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2009/07/10

フライデー・ビデオマガジン(No.402)

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「フライデー・ビデオマガジン」(毎週更新のビデオ紹介マガジン)  

         【 2009年07月10日号 No.402 】

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!!!今週ご紹介するのは『陰謀のセオリー』
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<D-Column>
今週末にせまった都議選を控え、街の選挙活動も永田町の動きも活発になっ
てきましたね。このところテレビでは、国政に打って出たい宮崎県の東国原
知事と、次期衆院選に向けた「首長グループ」結成を目指す大阪府の橋下知
事の動きが結構報じられていました。”地方分権”って聞こえはいいし、ど
こか生活者レベルでも”自分のことは自分で”という自立した動きにつなが
りそうな予感はあるのですが、残念ながら、いずれの知事も個人的に応援は
しているものの、では、具体的になぜ地方分権が必要なのかがあまり見えて
きません。ここが一番重要なはずなんですが。
さらにその人気にあやかろうとする政党(与野党問わず)の姿勢も残念。各
自治体とうまく連携することが、国民の生活の何にどういう風に影響するの
か、そこが伝わらないと、こちら側は全然盛り上がらないというか、取り残
されている感すらあります。ある程度知名度が選挙を左右するとはいえ、と
にかく有名な人に取り入ろうとする姿に引いてしまう人も少なくないのでは
ないでしょうか。

先般、2日間で100万人の動員記録を打ち立てた映画「ROOKIES(ルーキー
ズ)」。映画公開前には、テレビをつけてTBSにあわせるとどの番組にも
キャストが出演して映画を宣伝している、という状況でした。さすがの過剰
宣伝に批判の声もあったようです。

自分の人生を賭けてよりよい生活・政治を目指す姿勢は見ていて心打たれる
時もありますが、周りの迷惑を省みない一心不乱な”広報活動”は見ていて
気持ちのいいものではありませんね。”広報”も結局何かを”伝える”ため
の手段ということですから。これは政治の世界に限らず、ですが。

それでは今週の1本です。


<作品プロファイル>
・邦題:『陰謀のセオリー』
・原題:『CONSPIRACY THEORY』
・監督:リチャード・ドナー
・脚本:ブライアン・ヘルゲランド
・キャスト:メル・ギブソン、ジュリア・ロバーツ他
・公開/制作:1997年/アメリカ
・ジャンル:サスペンス
・上映時間:135分
・評価:★★★(評価内容については下記説明をご覧ください)

<ストーリー>
昔の記憶をなくしたタクシー運転手のジェリー(メル・ギブソン)は、毎日
新聞をくまなくチェックし、ありとあらゆるところに国家の陰謀が隠されて
いるという強迫観念に取りつかれている。ある日、また大きな陰謀が動いて
いると感じた彼は、信頼できる女性弁護士アリス(ジュリア・ロバーツ)の
元をたずねるが...。

<コメント>
メル・ギブソン主演の人気シリーズ『リーサル・ウェポン』(1987)を製作し
たチームのメンバーが集結した作品。同作と同じく、監督はリチャード・ド
ナー、製作はジョエル・シルヴァーが担当。もちろん、主演を務めるのはメ
ル・ギブソン。 
ちょっと頭のおかしな男が取り憑かれた荒唐無稽な政府による陰謀論。周り
は笑っているだけだったが実は...というストーリー。政府の陰謀に巻き
込まれる物語はハリウッド映画では本当によくあります。パッと思いつくだ
けでも、『ペリカン文書』(1993)、『ロング・キス・グッドナイト』(1996)、
『エネミー・オフ・アメリカ』(1998)などなど。よく考えたらこれだけ政府
が悪役になる国も珍しいかも(笑)。やっぱり、敵が大きければ大きいほど、
国民が一つになれるお国柄なんでしょうか。

シチュエーションとしては割りとよくあるパターンでも、脚本は結構練られ
ていると思います。ただ単に、実は政府が悪者でした、ではなく、誰が味方
で誰が敵なのかわからないまま進展する辺りはなかなかのもの。メル・ギブ
ソンのキレた演技もすごい。冒頭のタクシーの中でマシンガンのごとく喋り
まくるシーンは、アドリブもあるようです。見ていてこっちの耳が痛くなっ
てくるほど。このキャラと演技は、場合によっては、”うざい”と感じる人
もいるかもしれませんし、ファンにとっては微妙なシーンもあるのですが
(まぶたをテープで張られるところとか)、彼の役者魂炸裂というところで
す。それに比べるとやはりジュリア・ロバーツの印象がちょっと弱い。

全体的には、残念ながら複雑な脚本を消化できていない部分があり、結構強
引に物語が進んで行く感じは否めません。悪者のお粗末さが目に付くのも残
念。さすがに、アクションシーンは勢いがあり、迫力もあります。音楽の使
い方もうまい。『リーサル・ウェポン』好きの人も納得ではないでしょうか。
過去にアメリカで起こった実際の事件を絡ませているところもリアリティが
あります。

by DISK
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「評価」の★の数について

5:これは最高。ぜひ見て欲しい名作。何度でも借りたくなること間違いなし。
4:良く出来た作品。見る人の趣味にもよりますが、とにかく見て損なし。
3:平均的な作品。でも見所はあります。好きな役者が出ていれば迷わずGO。
2:あまり良い出来栄えとは言えませんが、数百円のレンタル料なら許せる?
1:レビューを読んで頂くだけでいいかも。どうしても借りるものがなければ。
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