2003/10/15
職人の遺してくれるもの消えていくもの
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「職人の遺してくれるもの消えていくもの」
2003.10【第28誌】
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■話の目録
│
├─● 最新情報┬遊び心の とき時”アート展【パルティーレ 作る創る会】
│ ├エノケンとレビューの時代【江戸東京博物館】
│ └お江戸のガイドブック 江戸名所図会【すみだ郷土資料館】
│
├─● 祭事情報┬べったら市【宝田恵比寿神】
│ ├一の酉【鷲神社】
│ └二の酉【鷲神社】
│
├─● 職人長屋┬幻灯洋洋【ひとりごと】
│ └本の中の職人話 【永 六輔著「職人」岩波新書 464】
│
├─● 食の職人─食の老舗をご紹介【今月の逸品 美味しいお米隅田屋商店】
│
└─● 昭和30年代ある日の下町情景 【開けっぴろげのご近所付き合い】
◇最新情報
●遊び心の ”とき時”アート展
秋灯りに誘われてあなたの灯りみつけませんか?
墨田区内で物作りを営む異業種交流から生まれた職人さんの会が毎年、各々業種
は違うが統一のテーマを決め新しい作品を作成し展示会を催しております。今年
は灯りをテーマに会場全体を落ちつきあるモダンなムード満点の秋を演出してお
りまず。
※10月16日(木)午後5時10分 NHK首都圏ニュースで「特集」として作成過程か
らが放映される予定ですので是非ご覧下さい。
開催場所:墨田区役所内1F すみだリバーサイドホールギャラリー
開催期間:10月13日(月)〜19日(日)
開催時間:午前10時〜午後6時(最終日は午後3時まで)
※10月18日(土)午前11時 テレビ東京「ワザあり!日本の旅」で4業種が放映紹
介されますのでこちらもご覧下さい。
パルティーレ 作る創る会 http://tukuru.gr.jp
●エノケンとレビューの時代
10月3日(終了)1ポスターに見るエノケンの足跡
10月10日(終了)2エノケンを取り巻く作家たちその1 川端康成
10月17日 2エノケンを取り巻く作家たちその1 川端康成
10月24日 3浅草オペラからレビューの魅力
10月31日 4エノケンとレビューの魅力
※企画展「東京流行生活展」〜11月16日まで
江戸東京博物館 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/index.htm
●お江戸のガイドブック“江戸名所図会”でたどるすみだの名所」展
開催場所:すみだ郷土資料館
開催期間:〜11月9日(日)
休館日:月と第4火
入館料:100円
問い合せ:03-5619-7034
すみだ郷土資料館 http://www.city.sumida.tokyo.jp/~kyoudobunka/
◇祭事情報
●べったら市【宝田恵比寿神】
期間⇒10月19日(日)〜20日(月)
場所⇒中央区日本橋本町3‐10‐11
交通⇒地下鉄日比谷線・小伝馬町駅徒歩5分
問合せ⇒べったら市保存会 TEL 03-3663-7084
●一の酉【鷲神社】
期間⇒11月8日(土)
場所⇒東京都台東区千束3-18-7
交通⇒東武伊勢崎線・地下鉄浅草駅徒歩18分
地下鉄日比谷線入谷駅又は三ノ輪駅より徒歩15分
問合せ⇒鷲神社 03-3876-1515
●二の酉【鷲神社】
期間⇒11月20日(木)
場所⇒東京都台東区千束3-18-7
交通⇒東武伊勢崎線・地下鉄浅草駅徒歩18分
地下鉄日比谷線入谷駅又は三ノ輪駅より徒歩15分
問合せ⇒鷲神社 03-3876-1515
◇職人長屋
●幻灯洋洋【ひとり言】
秋、私の一番好きな季節。ここ数ヶ月、時間の経過を意識することなく夢中で過
ごしてきた。その顛末がメルマガの連続遅配、何とか体制を取り繕うと自分なり
の努力(自分で言うのも・・・)久々の15日発行へこぎつけた。
普段、生意気にも「出来ない。やろうとしない。理由は自分に言い訳をしている
からだ・・・」などと大層なことを言いながら仕事をしている。俺は仕事の量が
違うから・・・?遅れてもしょうがない。もう、言い訳をしている自分。
本気で全力投球しているつもりでも結果は予定よりも遅れる。自分自身能力の低
下、いやいや元々能力などと言える物は持っていない。
「職人は頭で考えるんじゃねぇ 躰で考えるんだ」永六輔さんの書いた職人の話
を思い出す。
「俺は職人の看板と躰張って生きているんだ」と啖呵をきり生きてきた血気盛ん
な過去を思いだすようにもなった自分。
●本の中の職人話 【永 六輔著 「職人」岩波新書 464】
