2004/12/11
◆i哲学058◆【三菱地所批判 番外】高木 茂 社長へのメール
l■■■■■■■■■■■■■■■■■@■■■■■■■■■■■■■■■■■l インターネット哲学【ネット社会の謎を解く】 No.058 2004.12.11. 諸野脇正@インターネット哲学者 l■■■■■■■■■■■■■■■■■@■■■■■■■■■■■■■■■■■l ──────────────────────────────────── ● 皆さんのリンクが私をオピニオンリーダーにする ──────────────────────────────────── 今、三菱系企業の不祥事の中で一番目だっているのは何でしょうか。 三菱自動車のリコール隠しでしょうか。 違います。それでは、グーグルで「三菱 批判」を検索してみましょう。 http://www.google.co.jp/search?num=100&hl=ja&newwindow=1&q=%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%80%80%E6%89%B9%E5%88%A4&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja 何と、私の文章が一番最初に出てきます。98900件中の一番なのです。つ まり、三菱自動車のリコール隠しより、三菱地所の顧客対応・情報隠蔽の方が注 目されているのです。これはすごいことです。 なぜ、私の文章がこんなに注目を浴びているのでしょうか。それは、皆さんが たくさんリンクをしてくださったからです。つまり、インターネットの評価機能 が働いたのです。 この原理は、次の文章で詳しく説明しました。 ● ノーベル賞が無かったらキャベツ男だった白川博士 −−インターネットの評価機能 http://www.irev.org/shakai/nobel.htm ● モーニング娘とドナドナで検索エンジンを分析する −−人による評価をロボットで集めよ http://www.irev.org/shakai/donadona.htm 私が書いた文章が一番なのですから、私はインターネット上のオピニオンリー ダーであると言ってもいいでしょう。しかし、誰か偉い人が私をリーダーと決め た訳ではないのです。皆さんのリンクによる「投票」が私をオピニオンリーダー にしているのです。 そう考えると、何か楽しくなってきませんか。 インターネット社会は、明るくて透明です。 ──────────────────────────────────── ● インターネット社会を理解しない三菱地所 ──────────────────────────────────── 今までの社会では、密室性に隠れて「悪事」をおこなうことが出来ました。 しかし、インターネット社会では隠れて「悪事」をおこなうのは難しくなるで しょう。 それは、個人がオピニオンリーダーとしての力を発揮してしまうからです。個 人でも、企業を追及することが出来るのです。 このままでは、三菱地所のホームページは私の批判の文章に取り囲まれてしま うでしょう。「三菱地所」という語を検索すると、私の批判の文章が上位にたく さん表示されてしまうのです。現在グーグルでは、私の文章は五十位前後です。 しかし、リンクによる「投票」によってだんだん順位が上がってきています。今 後は、もっと上がっていくでしょう。 これはもうマンション販売の問題ではありません。危機管理の問題です。三菱 地所全体の企業イメージの問題です。このままでは、「三菱地所は情報隠蔽体質 の会社」という悪いイメージがついてしまうのです。 ──────────────────────────────────── ● どうぞ、証人になってください ──────────────────────────────────── 「情報公開するかどうか」は三菱地所の企業イメージの問題なのです。 しかし、この問題について意思決定をしているのは住宅部門のようです。その ような一部門が、全社的な問題について意思決定しているのは問題です。 そこで、社長へメールを送りました。そして、このメールをインターネット上 にも公開しました。 ● 高木 茂 社長へのメール http://www.irev.org/shakai/shacho.htm 一般に、このようなメールは無視されることが多いでしょう。社長に届かない ことも多いでしょう。しかし、このメールは届くでしょう。 それは、インターネット上で公開してあるからです。このメールは、どちらに しろ最終的には社長の目に触れるのです。自分へのメールをインターネットで発 見したら、社長はどう思うでしょうか。不愉快でしょう。誰かがこのメールを握 りつぶせば責任問題になります。(たぶん、社長の名前を検索すると一番にこの メールが表示されるようになります。) このような理由で、このメールはきちんと届くと思います。 どうぞ、読者の皆さんも証人になってください。三菱地所の行動を一緒に監視 してください。 (哲学者ブレーンの方から、「証人を増やした方がよい」とのアドバイスをい ただきました。下のメールは、監督官庁・業界団体・消費者団体などにも送って あります。) ──────────────────────────────────── ● 高木 茂 社長へのメール ──────────────────────────────────── 三菱地所株式会社 取締役社長 高木 茂 様 私は、貴社が開発した○○○○を購入した者です。素晴らしいマンションを開 発していただき、ありがたく思っております。 しかし、貴社の担当者の顧客対応・情報公開の姿勢に対しては疑念を持たざる を得ません。顧客の不安に応えようとする姿勢が全くないのです。情報公開をし て顧客満足を目指そうという姿勢が全くないのです。 そのため次のような批判をインターネット上でせざる得なくなっております。 【三菱地所の情報隠蔽体質批判1】 http://www.irev.org/shakai/mitubisi1.htm 【三菱地所の情報隠蔽体質批判2】 http://www.irev.org/shakai/mitubisi2.htm 【三菱地所の情報隠蔽体質批判3】 http://www.irev.org/shakai/mitubisi3.htm この「批判3」で、情報公開について論じました。 情報公開は現代企業の責務でです。 しかし、残念ながら、三菱地所は次の三点をおこなっていないのです。 1 三菱地所による完成検査記録の提出 2 三菱地所の内覧会への立ち会い 3 施工図のコピーの提出 現在、この三点を、これ程かたくなに拒否している会社は三菱地所だけです。 ですから、このままでは「三菱地所は情報公開できない企業」という悪いイメ ージがついてしまいます。 