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インド好きの方必見です!まだまだ日本人には不思議の国であるインドを、インド在住通算15年以上の著者がいろんな角度から紹介します。題して「インド・ガネーシャ通信」です。

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2008/10/12

★インド・ガネーシャ通信 NO.287★

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            インド・ガネーシャ通信         NO.287
   
                              2008.10.12

         http://www.makaibari.co.jp 
          tea@makaibari.co.jp 

   〜インドをもっと知りたい方 必読!!!〜 <2001年8月3日創刊>
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◆インドを旅したことはあるけれど、インドで生活している日本人はどんな
生活しているんだろう。もしかしたら、旅行者の知らないインドを知ってい
るかも! 

◇マカイバリジャパンでは、ニューデリー在住20年以上になるニューデリー
オフィスの石井吉浩をはじめ、インドに駐在している日本人の方々が体験し
たインドを、様々な角度からお届けしております。

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こんにちは! マカイバリジャパンの石井です。

3か月ぶりにインドから日本に戻ってきました。

8月、9月とデリーでは爆弾騒ぎがありました。
ショッピングモールも、映画館も、銀行も、ホテルも・・・・どこもかしこも
厳しい荷物チェックと身体検査でした。デリーも都会化してきています。以前
のようにのんびりとという生活ができにくくなってきました。

デリー在住3か月の間にブログにてデリーの遺跡シリーズをアップしてきました。
ムガール王朝についても触れました。今回の清さんの原稿はムガール王朝
5代目シャージャハンが建設したタージマハールについてです。
ブログと合わせてご高覧頂けましたら幸いです。
http://makaibari.tea-nifty.com/blog/


◆ “紅茶専門店スタッフのブログ:マカイバリ紅茶日記”
    こちらのブログもインド発です。
     ↓    ↓   ↓    
    〜インド駐在ブログ〜
  ・デリーの遺跡の(最終回) 10−4  番外編  イギリスの統治 
  ・デリーの遺跡 10−3  ムガール王朝(Mughal rule) 番外編  
    バハンダル・シャー・ザハー(Bahandur Shah Zafar)
         ↓     ↓     ↓
 http://makaibari.tea-nifty.com/blog/

 〜マカイバリ茶園訪問記〜
         ・森探索
      ↓    ↓     ↓     ↓
     http://makaibari.tea-nifty.com/darjeeling/

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◇◆ ニューデリー駐在員便り ◇◆           
                         
    
             byーニューデリー在住   清 好延
                               
 



 今まで館長は何回タジマハルを見物するためにUP州のアグラ市を
訪れたのだろうか。

 1961年の第一回の訪問は、日印親善学生使節団の時であった。
そのときはビビカマクバルの廟を見た後であったので、ムガルの人た
ちは皆こんな廟を死んだ夫人のために立てるのかとの感想を持った。

 家族で訪れたことも有る。月光のタジマハルに感動したことも有る。
会社の人たちと団体で訪れたことも有る。でも、一番多かったのがお
客を案内するいわゆるアテンドと称する観光案内であった。

 ガイドにもそれぞれ思い出がある。日本の製鉄メーカーの方々を案
内したとき、ガイドより通りがかりの12〜3才の子供がとても調子
よく一行に絡んでくれて、暑さも忘れて会話を楽しんだこともあった。
今頃彼はどうなっているのだろうか。

 何時行ってもタジマハルはタジマハルで変わらない。写真にならな
い。暑い。廟内が匂う。物売りがしつっこい。綺麗である。親しみが
ない。左右対称である。偶像崇拝を否定する回教の中での建物に対す
る規制はないのかとの感想。このままでは最終的には世界は回教徒の
廟や墓で埋め尽くされるのではないかと言う恐怖。

 変わったのは、世界遺産に指定され、いまや入場料と言うか拝観料
と言うかチケットが外人用は750ルピー(1875円)と高くなったこ
とであろうか。インド人観光客は20ルピー(50円)である。インド
人観光客と書いてあるのは、廟を信仰の対象としてのお参りや、祈り
を捧げてはならないという意味であろうか。又、持ち込める品物が限
定されれるのはテロ対策とはいえ味気ない世になったものである。で
も、カメラが許されているのは救いである。カメラ付きの携帯は不可
である。

素朴な疑問が有る。タジマハルの名前の由来である。

 ご存知、シャージャハンと言うムガルの王がその亡くなった夫人の
ために作った墓所である。その夫人は、19才のときに嫁ぎ、38才
で14人目の子供を生む時に亡くなった人もうらやむ多産系の夫人で
あった。彼女の名前はArjumand Banu Begumであり、ムムターズマハル
(Mumtz Mahal=宮廷の慈宝、ペルシャ語)と呼ばれていた。それで、
タジマハルと呼ばれるらしい。

 タジマハルの建設には22年(1631年から1653年)かかり、
その材料は、インド国内、周辺のアジアの国々から集められた。白色
大理石は、国内のラージャスタン産であり、、ジャスパーはパンジャ
ブから、ジェードは中国から、トルコ石はチベットから、ラピスラズ
リーはアフガンから、サファイアはシュリランカから、カーネリアン
(赤瑪瑙)は中近東からと28種類の宝石や貴石が白い大理石に埋め
込まれた。

 このインレイ技術を引継いだ大理石に貴石を埋め込んだテーブルトッ
プやお皿などがアグラの名物になっている。

 インドの回教徒は、デリーのジャママスジッド(Jama Masjid)とタ
ジマハルをお参りするとハッジ(イスラーム教徒が実践しなければな
らない「イスラームの五柱」の一つで、決められた時期にサウディア
ラビアのメッカで巡礼することです。日本語では「大巡礼」とも呼ば
れています。それを行うと一人前になり、それなりの帽子をかぶる。)
に成れると言うローカルルールがあると聞いたことが有る。インディ
アンハッジである。そのため、タジマハルをお参りする回教徒が多い
が、祈りを捧げる人は見当たらない。

 これからも何回かタジマハルを訪れることになるのだろうか。訪れ
るたびごとにタジマハルは変わらないが、館長が変わってきている。
アグラ城からタジマハルを望んだときに感じた感激も、いまやアグラ
城まで行ってこの白亜の廟を見る気力もない。後ろを流れるヤムナ川
を越えて向うの黒い廟を自分のために作ろうとしたシャージャハンが
残した土台跡に感慨を馳せる気も昔と違っているようである。丸ビル
の何倍かとの感慨もいまやその丸ビルがないのであるからして・・

 でも何回訪れてもそれなりの興感と感慨があるのであるから、タジ
マハルもなかなかのものである。堂々たる世界遺産である。富士山に
登らぬ馬鹿と、二度登る馬鹿と言う言い方が富士宮にはあった。館長
は3回登っている。

                          以上


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発行人:石井 洋子

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〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北5−17−12
tel 03−3338−6718/6719
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