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福岡では毎年「アジア映画祭」が開かれます。劇場での一般公開の予定がない作品が多く、一期一会となってしまいそうなすばらしい作品にたくさん出会いました。映画の感想をこのメルマガで書いていきたいと思います。

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2009/01/27

★福岡発アジア映画行き 第26号★★★パキスタンの映画「神に誓って」

★福岡発アジア映画行き 第26号★★★
                         
  発効日2009年1月26日
                発行部数   76部
                        発行人 Jun Rajini

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 ご無沙汰しています。また、前回の発行から6ヵ月あまりがたってしまいました。
 実は12月31日の午後8時頃に第26号の発行を手続きをしようとしました。
ところが「午後6時」で発行の締め切りがすでにきていたのです。6か月間発行のないメルマガは「休刊」となってしまいます。
そこで、すぐに復刊の手続きをしました。できるだけ、今年はもう少し発行の頻度を多くしようと思っています。

 ブログ「福岡発アジア映画行き」では、かなりの頻度で更新をしています。

http://ch01411.kitaguni.tv/
 
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【1 今年観た映画のベスト1…『神に誓って』】

 「アジアフォーカス福岡映画祭2008」で観たパキスタン映画『神に誓って』はとてもすばらしい作品でした。


【2 監督について】
 パキスタンではイスラムとキリストの宗教紛争が続いているそうです。

 ジョエブ・マンスール監督は、宗教間の対立や紛争が絶えない、パキスタン国内の人たちの啓発のために、この作品を作ったそうです。
彼は、映画学校の講師をしているのですが、自分でも映画を作ってみたというわけなんです。

 僕は、この作品を映画祭で二度観ました。ストーリーをしっかり覚えていられるようにしたいと思ったからです。

【3 公式サイトのご紹介】

 たくさんの登場人物がでてきます。

 映画の公式サイトがありますので、それを使って説明しますね。
 
 映画の公式サイト
http://www.inthenameofgod.com/

 「ENTER」を押して入って下さい。

 かなり洗練された音楽ですね。この映画、とても重いテーマを扱っているのですが、このような音楽がふんだんに映画の重要な場面に使われています。
DVDには5曲のサントラが入っています。
 公式サイト内に「SOUND TRACK」というリンクがあるので、もしかしたら聴けるかも。僕のパソコンでは、設定の相性がよくないみたいで、聴けませんでした。

 個人的には、今、皆様がお聞きになっている曲と、ブルカで身を包んだ女性が逃げるシーンで使われている曲が好きです。
♪アッラー、アッラー、ラッ、ラッ、ラーと反響するような感じの曲なんです。

 では、この映画の「あらすじ」ですが、今日は時間が無くて書くことができません。
「登場人物」のご紹介をする中で、あらすじも少しはわかるように書きたいと思います。
 今日中にこのメルマガ書かないと、このメルマガは「廃刊処分」になってしまいます。半年に一回は出さないと「まぐまぐ」から自動的に削除されてしまうのです。

 今年も残り5時間とちょっとです。これだけの大作の「あらすじ」を簡潔に書くのは非常に困難です。
 英語が理解できる方は、リンク先の下の方にある「synopsis」クリックすれば、読むことができます。


 「NEWS」や「FORUM」の部分はよくチェックしてはいないけれど、この映画に肯定的な意見と否定的な意見がたくさん紹介されています。

 映画「神に誓って」は、パキスタンの学校の生徒たちが、学校ぐるみで映画館に足を運んでいるそうです。
 映画について話し合ったり、調べたりする「教材」としての役割も果たしています。
 また、大学では、この映画の脚本を研究するところまで現れたそうです。

【4 映画の主な登場人物】

 次に、この映画の登場人物についてみていきます。「CAST」をクリックして下さい。
 少し上に、わかりにくいですが、黒色に灰色の小さな字で、横一列に、登場人物の名前が書かれています。

 左から、紹介します。

「SHAN」
 彼は、テロリストの嫌疑をかけられて、追い込まれていきます。

「IMAN ALI」
 彼女はパキスタン人です。しかし、父親がイギリス人の女性と結婚をし、ロンドンで雑貨店を営んでいるため、産まれたときから、英国で生活をしています。
 しかし、むりやり、パキスタンで、パキスタン人と結婚させられることになります。そこから、彼女の闘いが始まるのです。

 「FAWAD KHAN」
 SHANの弟です。彼は声がとてもよく、西洋のロックを愛していました。
ところが、急進的なイスラムの指導者との出会いにより、タリバン(だったかなあ?)に入ってしまいます。
 彼も追い込まれていきます。

 「AUSTIN」
 英国人女性です。彼女は大学で、SHANと恋に落ちます。
 SHANとAUSTINは、宗教の壁を超え、深い愛で結ばれていきます。
ところが、SHANは、イスラムの人たちからは「裏切り者」だと言われ、キリスト教勢力の側からは、テロリスト扱いをされ、追い込まれていきます。
 AUSTINは葛藤や絶望の淵に立たされていくのです。

 RASHEED
 タリバン?の宗教的指導者です。
 彼は、キリスト教勢力を憎んでいるようです。武力でもって反抗することもやむを得ないと考えているところがあります。

 宗教的な和解や、結婚の自由、離婚の自由というものを、彼に認めさせるのは、かなりの困難です。
 しかし、彼を心を動かさないことには、その集落の人たちは、どうにもできないのです。
 彼は信念の人でもあり、信念のために自由な意志を持てないでいる人なのです。とても存在感のある人です。
 このような指導者は、周りの状況に応じて、変わる可能性を持っているのか。どうあるべきなのかも、この映画の重要なテーマの一つです。

 SIMI
 うーん。どんな役だったかなあ…。

 僕の記憶が正しければ、IMAN ALIがパキスタンで無理矢理結婚をさせられて、
その村に定住を余儀なくされていったときに、そこにいた女性たちの中にいたような気がします。

 IMANは脱走をしたいと考えています。興味深いのは、いっしょに生活をしている女性たちはIMANに同情的であるということです。
 虐げられている者たちは、IMANに共感ができるということだと思います。

 
 他にもたくさんの人たちが登場します。
 この映画では、登場人物たちのキャラが立っていますが、葛藤などにより、心情は変わっていく人物が多いです。

 登場人物を理想化することにより、パキスタンの人たちへの啓発をしていく映画になると監督は考えたからだと思います。

【5 まとめ】

 インドでは、パキスタン映画が四十数年ぶりに公開されるという事態に発展しました。

 また、今年の「アジアフォーカス福岡映画祭」で、本作品は「観客賞」を受賞しました。

 現在のところ、日本での劇場公開の予定はないようです。
 DVDは、パキスタン国内では販売されています。英語字幕がついていますので、英語が理解できる方には、楽しめると思います。
 しかし、入手は困難な部分もあります。パキスタンは政情不安定で、郵便事情も悪く、注文した商品が届かない可能性もあります。



 僕のパソコンで再生したときにリージョン変更のメッセージはなく、再生できたのでおそらく「リージョンフリー」だと思います。
 パキスタンの映画なので、サントラも秀逸です。

 何とか劇場公開になって欲しいのですが、無理だろうなあと思います。

 DVDは英語字幕がついています。

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