2008/11/10
★インド・ガネーシャ通信 NO.296★
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インド・ガネーシャ通信 NO.296
2008.11.10
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〜インドをもっと知りたい方 必読!!!〜 <2001年8月3日創刊>
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◆インドを旅したことはあるけれど、インドで生活している日本人はどんな
生活しているんだろう。もしかしたら、旅行者の知らないインドを知ってい
るかも!
◇マカイバリジャパンでは、ニューデリー在住20年以上になるニューデリー
オフィスの石井吉浩をはじめ、インドに駐在している日本人の方々が体験し
たインドを、様々な角度からお届けしております。
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こんにちは! マカイバリジャパンの石井です。
吉野 宏さんの原稿「インド最新事情(連載)第3回」
〜鉄道は国家なり〜の今日はNO.9です。
デリーに来ると朝の仕事前に近くの大きな公園に行きウオーキングと
簡単なヨガと瞑想をするのが習慣になりました。しかし、最近のデリー
の空気は悪くなり、冬になると風もないので空気がよどんできています。
夏の頃の暑さと、爽やかな風と清清しい空気が懐かしくなります。
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◇◆ ニューデリー駐在員便り ◇◆
byーニューデリー在住 吉野 宏
インド最新事情(連載)第3回
〜鉄道は国家なり〜 NO.9
≪2.2 2期計画 【その3】≫
2.6 ムンバイメトロ計画
インド西部マハラシュトラ州都ムンバイ(人口:1400万人)のメトロ計画。
マスタープランでは、
1期(2006年〜2011年)3路線合計延長62.1Km、
2期(2011年〜2016年)2路線合計延長19.9Km、
3期(2016年〜2021年)4路線合計延長62.8Km、
9路線総延長145Km(地上及び高架)の高速輸送システムを建設する計画。総
事業費1952.5億ルピー。1期の1号線と2号線はPPPベースで進められること
が決定している。1 号線Versova -Andheri -Ghatkopar 区間 11.5Km ( 全
て高架) 1 2 駅はReliance Energy Ltd.が事業権(総事業費約590億円)
を獲得して2008年1月工事をスタート。
事業会社として2006年12月Mumbai Metro One Pvt. Ltd.(出資比率:
Reliance Energy-Veolia Transportconsortiumが74%、州政府
MMRDA-Mumbai Metropolitan Region Development Authorityが(26%)が設立。
事業期間35年(5年間の建設期間を含む)同社の工事現場に掲げられている
宣伝文句;市民の為の施設、11.4Kmの旅、毎日60万人以上の乗客を運ぶ、運
行は毎日3.5分間隔、時間は90分から22分に短縮、東西を結ぶ始めての路線、
環境に優しい建設で樹木は植え替える。又、2号線Charkop-Bandra-Mankhurd
区間約32Km(全線高架),27駅については事業権の入札が現在進行中である。
2.7 ハイデラバードメトロ計画
インド南部アンドラ・プラデッシュ州都ハイデラバード(人口770万人、
2121年推定14百万人)のメトロ計画。政府側事業者として、中央政府の援助
を得てHMR−Hyderabad Metro Rail Ltd.が設立。市内に66駅(全て高架)を
3つのルートで結ぶ総延長71.16Kmの大量高速輸送システムの建設を目指して
いる。完成時期は2011年が目標。総事業費は118,140百万ルピー(約28.7億
ドル)でPPP(民活)案件(事業期間35年)としてプロジェクトは進行中。
●Miyapur=LB Nagar間29.87Km,27駅
●JBS-RTC X Road= Falaknuma間14.78Km,16駅
●Nagole=Ameerpet=Shilparamam間26.51Km23駅
民間パートナーを選定する国際入札の結果、Maytas Infra Ltd./
Navabharat Venture Ltd/Ital Thai ofThailand and IL&FS Ltd.コンソーシ
アムが一番札を取得して本件の実施母体であるSPVとしてMaytas
Metro Limited(MML)を設立。去る9月19日州政府(HMR)とMML間で
“Concession Agreement”と“Shareholders Agreement”が調印された
様である。
標準軌(1435mm)を採用し、平均時速34Km(最高時速80Km)、3〜5分間隔の
運行で完成後の予想乗客数は一日170万人。総事業費1200億ルピー。資金調
達は官民出資金が3割で融資が7割。ファイナンスクローズは今後6〜7ヶ月以
内が目標。同州は既に269エーカーの用地を手当てしている。本件の場合は、
入札結果融資部分は民間が全て手当てしてプロジェクト開発する初のケース
となる。
本計画の特徴は州政府の所有地を同時に商業開発するモデルともなっている。
さて、コンソーシアムメンバーの一員としてインドのメトロPPP案件にタイ
のItal Thai社が参画するが、同社はバンコックメトロ事業権入札で敗退して
いるのでインドでの活躍が注目される。2004年7月に開通したバンコックメ
トロは、当時、バンコックメトロPPP案件としてトンネル工事に円借款がつい
た所謂上下分離方式が採用された初の案件として注目された。尚、同社はデ
リーメトロ2期計画において地下土木工事の一部工区(BC24)を単独で受注
し現在工事を進めている。又、高村前外相が公表した本年度上期円借款5案
件の一つはハイデラバード外環道路建設計画(420.27億円)であった。
メトロはPPP方式(民活)、道路は円借款で同時に開発すると言うこの州政
府の手腕は極めて印象的である。因みに、ハイデラバード国際空港はPPP方
式(民活)で開発されて今年3月オープンとなっている。
2.8 その他のメトロ計画
2005年デリーメトロはケララ州の商都コチン(人口;約140万人)のメトロ
計画のF/Sを実施した。総延長はThirupunitha=Auva間25.253Km(全て高
架)、事業費は300億ルピー。2006年PPP方式で進めるべく民間パートナー
に興味を打診したが反応が悪かった。その他、デリーメトロはグジャラート
州商都アーメダバード(人口:約500万人)のメトロ計画(2つのラインで
総延長43.55Km)のF/Sを行なっている。今後の両案件の動向が注目される。
〜続く〜
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