今回は趣向を変えてこのメルマガをご購読していただいている皆様に、本の紹介
をさせていただきます。知っている方も大勢いるかもしれませんが勝手に宣伝を
しようと考えた企画です。
ここでまた、何で?と思われるかも知れませんので解説(言い訳)を職人の遺し
た言葉「職人衆語録」今の時代だからこそ読んでほしい、見てほしい言葉がたく
さん出てきます。良いものはいい身の回りの人に勧めるこれが下町育ちの考えで
す。
おまけに、大きなおせっかい。何で宣伝をするか?隣同士のよしみです。何が隣
かって永六輔さんのご実家のお寺(浅草)と実家のお寺が隣同士!!まだある、
TBSラジオ土曜ワイドという番組で永六輔さんのパートナー役の外山アナウン
サーのご実家、向じま 言問団子さんは仕事でもお世話になっています。
そんな身勝手な解釈と本当に読んでほしい一冊の意味も含め紹介をさせていただ
きました。
「苦労なんて耐えるものじゃない。苦労は楽しむものです」
「いいかい、仕事は金脈じゃない、人脈の中から金脈を探せよ。
金脈の中から人脈を探すなよ」
「和菓子の職人ですが、いつか、見惚れて喰うのを忘れるような、
そんな和菓子をつくってみたいですね」
永 六輔著 「職人」岩波新書 464 680円
◇食の職人
●食の老舗をご紹介【今月の逸品 美味しいお米の隅田屋商店】
収穫の秋、米の文化とも言われるくらい日本に無くてはならないお米を手がけ創
業100有余年、米の味を壊さないよう精米にこだわり厳選された原料玄米を昭和
26年製旧式循環式精米機を使用し循環式精米機を天候や気温、湿度等を総合的に
判断しお米にあった最適の精米度合に仕上げる技術はまさしく職人技。
※26年製旧式循環式精米機に最新式の色彩選別機を取付、食味を落とす小さな未
成熟粒を取り除くことも味の秘訣です。
美味しいお米の隅田屋商店 http://e-sumida.gr.jp/sumidaya
◇昭和30年代ある日の下町情景
●狭くて広い、むこう三軒両隣!?【開けっぴろげのご近所付き合い】
よく、何処からともなくいろんな物が来るのも下町ならではの現象、多く作った
から食べてと煮物が届いたり、田舎から届いたからリンゴあげると持ってきてく
れたり、明日、潮干狩りに行くから子供ら一緒に連れてってあげるからと誘われ
る、自分の子供も近所の子供も同じ扱いをしてくれる。
仕事でこれから草加の方へ行くから釣竿持ってうちの子と一緒に荷台に乗って行
きなと四家族位の子供ばかり十人位を乗せて釣りが出来るところへ連れて行って
くれる。こんなことも、日常のことでよくお世話になりました。
間違ったことをすると他人の子供も容赦なく叱る、これも、当たり前でした。場
合によっては、ゲンコツをもらい痛い思いもしました。良いこと、悪いことを皆
が教えてくれていた。誰かしらから、何らかの声がかかる。子供だから、怪我も
するが、それほど大きな怪我をした者は少なかったのは、何らかの警告を与えて
くれていたからかも知れません。
当時、かなり危ない遊びで屋根伝いに何処までいけるかを競う遊びをしていた時
期がありました。家はほとんど平屋でしたから簡単に屋根に上がれる家から初め
て、隣の家の軒先に足をかけてどんどん進んでいくと言う遊びなども流行ました
が、落ちて怪我をした話は聞いたことがありませんでした、後で複数の親からま
とめてお灸をすえられて誰も再挑戦するものはいませんでした。
これなど、危ない遊びをしていることを町内の多くの人たちが知っていて、ころ
あいを見計らい、ここと言うところで止めさせることを心得ていたのかもしれま
せん。晴れた日、近所の家などで洗濯物が干してあり、天候が急に変わりだし急
に雨が降り出して家が留守の時、近くにいるものが変わりに取り込んで置いてや
るのも当たり前、家の鍵など昼間はほとんど掛けていない家が多いのも古きよき
下町の特徴のような気がします。
だから、このような場合も勝手に入り込むことが出来た訳です。こんな状態なの
に昭和四十年後半まで、泥棒にあったと言うことは町内で一軒もありませんでし
た。これも、付き合いの密度の関係で、開けっ広げの生活なのに隙が無かったの
ではと思います。とにかく隣近所のことをみな良く知っている。今風に言えば、
情報の共有が進んでいたのかもしれない。
まぐまぐ文庫「おーぃ だれかいるかぃ」
下町雑感
ちゃぶ台が家庭の中心、おすそ分け
醤油や味噌の貸し借り
勝手知ったる他人の我が家 より、一部紹介
※まぐまぐ文庫 http://www.mag2.com/bunko/
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