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2009/05/08

フライデー・ビデオマガジン(No.393)

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「フライデー・ビデオマガジン」(毎週更新のビデオ紹介マガジン)  

         【 2009年05月08日号 No.393 】

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!!!今週ご紹介するのは『サイレント・ワールド』
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<D-Column>
先月、下北沢にある「スローコメディ・ファクトリー」というところで開催
されている「シモキタ大学・コメディ人文学部」のトークショーのゲストと
してお招きいただき、何だかんだとしゃべってまいりました。ご来場くださ
ったみなさん、ありがとうございました。
”Life is comedy”がテーマ、ということだったのですが、やはりちょっと
しっとりした感じにしてしまった...。性分なんですねえ。でも、楽しか
ったです。

人前でいろいろしゃべると自分自身気づかされることが多いのですが、今回
ちょっと思ったのは、”個”対”多”というのはもうあんまり意味がないの
かなあと言うこと。一人が数十人とか数百人、数千人に対して何かを話した
り、教えたりするってことは何か古い、というか、それが言い過ぎであれば、
個人的には馴染まないという感覚がふと湧き上がってきたんです。
...トークショーをやりながらそういう風なことを考えるのもどうかと思
いますが(笑)。

インターネットの普及によって、個人が一度にたくさんの相手に対して同時
にさまざまな情報を発信できるようになりました。しかしながら、それだけ
では、単に数の問題=効率がアップしただけに過ぎず、むしろ、一人対一人
とか少なくとも一人対数名による、濃くて密度の高いコミュニケーションか
ら生まれるものをアーカイブにして、それを世界中の人にオープンにできる
と言うことが本質なんじゃないかと。個と個が、真正面からがっつりと向き
合うことで生まれる企画や発想や物語を、あらためて大事に出来るインフラ
として捉えた方が面白いことが出来そうな気がします。テーマとは違います
が、何かいいきっかけをいただいたと思います。この方向でもうちょっとい
ろいろ考えてみたいです。
「スローコメディ・ファクトリー」の須田泰成さん、MCを務めてくださっ
た映像作家の高遠瑛さん、ありがとうございました。

それにしても、オーナー須田さんの人脈もあるかと思いますが、たまたまそ
の場に上々颱風(ファンですっ)のメンバーの方や京都のお茶屋さんなど、
いろんな方がいらっしゃって、こういうまぜこぜなところはやはりシモキタ
だなあと思いました。まだまだ街のチカラがある場所ですね。

・スローコメディ・ファクトリー
(http://slowcomedyfactory.blog24.fc2.com/)

それでは今週の1本です。


<作品プロファイル>
・邦題:『サイレント・ワールド』
・原題:『POST IMPACT』
・監督:クリストフ・シュラーエ
・脚本:トーステン・ディウィ他
・キャスト:ディーン・ケイン、ベティナ・ジマーマン他
・公開/制作:2004年/アメリカ
・ジャンル:SF
・上映時間:95分
・評価:★(評価内容については下記説明をご覧ください)

<ストーリー>
西暦2010年。彗星ベイレーダー7が突如進路を変え、地球への衝突軌道に乗
った。衛星兵器”ソルスター2”によるビーム攻撃を加えるも失敗。彗星は
そのままヨーロッパ北部に激突、40億もの人々が死に、地球は暗雲に包ま
れてしまう。それから3年後、地球は新たな氷河期を迎えていた ...。

<コメント>
彗星の衝突によって氷河期を迎え、新たな復活を求めて細々と生きながらえ
る人類をさらに脅かす、かつての衛星兵器。
地球が他の惑星からの攻撃や隕石の落下など、宇宙からの脅威にさらされる
と言うシチュエーションは、SF映画の王道とでも言うべき設定。本作は、
宇宙人や得体の知れない生物などの襲来ではないものの、いきなり彗星が衝
突してしまうと言うある種強引な展開。それはそれでその後の期待は高まり
ますが、地球が氷河期を迎えるとなると、どうしても同じ年に公開された
『デイ・アフター・トゥモロー』と比べざるを得ません。同作では、地球温
暖化によって氷河期が訪れるというストーリーに説得力がありましたが、残
念ながら本作ではそのあたりのリアリティに欠けます。

そもそもオープニングの雰囲気からするとテレビドラマとして作られたのか
もしれません。良くも悪くもB級感満載です。脚本的にはそれなりに考えら
れていますので、自然災害などによる単純なパニックものではないという言
い方も出来ますが、ストーリー展開も強引なら、伏線の張り方も荒っぽい。
それでも、この手の映画であれば、内容はともかく、CGを駆使した圧倒的
な映像で最後まで見せてしまうというケースもありますが、本作の場合、肝
心の映像がしょぼいです...。深い雪の中をちょこまか走る雪上車。銃撃
戦も何がなにやらわかりません。そもそも光を失った地球と言う世紀末感が
乏しいことが最大の問題かも。予算をかければいいというものではありませ
んが、この世界観でこの映像ではさすがに...。終盤のどんでん返しも結
構先が読めてしまう展開が多く、意味不明の演出のせいで破綻している場面
もちらほら。どうせなら、とことん派手に滅茶苦茶やってくれれば、B級と
割り切って楽しめるのですが、それにも至らず。スターが出ていない割には、
登場人物は結構キャラが立っていて面白いですが。いろんなところを突っ込
みながら見てください。

by DISK
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「評価」の★の数について

5:これは最高。ぜひ見て欲しい名作。何度でも借りたくなること間違いなし。
4:良く出来た作品。見る人の趣味にもよりますが、とにかく見て損なし。
3:平均的な作品。でも見所はあります。好きな役者が出ていれば迷わずGO。
2:あまり良い出来栄えとは言えませんが、数百円のレンタル料なら許せる?
1:レビューを読んで頂くだけでいいかも。どうしても借りるものがなければ。
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