2004/07/31
10分でわかる投資戦略 2004.07.31号
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10分でわかる投資戦略
■ 2004.7.31号(since2001.10.31)
■ 読者数10,200名(7月31日現在)
■ まぐまぐ9,500名 melma!700名
■ 発行人兼執筆責任者:株男
■ http://www.10-minutes.com/
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オンライン投資家に10分程度で理解できる投資情報を提供することをこの
メールマガジンの目標に据えたいと考えています。
なお、執筆者は外資証券で3年前までアナリストを、現在は無職無手勝流、
なんでもありのトレーダー株男です。
証券会社のトレードフロアーの生の意見やテクニカル、クオンツが選んだ
銘柄なども参考にしながらご紹介してゆきます。
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メニュー
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【1】株男のコメント
【2】来週の株式市場予想
・熱騰IPOマーケット、そーせい(4565)が冷やす。
【3】独断で答える銘柄質問
・募集中
【4】気になる銘柄(証券会社レーティング情報とコメント)
・パイオニア(6773・東証1部)
【5】その他
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【1】株男のコメント
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ご無沙汰しまして恐縮です。
ちょうど半年ぶりの発行再開となります。
皆様方の投資アイデアの一助、かつ投資判断の害(?)にならないメールマガ
ジンになることを地道に目指していくことが、結果的に私自身のためになると信
じ、今後は(控えめに)週2回程度は発行していこうと考えています。
遅ればせながら今後ともよろしくお願い申し上げます。
なお、にわか発行再開となりましたのでメールマガジン解除の希望も多いと予
想しています。
解除は必ずご自身でなさってください。
メールアドレスも個人情報です。
当方では解除代行行為は一切致しません。
(解除のためのクリック)
まぐまぐ経由 http://www.mag2.com/m/0000074911.htm
melma!経由 http://www.melma.com/mag/95/m00046095/index_bn.html
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【2】来週の株式市場予想
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◎先週の国内株式市場アウトルック
<TOPIX>
先週終値1,135(−16)→今週終値1,139(+4)
<日経平均>
先週終値11,187円(−249円)→今週終値11,325円(+138円)
<日経JQ>
先週終値1,977円(−12円)→今週終値1,899円(−78円)
◎来週の展開予想
今週印象的だったのは、29日(木曜日)東証マザーズ市場にIPOしたバイ
オテックベンチャー、そーせい(4565)の公募価格80万円割れです。
米国ナスダック市場でも00年の「バイオバブル崩壊」以降、久々にバイオ関
連銘柄のIPOが増えています。
(昨年10月以降、30社がIPO。:出所:野村證券金融経済研究所)
しかし、大半の個人投資家にとってIPOより重要なセカンダリー・マーケッ
ト(流通市場)での評価について、大半の銘柄が大幅に下落しているという事実
が全てを物語っているようにも思えます・・・・。
昨年後半から現在までのIPO銘柄の中で、唯一健闘しているのがPharmion
(IPO時の時価総額約3.5億ドル→現在13.2億ドル)。
バイオ関連銘柄について、IPO後、比較的値持ちのよい銘柄に共通する事業
の特徴として、何本かの新薬パイプラインをもち、かつ最終製品に近いところで
研究開発を行っている企業という面があります。
一方、ゲノム解析や遺伝子治療などの具体的な新薬パイプラインを持たない、
R&D型のバイオベンチャーの株価は、日本同様、芳しくありません。
余談が過ぎますが、ベンチャーキャピタルから出資を受けて、旧帝国大学あた
りの研究者を神輿(役員)に担ぎ、日立ハイテクノロジーあたりから最新鋭の分
析、解析装置を仕入れ、懇意の医薬品メーカーから研究受託をすれば、錬金術
(IPO)装置は出来上がりです。
さて、そーせいですが、国内に上場している他のバイオベンチャーと異なり、
?有望な開発パイプラインを複数持っていること。?内、2本(前立腺ガン治療
薬、尿失禁治療薬)は来期、外部医薬品メーカー向けマイルストン収益が期待で
き、来来期には2本上市(前立腺ガン治療薬、脳腫瘍治療薬)できる可能性があ
ること。?そして、?のシナリオが成就する可能性は比較的高いこと。から、マー
ケットでの同社のファンダメンタルズに対する理解が進めば、下値リスクは小さ
くなると予想しています。
さて、来週の相場展開予想ですが、日経平均についていえば、週初堅調、週末
不安というイメージです。
週初堅調を予想する理由は、?米国株の反発局面。?25日移動平均株価まで
のテクニカルな反発局面。を支持しているためです。
一方、週末不安を予想する理由は、?木曜日発表の6月の景気動向指数(内閣
府)の先行指数(DI)が予想外に弱い可能性があること。?25日、75日移
動平均株価上では一時的なブレが起こりやすいこと。を支持しているためです。
もう少し長期的な予想をいえば、遠くない未来に、また大波がくると予想して
います。
押し目買いを推奨。
◎海外マーケット動向チェック
http://www.10-minutes.com/
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【3】独断で答える銘柄質問
