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2007/12/03

確定拠出年金(日本版401k)情報

┏━★確定拠出年金(日本版401k)情報★━━━━━━━━━━┓

  ■厚労省の確定拠出年金・改正要望案の背景と内容

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2008年度の税制改正に向けた、「確定拠出年金関係税制改正要望」について、
厚生労働省案をご案内致します。


厚生労働省は、企業年金研究会(厚労省年金局長配下で企業年金制度の施行
状況を検証)で論議された意見を参考に、2008年度の「確定拠出年金関係税制
改正要望案」を発表しました。

企業型確定拠出年金(以下「企業型」)の拠出限度額は、公的年金と企業年
金とを併せて、退職前所得の6割を確保する水準を勘案し設定されています。

ところが、現状の企業型(他の企業年金なし)の平均掛金額は12,833円と、
拠出限度額46,000円から大きく乖離しています(厚労省発表 平成17年度)。

また、拠出限度額まで掛金を拠出している比率は、「他の企業年金なし」で
4.9%、「他の企業年金あり」でも3.8%と、極めて低い水準にとどまっています
(厚労省発表 平成19年3月現在)。

この原因として、実際の掛金拠出では給与比例方式による掛金設定が9割を
超え、その多くで年功序列的部分を重視した賃金カーブを採用していること
が考えられます。この結果、若い世代を中心に掛金の設定が拠出限度額より
も低い水準となっています。

これらのことから、従業員の老後の所得確保に係る自助努力を支援する方策
として、個人拠出(マッチング拠出)の必要性が強く打ち出されました。

今回発表された要望案は、以下の3つのポイントに集約されています。

1.企業型における個人拠出の容認

現在、企業型においては、個人拠出が認められていませんが、現行の拠出
限度額(他の企業年金がない場合:46,000円、他の企業年金がある場合:
23,000円)の枠内、かつ、事業主掛金を超えない範囲で、個人拠出を認め、
これを所得控除の対象とする要望案が出されています。

参考までに日本の確定拠出年金のモデルになった米国の401(k)プランでは、
個人拠出が任意で認められており、限度額は年間15,500ドル
(月間約1,291ドル)となっています(2007年現在)。

2.個人型確定拠出年金(以下「個人型」)の加入対象者の見直し(枠の新設)

確定給付型の企業年金がある場合で、企業型を実施していない企業の従業員
については、従来、個人型の加入を認めていません。要望案ではこれを認め、
「他の企業年金あり」の企業型と同様に、限度額を23,000円とすることを提案して
います。

3.個人型の拠出限度額の引き上げ

個人型(他の企業年金がないサラリーマン)の拠出限度額を引き上げる要望案
も出されており、現行の18,000円から「他の企業年金あり」の企業型の限度額
と同じ23,000円に引き上げようとする案です。

その他に、確定拠出年金等の積立金に対する特別法人税(2007年度末まで凍結)
を撤廃する要望も行う予定です。

なお、以前から改正要望案として提出されていた下記の案件も、一括審議の予定
となっています。

・企業型の資格喪失年齢(加入可能年齢)の引き上げ(平成21年4月施行予定)

・確定拠出年金に係る中途脱退(中途退職時の脱退一時金の請求)要件の緩和
 (平成21年4月施行予定)

・確定拠出年金に係る運用商品の除外に係る手続きの緩和
 (平成20年4月施行予定)

以上、改正要望案についてご案内してきましたが、今後も税制改正の成り行き
について、引き続きご紹介させていただきます。
                                 以上

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