2009/12/23
トニタカの西方見聞録 ダイジェスト版~12月のテーマ「熱い眼差し」~
読めば読むほどニュースに流れない謎の中近東が見えてくる
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◇◇◇◇トニタカの西方見聞録◇◇◇
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トニタカの西方見聞録 2009/12/23
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ダイジェスト版 ~12月のテーマ「熱い眼差し」~
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4)ラブアン島の魅力
マレーシア・ボルネオ島。最近、エコツーリズムやダイビングな
どで日本各地からの観光客が注目するネイチャーリゾートが点在
する。その沖合20キロに香港やマカオのような租税地として作ら
れた東アジア最大の金融センターがある。ラブアン島は90年代、
オフショアバンキングを目的とした租税地として作られた。一周
20キロ前後の小さな島には、日本軍の激戦地の跡、南シナ海に
沈んだ沈没船、租税地の恩恵を受けた免税店がある。ほとんどの
観光客や地元の住民はダイビングとお酒の購入が目的で島に上陸
するが、ラブアン金融センターには、オイルマネーを含むイスラ
ム金融と欧米日本の銀行窓口があり、各国投資やイスラム圏の資
金調達の出先機関として成り立ち始めている。
「97年に起きたアジアの通貨危機で暫くの間、ラブアンの重要
性が遠のいていたが、イスラム金融とオイルマネーが動き始めた
2004年あたりから再び活発になり始めた」ラブアン金融局の
スコッツさん(28)は言った。
資金調達や海外投資にて必要なのは銀行と銀行のパイプや貯蔵場
所だ。イスラム法に絡むイスラム金融機関や外貨準備として欧米
が租税地を選択することは東西の交差点として非常に意義がある。
「50社以上の金融機関がここに窓口を設けている。西のドバイ、
東のラブアンと業界では呼ばれるように、重要な位置づけが置か
れ始めていることも確かのようだ」彼は付け足した。金融センタ
ーのスタンスが確立され、中東からのオイルマネーがラブアン島
にストックされ、東アジアの投資に利用されたりすると説明する。
その背景には、マレーシアの国境であるイスラム教、日本、韓国、
ASEANなどの距離的な視点などが理由なのかもしれない。
「日本は対外投資にも対日投資にも、他国と比較できないほど魅
力的な国。2010年以降の動きが楽しみ」彼は言った。
事実、イスラム金融やオイルマネーは、たとえ景気が低迷しても、
規模が一回り小さくなっても、東アジアの新興国などに向けられ
ている。
「ムラーハバ、イジャーラ、ムダーラバ、ムシャーラカ、スクー
ク、タカフルと呼ばれるイスラム金融の用語が日本でも聞こえ始
めてくる日もそう遠くないだろう」彼は語った。
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─ ─ ─ ─ ─ ─ 編集後記 ─ ─ ─ ─ ─ ─
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