ビバ!弦楽四重奏 by ザ・芸者ストリングス  RSSを登録する

女流奏者の弦楽四重奏ユニット「ザ・芸者ストリングス」がプロの視点から弦楽四重奏の魅力をたっぷりお届けします。曲や楽器の紹介から、練習ポイントや日々の思い、業界の裏話まで楽しい内容です。

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2004/11/09

ビバ!弦四(Vol.66)災害時における音楽

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│              ビバ! 弦楽四重奏 by ザ・芸者ストリングス                  
└(Vol.66 04/11/8) ────────────────────

すわ、廃刊かと思われた皆様も多いくらい日が空いてしまいました。ごめんな
さい。
今、自然が脅威です。とくに地震。新潟には神戸の震災を経験した多数のボラ
ンティアが訪づれているそうです。その気持ちをきちんと生かせるようなしくみ
がちゃんとできるといいのに。現場で結構ばたばたしてる状況をテレビで見るに
つけ、思う靖奴です。

とちょっとかたく入ってしまいましたが、そんな気持ちは芸妓たちも一緒、さて、
今回は災害時における音楽についてです。

■紅玉より
本当に被災者の皆様にお見舞い申し上げます。励みや元気が出る歌詞の歌など聞
いて、明日に向かって欲しいです。

■晶より
戦争に対しての音楽なら、そのものを題材にした曲がたくさんあるのですが…。
災害となると、うーん、バッハの曲を思い浮かべますかね。怒りの矛先が見当た
らず、悲しみにくれるわけにもいかず、何かに救いを見い出したい時。うーん。
バッハは不思議で、心をはめなおしてくれるというか、色んな思いを昇華してく
れるというか、自分を基本型に戻してくれるというか、なんというか、光がある
ように思えます。ほかのものは、自分が地面の上に立っていることを思い知らさ
れるような。いや、それはそれでいいですけど!

■春奴より
タイタニック号沈没時、豪華客船には音楽がつきもの。弦楽四重奏団がいて最後
の最後まで楽器を演奏していていたという話があります。
(このエピソードを元に映画が作られたそうな)人間パニック状態に陥った時ど
こからか聞こえてくる音楽に随分癒されるんじゃないかと思います。

台風がきても地震がきても手元にヴァイオリンがあり自由に動ける体があれば弾
きたいなと思うのですが、地震で建物が倒壊して楽器が粉々になったらどうしよ
う?とか真っ暗で水も出ない状況で楽器を奏でる精神状態になるだろうか?とか
いろいろ考えだすときりがないのが現状です。

災害のニュースを見るたびにまわりに音楽があって平和に暮らせる事の大切さを
感じ災害の時に一番先にいらないと切り捨てられるのが音楽、じゃなく災害の時
に一番必要のものが音楽というような日本になってほしいと思います。

■雪之丞より
本当は震災時に音楽がどんな働きをするのか?を書くべきなのだろうけど。
私は幸いにしてまだそういう事態にであったことがないので、いつか来るだろう
と思われる大地震に関して自分がどうするのか想像してみた。

いつ大地震が起こるかわからない今日この頃。
常に考えているのは震災時における楽器の確保だ。
私の家は震度2でさえもかなりゆれる。
夜中などに地震が来た時はまず「あ、楽器!」と思い楽器のありかを確認。
ベットの下に避難(?)させたりしてみる。

で、災害時に楽器と共に生き残るのが一番だが、その瞬間どこにどうしているか
なんて誰もわからない。
なので、これは万が一楽器と共に生還したときの話だが。
なんとなく、楽器さえあれば生きていけるような気がいているのだ。
そんなこと、今寒空の下で暮らしている人々にとって「なにをそんな甘いことを」
と思われるだろし、実際自分がそうなったら楽器など放り出して生きるためだけ
に力を使うかもしれない。

けれども、何かあったとき、そこに楽器があれば、誰に聞かせるとかではなく自
分は楽器を弾いているのではないかと思う。
それが周りの人にとってうるさいと感じるのか、何か心を癒すのかそれは想像も
つかないけれど。
そしてもしそこに楽器がなかったら、それが一番の喪失感を感じると思うではな
いかと思う。

で、震災時の音楽というが、実際阪神の大震災にしろ今回の新潟中越地震にしろ人
々は音楽によって何か癒されるのだろうか。
音楽よりも暖かい食べ物をほしいと思うのだろか。
そればかりは人にもよるだろうし、被災者になったことのない私にはわからないし
、何とも言えない。
もしかしたらある人には音楽に癒されるかもしれないし、ある人には苦痛になるか
も知れない。 

でも、そのなかで、音楽が何かしら、誰かの心を癒すなら、というより、自分は目
的がなくても楽器を弾き続けているだろう。それしか出来ることないし。
それにはなんとしても楽器と一緒に生き延びなければ。
 
この前那須から東京に帰ってきたとき、東京がグレーに見えた。
そしてマンションの乱立に同じ建物に何十人、何百人の人々が住んでいることにす
ごく違和感を覚えた。
ここに大地震が起こったら。。
想像しただけでも恐ろしい。が、そこに暮らすしかないのだから、ちゃんと「いざ
!」というときの心構えをもって生きなくては。
で、楽器はどこに置いたら一番安全なのだろう・・・・・

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芸妓たちの気持ち、楽器を弾いていたい、災害時に音楽が何かしら意味があって
欲しい。そんな願いが切々と感じられたのではないでしょうか。弦四ビバビーバ! 

ザ・芸者ストリングスのサイト => http://www.yasuyakko.com/  
ぜひ見にきて下さいね!
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│インターネットの本屋さんまぐまぐを利用して配信しています。            
│ http://www.mag2.com 
│発行者:ストリングスマネージメント靖奴 
│                   前嶋靖子 yasuyakko@yasuyakko.com 
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