先の文章で私は三菱地所を名医に喩えました。名医が情報公開を求められれば、 不愉快になります。それは分かります。 しかし、名医である三菱地所こそ情報公開するべきです。情報公開は、現代企 業に求められる義務なのです。社会的責任なのです。 私は、「業界のリーディングカンパニーとしての責任を果たしていただきた い」と申し上げているのです。このままでは、「三菱地所は情報公開できない企 業」という悪いイメージがついてしまうのです。 高木茂社長はおっしゃいます。 「企業に求められる責任は近年高次化し、企業倫理やコンプライアンスに加え 企 業市民としての社会貢献、環境リスク低減への努力など、多方面に渡るよう になりました。当社グループではコンプライアンスにおいて最も大切なのは『意 識の変革』と『経営トップの牽引力』であると捉え、『コンプライアンスは企業 利益の基礎であり、コンプライアンスなしには企業の永続的発展はない』という 意識を全社員に徹底しております。……〔略〕……良き企業市民として企業の社 会的責任を果たしてまいります。」(三菱地所のホームページより) これは誠に力強い宣言です。感心いたしました。 情報公開は、正に「良き企業市民として企業の社会的責任を果た」すことです。 ぜひ、「経営トップの牽引力」をご発揮いただき、情報公開をご実現くださる ようお願いいたします。 高木茂社長のご英断に期待いたしております。 2004.12.10. 諸野脇 正 〔補1〕 緊急のご対応をお願いいたします。私は、11月14日が内覧会の予定日でし た。しかし、12月10日の現在にいたるまで内覧会をおこなうことが出来てい ません。内覧会が出来ない状態になっております。 まず、11月15日から12月3日まで担当者と全く連絡が取れない状態にな っていました。広報部通じて三度に渡って担当者からの連絡を求めたのにも関わ らずです。 この件については、統括責任者・倉田元氏が明確に謝罪しました。私は、それ を評価しております。しかし、三週間近くもの時間が無駄になったことは事実で す。 今現在は、情報公開を求めて内覧会を保留している形になっております。高木 茂社長のご判断をいただかなくては、話が進まない形になってしまっているので す。 ぜひ、12月15日までに何らかのお返事をお願いいたします。 なお、この手紙はインターネット上で公開いたします。 〔補2〕 先の批判は一見些細なことに思えるかもしれません。しかし、既に事態は深刻 です。有力検索エンジンのグーグルで「三菱 批判」を検索すると次のようにな ります。 http://www.google.co.jp/search?num=100&hl=ja&newwindow=1&q=%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%80%80%E6%89%B9%E5%88%A4&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja 私の批判の文章が一番最初に出てきます。98900件中の一番なのです。つ まり、三菱自動車のリコール隠しより、三菱地所の顧客対応の方が注目されてい るのです。三菱系の不祥事の中で、一番目立ってしまっているのです。 私は、批判を始める前に担当者に次のように忠告しています。 「あなたは、三菱地所株式会社、さらには三菱グループ全体の信用に関わる騒 ぎに発展するかもしれない事項について決定する権限をもっているのですか。」 また、再三、三菱地所のホームページが私の批判の文章に取り囲まれてしまう 可能性があることをお伝えしてあります。「三菱地所」という検索語でも、私の 文章が上位に現れるようになってしまうのです。 これは、マンション販売の問題ではなく、危機管理の問題です。ですから、責 任ある立場の方の意思決定を求めたのです。 これは、三菱地所全体の社会的イメージに関わる重要問題なのです。 しかし、実際にはさらに「顧客無視」の対応が続きました。 私には、このような顧客対応を高木茂社長がご存じだとはとても思えません。 どうぞ、状況をご理解いただき、担当者への適切なご指導をお願いいたします。 なお、〈役に立たない図面が送られてきた〉などの顧客対応の悪さについては、 倉田氏から明確な謝罪をいただきました。私は、これを評価しております。 従って、残っている問題は、大筋で情報公開の問題だけになっております。 〔補3〕 上の三点を、これ程かたくなに拒んでいる会社は三菱地所だけです。他社は、 何かしら柔軟な対応をしております。 例えば、三井不動産は次のような対応をしています。(全ての物件で同じ対応 かは不明ですが。) 1 「完成検査記録」のコピーを「提出」はしないが、三井不動産が「完成検 査記録」を見せながら丁寧に説明する。 2 売主である三井不動産が内覧会に立ち会う。(要求された場合) 3 青焼きを入居者全員に渡す。 現在では、三菱地所だけが、かたくななのです。 これでは三菱地所は情報隠蔽体質の会社と思われてしまいます。顧客満足を全 く考えない会社だと思われてしまいます。 どう考えても、情報公開をしない体制を今後も維持し続けるのは不可能です。 十年はもたないでしょう。 時代は変わってるのです。 〔補4〕 私は、三菱地所の物づくりの姿勢に対しての敬意を失ったことはありません。 批判しているのは、あくまでも顧客対応・情報隠蔽体質です。マンションではあ りません。よい物をつくっているのに、この顧客対応では台なしになってしまい ます。実際には、顧客にとっては、心の満足が一番重要であることも多いのです。 高木茂社長のご英断を期待しております。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆ インターネット哲学 【ネット社会の謎を解く】(週刊?) ◆ 転載、転送、メールへの返信、大歓迎です。 【筆者】 諸野脇 正 (しょのわき ただし) 【e-Mail】 ts@irev.org 【Web Site】 http://www.irev.org/ 【登録・解除】 http://www.irev.org/file/touroku.htm  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ----------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは,インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) マガジンID 75412 -----------------------------------------------------------------------



