2008/12/10
自己啓発のためのエポカわ~るど
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*** 「広島の人」「広島の情報」
*** 自己啓発のためのエポカわ〜るど
***
*** Vol.154 2008年12月10日
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(CONTENTS)
■輝いている人・インタビュー
会社で翻訳業務に携わりながら新進マジシャンとして活躍する
田上恵洋さん
■こころに残る話
億万長者の責務
−人間自身考えることに終わりなく・池田晶子著より−
■編集者の独り言 こんな海軍大将がいた!
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■輝いている人・インタビュー
会社で翻訳業務に携わりながら新進マジシャンとして活躍する
田上恵洋さん
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田上恵洋さん(33歳)は、会社で翻訳業務を担当しながら新進
のマジシャン(芸名バーニー)として活躍している。その他にも、
数学者・ファイナンシャルプランナー・プログラマー・NLP(TM)
マスタープラクティショナーと実に多彩なレパートリーを持ってお
り、いずれもプロの域に達している。その生き様にアプローチした。
詳細→http://www.epocaclub.com/
<コメント>
田上さんは広島大学・大学院で数学を専攻、しかも大学3年から
大学院へ飛び級という秀才です。その上副業のマジックについては
独学でプロの域に達したのですから、並の頭脳の持主ではありませ
ん。
そんな彼にもウイークポイントがありました。どちらかといえば
消極的で閉じこもりがち、誰もが喜ぶことにも素直に喜べないとい
う性分だったのです。
そんな彼がNLP※と出会い、ネガティブ人間からアクティブ人
間に見事に生まれ変わりました。誰もが喜ぶことにも素直に共感で
きるようになったのです。当然、マジックのパフォーマンスにも身
が入るようになったそうです。
彼はこれからの抱負を次のように語っています。
「私はひとつの肩書きに拘束されるのが好きではありません。NL
Pを始め今まで勉強したことを私なりに統合して、世の中のお役に
立てたら嬉しいと思っています」
※NLP(神経言語プログラミング)は、1970年代の米国で、
数学者のリチャード・バンドラー博士と言語学者のジョン・グリン
ダー博士によって共同創始された。その内容は、心理療法分野で超
一流の実績をあげていた人達の行動や思考を徹底的に研究し、その
エッセンスを抽出して誰もが使えるように体系化したものである。
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■こころに残る話
億万長者の責務
−人間自身考えることに終わりなく・池田晶子著より−
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■億万長者の責務
「超富裕層」と呼ばれる人たち、資産5億円以上の人が、日本には
数万人もいるそうだ。
そんなにいるとは知らなかった。へえ、驚いた。最近なくなった
「長者番付」で新聞に載るような人は数十人だったから、そんなも
のかと思っていた。密かにしっかり貯め込んでいる人たちが、案外
いたというわけだ。
いったいどうすれば、そんなにたくさん稼げるのだろう。それが
素朴な疑問である。やっぱり株とか不動産だろうか。普通に働いて
いて、そんな額はあり得ないはずだと思う。百円とは百円であると
しか思ったことのない私には、どういうカラクリでそういうことに
なるのか、皆目見当がつかないのである。
そんなにたくさん持っていてどうするのだろうというのが、次の
質問である。持っているだけで、嬉しいのだろうか。使うことも、
楽しいのだろうか。使うとしたって、そんなにたくさん、どうやっ
て使ったものだろう。
想像してみても、自分の身の丈以上には、どうもうまく想像でき
ない。私だったら、まず家屋敷でしょ、次に豪華な旅行かな、それ
からどうしよう?もうその辺から詰まってしまう。男だったら、ま
あ愛人だ。女だったら、宝飾品か。なんだ、そんな程度のものじゃ
ないか。
お金を使うということは、あんがい難しいことなんじゃあないか
と気がついた。海外の大富豪だって、唸るほどの資産があっても、
この地球上で買えるものなんか、もう残ってない。 自家用ジェッ
トで世界中を回ってみても、たかが知れてる。すぐ飽きる。それで
仕方なくて、月旅行を買ってみたりするわけだから、お金を使うと
