インターネット哲学 【ネット社会の謎を解く】  RSSを登録する

なぜ、まぐまぐやヤフーは成功したのか? ビル・ゲイツ、孫正義の戦略は? なぜ、情報が無料なのか? 具体的な謎を解くことによって、ネット社会の原理を分かりやすく説明します。 【笑えるネット哲学者 諸野脇 正】

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2009/07/31

◆i哲学066◆ブログの「破壊力」 ――ブログ市長・竹原信一氏の情報伝達

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   インターネット哲学【ネット社会の謎を解く】 No.066
             2009.7.31. 諸野脇正@インターネット哲学者

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● 年二回ペースできちんと発行されるマガジン(苦笑)
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 年二回のペースできちんと発行されるマガジン『インターネット哲学』です!
 ……すみません。
 いろいろありまして。
 何とか出来ればと考えています。
 
 
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● ブログの「破壊力」 ――ブログ市長・竹原信一氏の情報伝達

                    諸野脇 正@インターネット哲学者 
                  【e-Mail】 ts@irev.org
                  【Web Site】 http://www.irev.org
                  【Blog】   http://shonowaki.net
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■ ブログ更新で刑事告発? オバマ大統領もびっくり!
 
 選挙期間中にブログを更新した竹原信一市長が刑事告発された。
 
   ● ブログを更新して刑事告発される? オバマ大統領もびっくりだよ!
    http://shonowaki.net/2008/12/post_56.html
   ● 祝・竹原信一市長 刑事告発!
         --ブログ更新が公職選挙法違反か白黒つけよう
    http://shonowaki.net/2009/02/post_62.html

 これは誠に不当な事態である。
 公職選挙法にブログ更新を禁止する文言など無い。総務省が、禁止されている
と解釈しているだけである。
 既に、詳しく論じた。
 
   ● インターネット選挙は公職選挙法違反か --「馬」は「自動車」か
    http://www.irev.org/shakai/isenkyo2.htm
  
 私のこの文章を引用して、竹原信一市長は「総務省の解釈が間違っている」と
主張している。首尾一貫して主張し続けている。
 
   ● 選挙期間中もブログを更新して、市長に当選!
    http://shonowaki.net/2008/12/post_55.html
 
 そして、竹原信一市長は刑事告発された。
 これは白黒つけるよい機会である。総務省の解釈と竹原信一市長の解釈(私の
解釈)のどちらが正しいか。はっきりさせるべきである。
 しかし、実際には、竹原信一市長は起訴されないであろう。
 
   ● そんなふぬけた姿勢ではブログ更新を刑事告発できないぞ!(笑)
    http://shonowaki.net/2008/12/post_60.html
 
 もっと、警察・検察は、もっと大規模な「違反」を取り締まらずにきたのであ
る。
 今さら、竹原信一市長を起訴するのは明らかに公平を欠く。
 
 
■ インターネット上で「問題」を起こすという広報活動

 竹原信一市長は、選挙期間中にブログを更新した。ブログで辞めさせたい議員
アンケートをおこなった。ブログで市職員給与を個人単位で公開した。
 非常に興味深い事実がある。このような「問題」を起こす度に、竹原信一市長
の主張が伝わっていったのだ。
 マスメディアがその「問題」を報道したからである。
 
   ● インターネット上で「問題」を起こすという広報活動
           --竹原信一市長失職を考えるための論理
     http://shonowaki.net/2009/04/post_70.html

 広報活動と考えると、竹原信一市長の行為は大変コストパーフォーマンスが高
い。竹原信一市長は、ブログに文章を書いただけなのである。
 ブログに書いただけで、マスメディアで報道されて情報が伝わっていく。テレ
ビ・新聞・雑誌などで報道されて情報が伝わっていく。
 
 
■ インターネット上にアップするだけで、情報が自然と広まっていく

 つまり、竹原信一市長は、ほとんどコストかけずに大規模な広報活動に成功し
ているのである。情報を広めるためのコストがかかっていないのである。驚異の
情報伝達である。
 竹原信一市長は、ブログに情報をアップしただけである。その情報が自然と広
まったのである。
 まず、インターネット上では、リンクによる「投票」で文章が浮かびあがる。
 この原理については、次の文章で論じた。
 
   ● ノーベル賞が無かったらキャベツ男だった白川博士
               --インターネットの評価機能
    http://www.irev.org/shakai/nobel.htm

 さらに、今回新しい事実が分かった。ブログの文章がマスメディアに紹介され
ることによって、さらに浮かびあがるのである。
 これはインターネットのさらなる可能性を示すものである。
 
 
■ 市長は全員ブログ市長であるべきである

 竹原信一市長は「ブログ市長」と呼ばれている。
 しかし、これは変な話である。
 市長がブログを活用しない方がどうかしているのである。全員が活用していて
当然なのである。ブログは政治家が自分の政策を伝えるのに適している。コスト
もかからない。使わない方がおかしいのである。
 
   市長全員がブログ市長になるべきである。
 
 遅かれ早かれ、ほとんどの市長はブログを活用するようになる。
 その時には、「ブログ市長」という名称はなくなっているだろう。
 もし、ブログが無ければ、我々は竹原信一市長を知らなかったはずである。ブ
ログは、誰も知らなかった竹原信一市長を一躍全国区に押し上げた。
 ブログは使い方によっては、恐ろしい「破壊力」を示す。
 この「破壊力」に注目するべきである。
 
                     (2009年7月31日) 
                     
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  転載、転送、ブログ市長、大歓迎です。

 【筆者】    諸野脇 正 (しょのわき ただし)
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