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2007/02/22

洗顔からスキンケア【第79号】

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乾燥しにくい肌づくり


 こんにちは。

 春一番が吹いて、一気に春が来てしまうのかと思っていましたが、まだまだ
肌寒い日が続きます。暖冬といっても空気は乾燥しているので、お肌の乾燥へ
のケアは大切な時期ですね。

 気温が上がっても湿度は低いこの時期に、改めて「肌と乾燥」についてお話
したいと思います。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、再度知識を確認
する意味でもご一読ください。

   〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

       4つのポイントからまとめてみました。

   〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


1.肌の水分は、飲料を通じてカラダの中から摂るのが基本です。

 もちろん、肌は湿った空気からも水分を吸収する力はありますが、基本的に
は日頃私達が飲んでいる飲料からです。私達の体の70%は水分です。これを
細胞が吸収して、代謝のプロセスを通じて、肌の角質層まで到達するのです。
乾燥しているからとって、やたらと肌に水分をぺちゃぺちゃ付けることが乾燥
対策だと思われている方がいらっしゃいますが、根本的な対策にはなってはい
ません。お風呂にゆっくりつかったあとのしっとりした肌も、実は15〜30
分すると入浴前の状態に戻ってしまいます。健康な肌は、季節にかかわらず水
分を保ち、柔らかさを失わないのです。

2.肌には、水分を肌の内部に保持する機能があり、セラミドとアミノ酸が水
分保持のために大切な役割をしています。

 私達の肌は水分を逃がさないために大きく2つの機能を持っています。
 1)セラミドという大きな分子の脂が主体の成分が、ラメラ構造といって、
水と脂が交互に層状に並んだ構造をしていて、乾燥した状況でもある水分量を
脂質の間につなぎとめるようにできていることです。
 2)角質層のいちばん下の層から上の層にあがるときに、たんぱく質がアミ
ノ酸に分解されて、水に溶けるアミノ酸がたくさんできて、これらのアミノ酸
が角質細胞内で水と結合して、角質内の水分を保持する役目をします。天然保
湿因子(ナチュナル・モイスチャライジング・ファクター)と呼ばれる小さな
分子です。乾燥してぽろぽろとむけてしまう肌の病気などの角質層では、アミ
ノ酸の含有量がとても少なく、湿度の高いところにおいても健康な角質層と違
って水分を吸いません。また、老人の乾皮症の角質層でもその病気の程度が高
いほど、アミノ酸の量が低くなることがわかっています。
 水分をきちんとキープする健康な肌は、セラミドやアミノ酸などの肌自身が
持つ水分保持機能に携わる成分がきちんとあることが前提となりますし、ただ
あるだけではなく毎日ちゃんと働いていてもらわなければなりません。

3.肌の代謝をきちんとしたリズムで行うことが質の高い肌成分を作る。

 繰り返し代謝についてお話しましたが、セラミドやアミノ酸も肌の代謝機能
によって作り出されます。言い換えれば、代謝が上手に行われないと、肌の中
に、“中途半端なもの”ができてしまいます。中途半端とは、アミノ酸の例で
いうと、たんぱく質から水分保持機能を持つアミノ酸にきちんと分解されない
で、角質層まで到達してしまうことです。

 皆さんの中に、「肌は28日周期で生まれ変わっている」という説明を受け
たことがある方がいらっしゃると思います。肌のトラブルが起こると、肌はそ
れを治そうとして通常の周期より短く働き出します。これは、免疫機能がきち
んと働いている証拠なのですが、その結果、肌を守ろうと角質が厚く堅くなっ
たりします。(これを角質肥厚といいます)さらに、必要以上に継続して刺激
を与えすぎるとペンダコができたりします。また、先ほど述べたアミノ酸への
分解が不十分で、肌の水分保持力の弱い肌になったりします。

質の高いセラミド、質の高いアミノ酸をキープすることが、みずみずしく、ハ
リのある素肌づくりの基本です。

と言うことは・・・

28日周期の肌本来のペースで素肌づくりができる肌環境づくりがとても大切
だということになります。


4.リズムを乱す肌への刺激は、出来るだけかけないように心がける。

 刺激には、大きく2種類あります。
 
 ひとつは手やスポンジなどの物理的な刺激。最近はゴシゴシ擦ることの危険性
が少しずつ言われ始めていますが、一時期、スクラブ洗顔などの刺激を与えるこ
とのメリットが盛んに言われてことがありました。
血行を良くするマッサージなどはやり方を間違えなければ、代謝を良くするメリ
ットがありますが、気持ちがいいからといって肌を必要以上にゴシゴシ擦ると肌
はそのための防御をして、28日でゆっくり新陳代謝を行うところを急がせるこ
とになり結果的に肌成分の質を悪くしてしまいます。
 
 もうひとつが、化粧品の成分の問題。化学的な刺激と呼ばれるものです。洗顔
料の場合は、「アブラを落とす脱脂力」と「肌に優しい低刺激性」という相反す
る2つのテーマを抱えています。脱脂力を追求したものが洗剤です。合成界面活
性剤を多く使用することで、そのパワーを高めます。問題は、強すぎると角質を
溶かしたり、肌に必要な皮脂まで取ってしまい、バリア層が傷つきます。また、
被害にあった角質を元に戻そうとして、肌代謝の周期が早まり、肌の水分保持の
弱い肌を作る原因となります。
 結果的に肌がカサカサしたり、ひどくなるとアカギレになったりします。洗剤
を使う水仕事で経験されている方もいらっしゃると思います。逆に、肌に優しい
だけですと、きちんと落とすという洗顔料の本来の機能が働かず、その上からメ
イクをする習慣が続くと、肌トラブルの原因になることは想像がつくと思います。

  このように、「刺激」と「乾燥」には密接な関係があり、素肌を大切にしない
スキンケアをしていると、だんだんと乾燥しやすい肌になってしまいます。

    〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜 

 肌と乾燥についての正い知識を持ち、日頃のケアを通じて、「乾燥しにくい
肌づくり」を行いましょう。
 


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 また、肌の悩みなどございましたら
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