いうことは、実は難しいことであるに違いない。
考えてみると人間は、お金を使うという方面に、知恵を発達させ
てこなかった。発達させてきたのは、いかに稼ぐか、そっちの知恵
ばかりである。「何のために」稼ぐのか。誰がそれを考えたか。考
えもせずに、ひたすらに「稼ぐが勝ち」である。しかし、「何に対
して」勝ちなのか。
格差社会の到来といわれている。なるほどそれらの超富裕層の出
現など見ても、どうやらそれは本当らしい。しかし、新興勢力とし
てのそれらの人は、きっとお金の正しい使い方を知らない。お金と
いうものは稼ぐものであって、使うものだとは思っていなかったは
ずである。しかし、稼いで貯めるばかりのお金とは、何だろう。使
ってこそのお金ではなかろうか。
人間にとって正しいお金の使い方とはどのようなものか。お金持
ちの人々から、まず範を垂れてもらいたい。そのために、お金を使
うことを法律で義務化するのはどうだろう。稼いだ分の半分を1年
以内に使い切らないと、税金でもってゆくということにするのであ
る。
おそらく彼らは、慌てて使い始めるだろう。使い方を知らないか
ら、最初は定石通りに、家屋敷を買い、愛人を囲い、ちゃちな贅沢
に使い込むだろう。しかし、そんなものに使ったって限界がある。
資産はまだまだ残っている。使わなければ持っていかれる。さあ何
に使おう。
この時はじめて人間は、お金を使うということに知恵を搾り始め
るだろう。これは画期的な転換である。おそらくそれは、人間の文
化の向上につながるはずである。たとえば芸術、たとえば学問、本
当にお金を必要としているところに、お金を使う。文化の波の花が
開くだろう。
財を手に入れた人間が次に欲するものは、必ず名誉である。お金
の使い方にこそ、その人の品格が現れる。お金の使い方の高貴な人
が、高貴な品格の人だ。芸術や学問を解する名誉の人だと、こうい
う価値観を社会に定着させ、それらの人々を皆で讃えるのである。
お金は正しく使われてこそ価値なのであるというこれ、常識そのも
のじゃないですか。
期限内に使い切れなかった分は、潔く税金として社会に寄付する
というのも、名誉である。稼ぐことから使うことへの価値の転換は、
やがて格差のない品格のある社会を生むことになりましょう。
<コメント>
著者は哲学者だが、哲学者らしくない、わかりやすくユニークな
文章を書く。惜しいことに、2年前46歳という若さで生涯を閉じ
た(腎臓ガン)。この文章は亡くなる前の年に書かれた。彼女らし
い発想の文章である。
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■編集者の独り言 こんな海軍大将がいた!
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田母神前空爆長問題に触発されて、手当たり次第、日本の将軍の
伝記を読んでいたところ、井上成美(しげよし)海軍大将に出会い
ました。彼の生き方に深く感銘したので、以下要約してみます。
◇井上成美は軍務局長のとき、米内光政海軍大臣、山本五十六海軍
次官とともに日独伊三国軍事同盟条約締結に反対し、一度は流産さ
せることに成功した。
陸海軍・ジャーナリズム・国民上げての戦争推進ムードの中のこ
となので、命をかけた反対だったといわれる。
◇海軍兵学校校長のときには、講堂に掲げてあった歴代の海軍大将
の額を「兵学校の教育は出世主義ではない」という名目のもとに、
すべて降ろしてしまった。
当時英語は敵国語として排斥され、これを使用する者は非国民と
罵られ弾圧されていた。このような世情にありながら、英語は終戦
後必ず必要になると考え英語教育を続けた。
◇当時の海軍軍人としては珍しく、女性に対して禁欲的だった。た
まに待合茶屋などに行っても、芸妓と遊ぶことなく布団の中で英書
を読んでいたという。それにもかかわらず、芸妓たちに比較的好感
を持たれていたようである。
◇太平洋戦争終戦前には海軍次官に起用され、米内海相を援けて早
期和平に尽力した。
敗戦の年の5月に大将昇進、次官を退いた。その理由は米内海相
との意見の違いといわれる。井上は、国民を救うためには早期にボ
ツダム宣言を受諾すべきで、天皇の廃位もやむを得ないと考えてい
た。当時の情勢としては、このような急進的な意見が受け入れられ
るはずもなかった。
◇終戦後、公職追放となったが、解除されてからも戦争責任を感じ
て一切公職につかず、近所の子供たちに英語を教えていた。そのた
め非常に貧しく、かつての部下たちが見かねて救済したという。
現在、英語塾となっていた住まい一部分が保存され、記念館とし
て一般に無料開放されている。
〔戸村彰義〕
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