2010/01/04
[disaster-i News]2010/01/04 No.125
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●ある自然災害科学研究者の活動●[disaster-i.net News]
2010/01/04 No.125
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◆ 年頭のご挨拶 ◆
謹んで新春のご挨拶を申し上げます.
年頭の私の気持ちを表しますと,以下のような言葉になるでしょう
か.いささか陳腐ではありますが・・・
【人間万事塞翁が馬】
【臥薪嘗胆】
本年も,皆様のご指導,ご鞭撻をいただければ幸いです.
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【目次】
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■ ワークショップ企画や災害調査に役立つ地域調査演習
■ 月刊「地理」は著者割引でお買い求めいただけます
■ ワークショップ関係の論文を公開
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2010年1月 3日 (日)
■ ワークショップ企画や災害調査に役立つ地域調査演習
古今書院から刊行されている月刊誌「地理」の2009年1月号から,
「ワークショップ企画や災害調査に役立つ地域調査演習」という連
載記事を掲載させていただいておりましたが,同12月号で完結しま
した.記事の一覧を以下に挙げます.
1. 防災ワークショップとは,月刊地理,古今書院,Vol.54, No.1,
pp.46-53.
2. 地域調査の基礎資料をさがす,月刊地理,古今書院,Vol.54,
No.2,pp.49-53.
3. 対象地域の位置と人口の概要,月刊地理,古今書院,Vol.54,
No.3,pp.112-116.
4. 対象地域の略図を作る,月刊地理,古今書院,Vol.54, No.4,
pp.91-95.
5. 地域の自然条件を調べる その1 地形,月刊地理,古今書院,
Vol.54, No.5,pp.107-114.
6. 地域の自然条件を調べる その2 気象/河川,月刊地理,古
今書院,Vol.54, No.6,pp.76-81.
7. 対象地域の自然災害に関する調査 その1,月刊地理,古今書
院,Vol.54, No.7,pp.113-115.
8. 対象地域の自然災害に関する調査 その2,月刊地理,古今書
院,Vol.54, No.8,pp.112-115.
9. 現地での調査,月刊地理,古今書院,Vol.54, No.9,pp.111-1
16.
10. 現地での調査 その2,月刊地理,古今書院,Vol.54, No.11,
pp.51-55.
11. 聞き取り調査,月刊地理,古今書院,Vol.54, No.12,pp.92-9
8.
「これのどこが住民参加型ワークショップのやり方なんだ,難し
いことばかり並べやがって」と,不快に思われる方もいるかもしれ
ません.私の立場は,連載のはじめに書きましたので,以下に挙げ
ておきます.
ちなみに,私なりの「ワークショップのやり方」については,昨
日の記事で紹介した下記文献がそれにあたります.
牛山素行・岩舘晋・太田好乃,2009:課題探索型地域防災ワークシ
ョップの試行,自然災害科学,Vol.28,No.2,pp.113-124.
http://www.disaster-i.net/notes/2009JSNDS28-2.pdf
なお,この連載は,再構成して著書として刊行するべく,ただい
ま準備中です.2010年夏ころまでには刊行される見込みです.
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●連載のはじめに
この連載記事は,広い意味での住民参加型防災学習活動(防災ワ
ークショップ,DIG,図上訓練などを広く含む)を企画する立場の人
が,企画立案にあたって対象地域について理解を深めるために行う
地域調査の方法について解説するものである.「防災ワークショッ
プのやり方」ではなく,「防災ワークショップをやるための事前調
査のやり方」についての記事である.同時に,本連載の内容は,災
害発生後に行われる災害調査に際して,対象地域の概要を調べる場
面でもほぼそのまま利用できるはずである.あるいは本誌読者に対
しては,「初歩的な地誌作成の手引き」という説明の方がご理解を
得やすいかもしれない.読者の専門分野はあまり限定せず,防災ワ
ークショップの企画や,災害調査に携わるほぼすべての人が対象と
考えている.したがって,本誌読者にとってはあまりにも常識的な
内容も含まれるかもしれないが,地理を専門としない人に対する説
明資料の一つとしてご一読いただければと考えている.
