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2003/02/26

月刊ボードゲーム通信81号 「マンハッタン」

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 月刊ボードゲーム通信81号 「マンハッタン」

 ついに月刊化したメールマガジン、今回は「マンハッタン」を取り上げます。
頻度が約4分の1になって、内容は4倍に・・・なりません。
書く手間というよりは、ネタ切れのためですので御了承ください。

 一応2−4人用のゲームですが、ここでは4人プレイを前提にして話を進めていきます。
というか、2、3人プレイでの「マンハッタン」はいまいちな気がします。
他プレイヤーとの兼ね合いや運(建設カード)の要素があり、深く考えないでプレイしても楽しめるゲームですが、
プレイヤーの関与できる範囲内での「勝利への道」を探ってみます。

 まず、いくら効率のよいビルパーツの置き方がわかっていても、建設カードが無くてはどうにもなりません。
次に引く確率は約9分の1なのであまり当てにせず、手元にあるカードを元に戦略を立てたほうがいいでしょう。
細かいことを言えば、使用されたカードや、他プレイヤーの持ちカード−高くなったビルから推測(笑)−によって、
多少は残りカードの種類が予想できるので、いくらかは計算に入れてもいいかもしれません。
ルールに特に記述が無いので、使用したカードは常に全プレイヤー参照可能だと思います。
 
 「エルグランデ」では、行動の際「獲得ポイント/投入騎士数」をいくらかは目安にできますが、
「マンハッタン」で同じような計算はしにくいです。
上に書いたように建設カードによって行動が制限されているうえに、パーツの重要度が異なるからです。
4階建てを1個置くよりは、1階建てを4個置くほうが効率的ですが、大きさにかかわらず1個ずつしか置けないので、
他プレイヤーへの影響力を考えても、4階建ては1階建てより幾分大事です。
この「幾分」というのが微妙で、単純に4倍の価値ではないのが計算を困難にしています。

 最後に何を得点源にするのがよいか、という点について。
「1番高いビル」は目立つ上に、なんとなく気分がいいので、私は好きなのですが、勝利のためにはあまり拘泥しないほうがいいでしょう。
1ラウンド目にしてゲーム中逆転不可能なビルの所有が確定し、確実に12点が計算できるなら別ですが、それはほとんど不可能です。
ひとつのビルに集中すると、どうしても全体としての効率は悪化してしまいます。
自分が最終手番のラウンドは、他プレイヤーの干渉を考慮しなくてもよいので、狙ってもいいとは思います。

 「各都市のビル王」は、結果としてなるのはともかく、積極的に狙う物ではない気がします。
6都市に4人ですから、2つの都市を制圧?できればいいといえます。
2つの都市に集中してビルを建設すれば、無駄が無く効率的に思えるかもしれませんが、実際にはリスクのほうが大きいです。
必ず競合する都市ができますし、その場合集中しすぎていると保険が無いので敗れたときが悲惨です。

 というわけで、やはり「所有するビルの数」を得点源にするのが、地味ですが効果的です。
結果的に「各都市のビル王」にもつながりますし、分散させることによってカードの引きにも対応しやすくなります。
他プレイヤーの得点を消す行為は、ビルが高くなる上に、敵の数を減らして自分の数が増えますから、
「各都市のビル王」にもつながりいいことずくめに見えます。
しかしながら当然置かれたプレイヤーの反撃にあいやすいですし、早めに得点を稼ぐのは得策ではありません。
何せいざ目標にされた場合、団結すれば3倍の行動力があるのですから、ちょっとした優位などすぐ吹き飛ばされます。
それよりは、一見あまり効果の無いところにビルを建てていき、最後に沢山得点できる可能性を増やすべきでしょう。
最終ラウンドに限っては、手を広げるよりは得点に集中したほうがいいかもしれません。

 ここまで書いてきましたが、実際には他プレイヤーの理不尽(と思える)行動に自分の行動も左右されがちです。
ゲームを楽しむ、という観点から見ると一喜一憂しながら進めていくほうがいい気もします。
長期的視野で進めていっても勝てるとは限りませんので、その点はあしからず。(記事の意味無いやん・・・)

「マンハッタン(Manhattan)」 / Hans im Gluck / A.Seyfarth(作)
  2−4人 / 60分 / 1994年
金七の個人的評価:4(明らかに長期的視野を欠いたプレイヤーです)

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