けい)動脈の肥厚度検査(IMT)で動脈硬化の早期病変を知る
│  ことができますが、歯周病の悪化によって肥厚度が悪化することが
│  明確にわかっています。内皮機能障害に続いてIMTの変化が認められ
│  ますから、歯周病に治療介入することによって、動脈硬化を予防で
│  きるのではないかという、画期的なデータでもあるのです。また、
│  「抗炎症剤」を使うと、インスリンを作る膵(すい)β細胞の機能が
│  改善し、インスリン分泌が良くなり、かつヘモグロビンA1cが下がる
│  というデータもあります。
│  
│  −−歯周病は“沈黙の疾患”ともいわれているそうですね
│  
│  井上 歯科医の間では、歯周病は10代から始まっているといわれて
│  います。今でも歯周組織が破壊されて歯が抜け、初めて歯科医に行
│  く人が多いらしいですが、慢性の炎症性疾患が歯の周囲にあると、
│  前述のさまざまな機序から糖尿病やメタボリックシンドローム(内臓
│  脂肪症候群)、CKDにもつながり、それが最終的に動脈硬化を引き起
│  こし、脳・心血管病で亡くなる人を増やすことになると思うのです。
│  
│  −−メタボリックシンドロームとの関係では
│  
│  井上 メタボリックでも同様に炎症性のTNF−αが増えてきます。炎
│  症の強弱は、一般的に高感度CRP(反応性タンパク)の血中濃度で調べ
│  ることができますが、メタボリックの危険因子が増えれば増えるほ
│  ど上がってきます。内臓脂肪がたまるほど、炎症性のサイトカイン
│  が放出され、歯周病と相乗して血管の炎症を重積してくると判断さ
│  れるわけです。
│  
│  −−歯周病菌というのは
│  
│  井上 口の中には、300種類以上の細菌がいるといわれています。歯
│  周病を起こすのはそのうちの特異な細菌ですが、基本的には、酸素
│  の少ないところを好む嫌気性菌で、巣くううちに少しずつ悪さをし
│  始める。放出された悪玉のサイトカインが子宮に影響すると、子宮
│  収縮を起こし、歯周病が早産を起こすという調査結果もあるのです。
│  
│  −−歯周病をほうっておくわけにはいかない
│  
│  井上 歯が抜けるだけならまだしも、心筋梗塞(こうそく)・脳卒中
│  などの心血管疾患の発症も増やすことがわかっているのだから、広
│  く国民にその実態を啓発するとともに、歯周病の早期診断、早期治
│  療を強力に進めていかなければいけません。従来、糖尿病の合併症
│  である網膜症では、眼科医と内科医との強い連携がありますが、歯
│  科医師との接点はあまり見られませんでした。
│  
│  歯科医も糖尿病をチェックし、内科医も糖尿病患者の歯科受診を勧
│  め口腔(こうくう)ケアを十分に施すなどの相互連携を進めていると
│  ころです。日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が協力し
│  て「糖尿病対策推進会議」を各県単位で組織し活動していますが、
│  今年度から日本歯科医師会も参加し、今後は4団体の連携により糖尿
│  病患者のトータルケアを実現していきたいと思っているところです。
│  
│  産経新聞 2007年11月6日
│  http://www.sankei.co.jp/metabolic/metabolic.htm
│  
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★ 歯にまつわる、おもしろ話 ★
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│  
│  歯医者にきたら待っている間に痛みがなくなった
│  
│  歯医者にきたら、診察する前に痛みがなくなってしまった?という
│  患者さんがときどきいらっしゃいます。
│  
│  本人はなんとなくバツが悪そうにしていらっしゃいますが、大丈夫
│  です。
│  
│  その場では痛みがなくてもたいていは痛かった原因がちゃんと見つ
│  かります。
│  
│  歯医者にきて痛みがなくなるというのは、精神的な安心感からくる
│  ことが多いようです。 
│  
│  おもしろ歯なし
│  http://blog.okuyama-sika.jp/?eid=502080
│  
└────────────────────────────────

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◎ お知らせ ◎
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│  
│  只今大好評中!歯科衛生士レポート!当医院で勤務している歯科衛
│  生士の日頃思っている事や、考え、諸々な事をレポートしてもらい
│  ます。
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/cgi-bin/diary/diary.cgi
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  嘔吐反射外来のご案内
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/puker.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  院長、本を出版!本の題名は「歯と口の悩みを解決する本」(株式
│  会社法研より)詳しくは
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/message001.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  暗い世相や不景気を俳句、川柳で吹っ飛ばそう!!
│  皆様の俳句、川柳をお待ちしております。
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/takafumi-dictionary008.htm
│  
│  ----------------------------------------------------------
│  
│  歯に関する悩みや質問など無料で出来ますよ!
│  ▼こちらから
│  http://www.sakamoto.or.jp/guestbook/index.htm
│  
│  
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* 編集後記 院長より **********************
   
   11月(霜月)もはや中旬すぎて立冬もすぎました。やっと秋とい
   う感覚が肌で朝、夕と感じるきょうこの頃です。
   
   読者各位におかれましては、御健勝のこととご推察申し上げます。
   
   この頃の日本国中の倫理観の低下は、目にあまるものがあります。
   いったい日本人のモラル感、常識、尊敬、そして人間のあいだの愛、
   動生物愛、地球愛などということばは、むなしく、なくなっていく
   のをみると、ついに日本も沈没をむかえるのかなぁと日々、刻刻と
   感じるようになりました。
   
   読者の皆様のお知恵で、落ちるところまで落ちた日本国をどう建て
   直すのか考えて下さいね。では12月号でまたお会いしましょう。
   
********************* Message of Director *

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  〒254-0043 平塚市紅谷町17-25 メディカルポート1F
  電話 (0463)-21-0792  FAX (0463)-23-7300
  http://www.sakamoto.or.jp/  doctor@sakamoto.or.jp

  医療法人社団 坂本歯科医院  院長: 坂本 貴史
  Sakamoto Dental Clinic  Director: Takafumi Sakamoto

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