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相談銘柄を募集中です。
【銘柄名・銘柄コード】【買値】【株数】【購入理由】【聞きたい内容】
を簡単に明記してメールでお送りください。
今回は、火曜日発行予定の当メールマガジンで2銘柄、お答えします。
◎あて先
info@10-minutes.com
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【4】証券会社レーティング情報とコメント
注意:QUICKコンセンサスについて
レーティング付与しているセルサイドの評価を5段階に区分。
0が中立。2が最高。マイナス2が最低。
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●パイオニア(6773・東証1部)
終値2,410円(+55円)出来高2,292,000株(100株単位)
◆証券会社のレーティング
同社株について、セルサイド16社がレーティング付きカバレッジを行ってい
ます。
QUICKコンセンサスは7月29日現在+0.63→+0.38に低下。
・7/29野村證券は、投資判断を「2」→「3」としました。
・7/29日興シティグループ証券は、投資判断を「1H」継続としました。
目標株価は、4,200円継続としています。
・7/29ドイツ証券は、投資判断を「Buy」→「Hold」としました。
目標株価は、3,700円→2,450円としています。
・7/29三菱証券は、投資判断を「B+」継続としました。
◆同社HP
http://www.pioneer.co.jp/
◆コメント
◎1Q(4−6月期)決算、営業利益は前年同期比35%減益、50億円。
〜トップライン(売り上げ)を押し上げている製品ミックスはいいはずなのに、
肝心の利益はキャッチアップできず。
営業利益のコンセンサスは、前年同期比フラットからややアップサイド(最も
強気な予想では日興シティの103億円)でしたので、その期待を表面的には裏
切る内容となりました。
決算発表翌日の29日は、窓を開けて大幅な下落(−235円)となりました。
コンセンサスを下回った減益要因と今後の懸念について3点。
?ホームエレクトロニクス部門の予想以上の不振。営業赤字38億円。
→特にPC向けDVDドライブ、据え置き型オーディオが収益悪化。
?収益柱のカーエレ部門。カーナビ堅調、しかし高採算カーオーディオに陰り。
→カーナビは、HDD搭載型の新製品投入が遅れた影響もあり、2Q以降は、
さらに利益を牽引する可能性が高くポジティブ。
一方、カーオーディオの価格競争が今後も収益性悪化という形で数字に反映さ
れ続ける可能性がでてきたことはネガティブ。
?北米PDP在庫の増加
→全体の製品在庫は、前四半期比で197億円増の1,275億円。
会社側では、新製品(主に民生用DVDレコーダ、PDPテレビ、カーナビ)
の投入が6月末に集中した影響としています。
1Q業績を、利益面ではなく、売り上げ面にウエイトを置いた見方をすれば、
民生向けデジタル商品を中心に好調であり、特にPDPテレビは、国内、北米、
欧州でそろって同社の販売シェアは上昇しており、1Q末の在庫増は、積極的な
戦略としてポジティブにも受け取れます。
特に、国内向けのPDPテレビは、昨年以降、新製品投入が遅れ、松下、ソニー
にシェアをとられていましたが、7月以降は急速にシェアを回復しています。
(4−6月販売シェア12%→7月単月販売シェア20%)
しかし、注意が必要なのが、野村證券では、足元、北米の有力流通企業である
ベストバイを中心に、日系メーカーへの発注を絞りつつあると指摘している点で
す。
確かに、ベストバイやサーキットシティの1Q(3月ー5月)の既存店売上高
は、前年同期比10%増に近い好調な売り上げ増を記録していますが、足元では
ややスローダウンしつつあり、要注意かもしれません。
(ただし、スローダウンしているのはPCおよびプリンタなどの周辺機器で、個
人的には、意外とPDPなどの民生用デジタルは強いと予想しています。)
◎2Qこそ「利益」に注目。
〜株価の方向性は決まろう。
1Qの連結売上高は、前年同期で7.2%増加しましたが、2Qは前年同期で
15%程度の増加を予想しています。
この増収は、PDPテレビ、カーナビ、DVDレコーダが牽引することになり
ますが、利益がついてくるかどうかが注目です。
もし、2Q決算も1Q決算同様な内容(全体売上げ増であるものの利益率は低
下)なら、かなりネガティブであり、通期下方修正リスクは高まるとみています。
しかし、同社の収益柱であるカーエレ事業について、カーナビの新製品投入効
果があり、利益率も改善すると予想しています。
リスク要因として、既存トップラインであるホームオーディオ、カーオーディ
オ、DVDドライブについて、廉価メーカーとの競争激化に伴う販売シェア低下
や価格下落により、今後の収益性悪化は「明確」になっていることです。
これをオフセットして余りある収益を上記デジタル商品で稼ぎ出している姿を
2Q決算で株式マーケットにアピールできねば、同社株の下落トレンドもまた
「明確」になる可能性が高いと思われます。
◎投資判断
短期(3ヶ月以内)は突っ込み買い。
長期(1年以上)は買い。
トップラインのモメンタム自体は問題ないため、2Q決算への期待は依然とし
て高いと予想しています。
10月末の2Q決算発表に向けて、再び期待が高まる局面を想定して、短期突っ
込み買いを推奨します。
◆トレーディングベンチマーク
買いターゲットプライス:2,300円以下(ロスカット2,200円)
売りターゲットプライス:2,600円(窓埋めライン)
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【5】その他
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最終的な投資に関しては、ご自身の判断でなさるようにお願い致します。
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