全国体験の旅『ふるさと耳より・E便り』
2008年9月30日 113号
千葉県市原市 フルーツ通りを観光の名所に
千葉県市原市は、千葉市に隣接し内房線の五井駅を起点とした東京湾に
面した工業地帯を抱え、田んぼ、畑が広がる人口28万人の都市です。
2008年5月、千葉県市原市の市道232号線がフルーツ通りと銘々
されました。
館山自動車道の測道139号線の町田交差点から病院通りに至る街道で
す。
市原市は、桃、梨、ブルーベリー、イチゴ、イチジク、みかん、りんご
等と北の果物の南限であり、南の果物の北限といわれています。
フルーツ通り沿いには梨を中心として、イチゴ、桃、柿など、果樹栽培
が盛んに行われています。旬々には街道沿いに何軒かの直売所が開設さ
れ、車を止めて買い物をする光景が目につくようになり始めた。毎年シ
ーズンを迎えると、数ある産直所の中では○○梨園でと名指しで来るリ
ピターも増えているとのことだが・・・。
梨のシーズンを迎えた8月中旬に訪問。
町田の交差点に表示しているフルーツ通りの案内板をもう少しで見落と
すところ、フルーツ通りに入る。街道の両サイドに梨園が続くのかと眺
めると、ところどころに見られる程度で、直売所の数もぽつり、ぽつり。
イメージしたフルーツ通りの光景とはかけ離れていました。
フルーツ通りとしてお客様が認知できる状態に創り上げ、新たな、市の
観光の名所にという目論見が果たしてかなえられるかが、今回のテーマ
です。
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市原市農政部が主宰する果樹を栽培している人たちが加入している組織
が、農業振興協会果樹部です。そのメンバーは現在114名。
この114名の動向がこれからのフルーツ通りの位置づけを高められる
かどうかを左右することになります。
◎梨の販売ルート
梨を栽培し出荷する際の販売ルートが、上記農業振興協会果樹部の人た
ちの間で分かれしまっています。
昨年改装したJA市原市梨共同選果場を通じて市場へ出荷を推進してい
る人達が77名、直売所・通信販売・契約販売する若手メンバーを中心
に37名と分かれています。
市場出荷組の出荷数はピーク時5万ケースから今年は3万5千ケースと
落ち込んできており人数が多いにもかかわらず販売の割合は44%。
高齢化の要因も加わり年々減少傾向にあり、その対策が急務となってい
ます。
一方、直接販売組の販売の割合は56%にもなっており、逆に年々その
比率が増してきているという。
ベテランの市場出荷組は改築したばかりの出荷場の改築資金の返済を念
頭に、あくまでもJAを通じての販売にこだわり、片や収益性が高いこ
とを実感している直売組とで、市原市の果樹部あげての取り組みの共有
化は可能なのかは疑問が残ります。
支持比率と販売量とが比例しないところに市の担当者としても頭を悩ま
すところ。
フルーツ通りを自他共に軌道に乗せるためにも両者の調和と協力は欠か
せません。
両者が融合して、フルーツ通りの活性化を追求できる妙案は !?
“先ず、それは梨の木のオーナー制度”
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