すでにワークショップ企画を経験された方の中には,「ワークシ
ョップをやるために,対象地域についての調査なんて必要なの?」
と思われる方もいるかもしれないが,筆者は「程度の差はあれ,絶
対に必要」と断言する.防災ワークショップは,「どこでも同じよ
うな方法で,素人でも簡単にできるイベント」ではない.災害とは,
地域固有の災害に対する「素因」(地形,気候,人口など)に,引き
金となる「誘因」(地震動,豪雨,津波など)が作用して発生するも
のである.したがって,災害を対象としてワークショップ等の取り
組みをする以上,それぞれの地域の災害に関わる特性(素因)を知っ
た上で行わなければ,せっかくの取り組みが深まらないばかりか,
場合によると災害科学的な知見から見て誤った見解を,「参加者の
合意事項」としてとりまとめてしまう危険性すらはらんでいると思
う.防災ワークショップ企画には,入念な情報収集と準備が必須で
あると筆者は考える.本連載は,その準備のための参考資料を目指
している.より実践的な資料とする意図から,本連載では各節ごと
に,説明した事項を報告書等にとりまとめることを想定した「演
習」とその「作例」,補足説明としての「解説」を掲載することに
している.
地域調査は,それ自体を目的とすることも可能で,深めようと思
えばいくらでも深められる.しかし,本書で目指すのは,あくまで
も防災ワークショップの企画や,災害調査の導入部で,対象地域の
概要を簡潔に把握するための地域調査であり,そのための必要最小
限の内容を紹介しようと考えている.読者によっては,物足りなく
感じることがあると思うが,それぞれの専門分野や調査の目的に応
じて,深めていただければと考えている.
現代の日本は,災害あるいは防災に関する様々な情報の整備が著
しく進んでいる.これらの情報を最大限に活用し,単なる思いつき
に過ぎない「気づき」からは卒業することを目指すべきではないか.
災害による被害軽減を図る上で,本連載が役立てることを祈念して
いる.
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■ 月刊「地理」は著者割引でお買い求めいただけます
前記事でご紹介した,古今書院の月刊「地理」ですが,当方の連
載記事が掲載されている号については,以下の方法で送料無料・著
者割引(\960)にて購入が可能です.牛山までご連絡いただいても対
応できなくはありませんが,大変時間がかかってしまうことが予想
されます.なるべく以下の方法をご利用いただきますよう,ご協力
いただきますようお願い申し上げます.
●著者割引購入方法
* seki@kokon.co.jpまでメールにて御連絡下さい.
* メールの件名は「月刊地理注文」としてください.
* 割引条件は,以下の注文フォームを利用した場合に限ります.
* 注文受付時に返信メールが届きます.代金は、本に同封されて
くる郵便振替用紙で後払いになります。1週間以内に古今書院様
に送金願います
-----<注文フォーム>-----
著者(牛山素行)からの紹介にて,「月刊地理2009年<希望月を入力>
月号」を注文いたします.
○送付先
郵便番号:
住所:
電話番号:
お名前:
冊数: 冊
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2010年1月 2日 (土)
■ ワークショップ関係の論文を公開
下記の論文等をPDFで公開しました.
牛山素行・岩舘晋・太田好乃,2009:課題探索型地域防災ワークシ
ョップの試行,自然災害科学,Vol.28,No.2,pp.113-124.
http://www.disaster-i.net/notes/2009JSNDS28-2.pdf
筆者がここ数年各所で行ってきた,住民参加型の防災ワークショ
ップの方法論を取りまとめたものです.筆者はこの種の取り組みを
賞賛する立場をとっていません.しかし,有益なツールのひとつで
あるとは確信しています.筆者なりに考えた,有益なワークショッ
プの試行錯誤過程の中間報告的な文献となりました.
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ある自然災害科学研究者の活動[disaster-i.net News]
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発行人:
静岡大学防災総合センター 准教授 牛山素行
http://disaster-i.net/
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